選択ガイド: ハードドライブ

• ハードドライブは、オペレーティングシステム、ソフトウェアアプリケーション、ファイル、およびデータをコンピュータに恒久的に保存し、アクセスできるようにするためものです。

• ハードドライブは、コンピュータで唯一の長期ストレージなので、必要と思われる容量よりも大きな容量のハードドライブを購入したほうが良いでしょう。ハードドライブの容量を増やすためにできることはあまりないからです。

ハードドライブを選択する際は、現在コンピュータをどのように使用しているか、そして、今後どのように使用するかを考慮します。
• マルチメディアを多用するアプリケーション(たとえば、ビデオ編集ソフトウェアやビデオゲーム)を頻繁に使用する場合、またはデジタル写真やMP3オーディオファイルを保存する場合には、ソリッド・ステート・ドライブをご検討ください。
• コンピュータで主にインターネット閲覧、Eメールの確認、文書の作成や編集、簡単な写真編集などの作業であれば、標準的なハードドライブでも問題ないでしょう。

将来的に行いたい作業を今、計画しておきましょう。特に、今後数年間にわたってコンピュータを使用したり、家族と共有したりする場合は、計画を立てておくことが重要となります。
ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)
  • 可動部なし
  • 静音性と冷却能力に優れている
  • 消費電力が低い
  • 10,000 rpm HDDの読み取りおよび書き込み速度を圧倒するパフォーマンス

ソリッド・ステート・ドライブは、USBメモリデバイスなどのフラッシュベースのメモリと同様に可動部品がないため、標準的なハードドライブに比べて障害が発生しにくい傾向にあります。SSDには可動部品がないため、スピードについての定格もありません。こうした種類のドライブは容量が大きいため、大容量を必要とするマルチメディアの保存に最適です。また、SSDでは、ドライブからデータを高速に読み込むことができるため、ゲーム中もハードドライブ上に保存されたマップやその他の情報をより高速に読み取れるようになります。オプションで利用可能なソリッド・ステート・ドライブ(SSD)は、従来のハードドライブと比較して、より長いバッテリ持続時間、より迅速な応答、より静かなパフォーマンス、強化された耐衝撃性を提供します。

モバイルユーザーにとって、SSDには次のような大きなメリットがあります。
  • パフォーマンスの向上 — ブート時間の短縮、アプリケーションの起動や文書へのアクセスの高速化
  • 耐久性 — 万が一落としても重要なファイルを保護
  • 長いバッテリ持続時間 — SSDは電力消費が少ないため、バッテリが長時間持続
  • 標準のハードドライブより静音
  • 標準的なハードドライブより軽量で熱の発生が少ない

SSDには、SATAとPCIeという2つの異なるインターフェイスがあります。PCIeは理論上の帯域幅がSATAの最大4倍あり、NVMeホストプロトコルが採用されています。SSDには、M.2と2.5インチ(SATAのみ)という2つのフォームファクタがあります。

PCIe SSD
旧世代のSATA SSDに比べて、帯域幅が最大5.3倍向上しています。ゲームやメディアなどの読み込みが速くなり、実行にかかる時間も短縮できます。

標準のハードドライブ(HDD)
  • 可動部
  • rpmによる速度測定

標準のハードドライブは、可動部を使用してプラッタまたはディスクに情報を書き込みます。このとき、ドライブ内部の可動部品によって熱が発生します。また、ドライブの速度は、1分間あたりの回転数(rpms)またはディスクの回転速度によって測定されます。また、標準のハードドライブは衝撃と振動の影響を大きく受けます。この感度の高さにより、ハードドライブは故障や障害の影響を受けやすくなっています。標準的なハードドライブでは、一般的に、コンピュータのハードドライブ容量が多ければ多いほど、より多くのファイルや写真、文書を保存することができます。また、rpmが高くなるほど、ハードドライブ上のデータの読み取りおよび書き込み速度が速くなります。

インテル®応答性向上テクノロジー

休止状態から瞬時に起動:
オプションのソリッド・ステート・ドライブとインテル®ラピッド・スタート・テクノロジー*を使えば、わずか数秒で休止状態から復帰し、上部カバーを閉じた時点の作業内容がすぐに表示されます。これにより、いつでもすばやく作業を再開できます。また、上部カバーを閉じてスタンバイモードにすると、ごくわずかな電力しか消費されません。

高速なパフォーマンス: 追加のSSDとインテル®スマート・レスポンス・テクノロジー*により、お気に入りのデータにすばやくアクセスできます。最も頻繁に利用されるファイルおよびアプリケーションをすばやく認識してキャッシュに保存することで、すぐにアクセスできるようになります。

一部のノートパソコンでは、デュアル・ハード・ドライブ(2台のハードドライブ)を利用できます。高解像度の写真またはビデオファイルなど、サイズの大きい製品ファイルを扱う場合は、追加のストレージスペースがあると便利でしょう。SSDを起動用ドライブに使い、データの保存に標準のHDDを使う構成が、今後の新しい標準となるでしょう。

RAID(独立ディスク冗長アレイ)は、複数の物理ドライブ間におけるデータの分割と複製を可能にするストレージ技術です。RAIDの利点は、連携して動作するドライブが単一ドライブよりはるかに高速で動作できることです。単一ドライブはデータのボトルネックになることがあります。

キャッシングは、特定のデータを必要なときに高速で再呼び出しできるように保存しておくシステム機能です。CPUやWebブラウザが、ファイルやWebサイトなど特定のデータにアクセスしようとすると、キャッシュクライアントがまずキャッシュをチェックします。要求されたデータがキャッシュに含まれている場合、クライアントはキャッシュからデータを取得します(キャッシュヒットと呼ばれます)。キャッシュから取得できる要求の数が多いほど、必要なデータにより素早くアクセスできます。キャッシュにはデータが徐々に蓄積されていくため、システム全体のパフォーマンスを管理するためにキャッシュを定期的にクリアすることをお勧めします。
適切なサイズ平均ファイルサイズ*32 GB* 128 GB* 256 GB*320 GB*500 GB*640 GB*750 GB*1,000 GB(1 TB)*1,500 GB(1.5 TB)*2,000 GB(2 TB)*
音楽4分の楽曲で4 MB最大6,200曲最大31,000曲最大62,000曲最大80,000曲最大125,000曲最大160,000曲最大187,000曲最大250,000曲最大375,000曲最大500,000曲
ビデオ(HD)1時間あたり8.3 GB最長3時間最長15時間最長30時間最長38時間最長60時間最大75時間最長90時間最長120時間最長180時間最大240時間
写真6 MPの写真1枚で3.5 MB最大7,100枚最大35,500枚最大71,000枚最大91,000枚最大142,000枚最大180,000枚最大213,000枚最大285,000枚最大425,000枚最大570,000枚
DVD品質のムービー90分ムービーの本数 – DVD品質最大6本最大33本最大66本最大94本最大133本最大185本最大200本最大260本最大440本最大560本