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竹 — 環境に配慮した自然のパッキングソリューション

地域に根付いた、再生可能な生分解性素材

紙とプラスチックは、梱包材に最も広く使われている素材かもしれません。しかし、素材となるのはそれだけではありません。 デルは、特定のデバイスを保護するため、他社に先駆けて竹の使用を始めています。 イネ科の中でも特に大きく成長する竹は、食品から床板まで、あらゆるものに利用されていますが、今や持続可能なパッケージングソリューションにも使われるようになりました。 デルは、中国で生産されるすべてのノートパソコンを含め、多くの軽量な製品の緩衝材として竹を使用しています。
竹 — 環境に配慮した自然のパッキングソリューション


課題  解決策  メリット 
課題:

デバイスの梱包材としてよく使用される発泡スチロール、段ボール、成形紙パルプに代わり、より環境に配慮した素材を見つける
解決策:

森林管理協議会の認定を受けた、持続可能な竹の梱包材
メリット:

強度がある、再生可能、土壌の健全性を促進する、製造現場の近くで採取できる、生分解性、堆肥にできるという認定を取得済み

素材として竹を選んだ理由

竹の梱包材は環境に与える影響を低減して、地球の健全性を推進します。 竹を素材とするデルの梱包材がお客様に納得していただける理由は、いくつかあります。

  • 地域に根付いている — デルの梱包材に使用される竹は、デル製品の製造工場の近くに生育しているものです。 そのため、梱包材に関する二酸化炭素排出量を削減できます。
  • 成長が早い — 竹は世界で最も成長が早い;,ng植物です。 1日に最大24インチ(約61 cm)伸びることもあります。 わずか3~7年で収穫でき、広葉樹よりはるかに早い収穫が可能です。 そのため、竹は再生可能性が高く、発泡スチロール、段ボール、成形紙パルプに代わる優れた素材となります。
  • 強度があり、耐久性に優れている — 竹は伸ばしたり引っ張ったりしても、鋼鉄のように大きな負荷に耐えることができます。ボートや建築用の足場など、強度と柔軟性が求められるものに使用される理由もそこにあります。 これほど丈夫な竹なら、IT機器も効果的に保護できることは確かです。
  • 環境に優しい — 竹は土壌の健全性を促進します。 この植物の深く根を張る性質が、土壌の浸食を防ぎます。 適切に収穫すれば、収穫後に再度植林する必要はありません。 しかも、竹を使ったデルの梱包材は生分解性があり、使用後は堆肥にできます。
責任ある調達
デルの梱包材に使用する素材の選択に関して、デルは製品の製造場所または注文処理を行う場所に近い、地域に根付いた素材を責任を持って使用するという戦略をとっています。

竹を素材とするデルの梱包材は、竹が生育する森林だけではなく、製品の梱包を行うまでの工程のすべてのステップを含むプロセス全体を意味しており、そのプロセス全体が、森林管理協議会(FSC)の認定を受けています。 FSCの厳しい規範によって、従業員だけでなく先住民の人々や固有種の生物の利益を最優先すること、およびエコシステムへの影響を最小限に抑えることが尊重されています。 例えば、デルが使用する竹は中国の江西省で採取されます。地図に示す通り、江西省は確認されているパンダの生息地からは遠く離れています。

持続可能性は、竹の梱包材の製造に関わるすべてのプロセスに根付いています。 例えば、竹は収穫後、工場に近い場所で機械によってパルプに加工されます。 このプロセスでは、使用する水の70 %を再生してこのプロセスで使用します(あとの30 %は蒸発する分です)。 廃水はゼロで、有害な化学物質も一切使用しません。 晴れているときにはパルプを天日で乾燥させ、消費電力を削減しています。

パンダ熊
確実なリサイクル

デルが竹の緩衝材に関して環境に配慮している点は、竹の収穫と加工方法だけではありません。 デルはUnisource Global Solutionsと協力して、この素材が米国 FTCの厳しいリサイクルガイドラインを確実に満たすようにしました。竹を既存のリサイクルのルートに組み込むことが可能かどうかをテストし、リサイクル施設に受け入れられるかどうかを調査したのです。

竹の繊維は品質が高く、この緩衝材は米国内でリサイクル可能なものとして広く受け入れられているため、デルはこの緩衝材がリサイクル可能であることがすぐに分かるように「リサイクルマーク」を付け、多くの地域社会でこの竹の緩衝材がリサイクル可能であることをお客様に認識していただくようにしています。

堆肥への利用

竹の緩衝材は環境面で認定を受けているだけではなく、独立のテスト機関によって、ASTMインターナショナルの規格で定められた堆肥にできる素材として認定されています。 この認定によって、竹は堆肥にすることが十分に可能であり、堆肥にできることが分かっている他の素材と同程度に生分解できることが確認されています。 また、この緩衝材を生分解してできた堆肥は品質が良く、植物を生育させることができることも確認されています。

コンポスターがなければ、 自分で堆肥にすることもできます。 簡単にできて庭も不要です。 しかも、環境にもたらすメリットは非常に大きいものです。 ごみ捨て場で有機廃棄物が腐敗すると、温室効果ガスであるメタンガスが発生します。 しかし堆肥にすれば、品質の良いマルチ材になり、土壌を肥沃にすることができます。