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Dell VostroデスクトップコンピュータでPOSTが完了しない、電源が入らない、または何も表示されない。


目次:

  1. 定義
  2. POSTが完了しない問題
  3. 電源が入らない問題
  4. 何も表示されない問題
  5. ビープ音およびエラーメッセージ
  6. Dell Diagnostics(診断)プログラム

この文書には、Dell VostroデスクトップコンピュータでのPOSTが完了しない、電源が入らない、または何も表示されない問題に関する情報が記載されています。


1. 定義

POSTが完了しない、電源が入らない、何も表示されないという3つの状態は次のように定義できます。

  • POSTが完了しない(電源投入時の自己診断) - 電源ボタンを押すと、システムが内部診断を実行します。 この診断で問題が見つかった場合は、システムがWindowsを起動せず、Diag LEDや電源ボタンLEDが点灯して潜在的な問題が示されます。
  • 電源が入らない - 電源ボタンを押しても、Diag LEDも電源ボタンLEDも点灯せず、システムがWindowsを起動せず、システム、キーボード、およびマウスに電力が供給されている兆候が見られません。
  • 何も表示されない - 電源ボタンを押すと、システムの電源が入り、POSTが確認されます。確認中にDiag LEDが短時間点灯する場合があります。電源ボタンLEDおよびキーボードLEDが点灯しますが、画面/ディスプレイに画像が表示されません。 Windowsのログイン音が鳴る場合がありますが、画面には何も表示されません。


2. POSTが完了しない問題

電源ボタンステータス 考えられる原因 トラブルシューティング手順
消灯 コンピュータの電源が切れているか、またはコンピュータに電力が供給されていません。
  • システムの電源を入れます。
  • 電源ケーブルをコンピュータ背面の電源コネクタとコンセントに抜き差しします。
  • コンピューターが電源タップに接続されている場合、電源タップがコンセントに接続され、オンになっていることを確認します。
  • トラブルシューティング手順の詳細については、「電源が入らない」セクションを参照してください。
オレンジで点滅 システムはPOSTを完了できませんでした。
プロセッサの障害
  • すべてのカードを取り外してから装着し直します。
  • グラフィックスカードを取り付けている場合、取り外してから取り付け直します。
  • 4Pin ATX 電源コネクタがマザーボードに接続されていることを確認します。
  • プロセッサーの 4 Pin ATX 電源コネクタを取り付け直します。
  • CPUを取り付け直します。
  • 利用可能な場合、同じ種類の動作確認済みのプロセッサーとスワップします。
  • 同じ状態でPOSTに失敗する場合、マザーボードが故障している可能性があります。
点滅の頻度: 0.5秒オン、0.5秒オフ
メモ:
CPU は正しくセットされていない、または検出されない場合、自動的にシステムの電源がオフになります。
オレンジ点灯。 システムがスタンバイ状態です。

または

これは、電源を含むシステム障害エラー状態です。 電源の+5VSBレールのみが正常に動作しています。
  • 電源ボタンを押すと、システムの待機モードが解除されます。
  • 電源ケーブルが正しくシステム基板に接続されているか確認してください。
  • 主電源ケーブルと前面パネルケーブルがシステム基板にしっかりと接続されているか確認します。
メモ:
システムが正しくシャットダウンされなかった場合、AC電源コードを一度引き抜いて、接続し直してください。 その後、システムの電源を入れてください。 この操作をしなければ、不正な電源ライトが点灯する可能性があります。
白で点滅 システムは省電力状態 - スリープまたはスタンバイモードです。
障害/エラー状態はありません。
  • キーボードのキーを押したり、マウスを動かしたり、電源ボタンを押したりすると、通常の動作が再開されます。
白の点灯 システムは完全に機能し、オンの状態です。 コンピューターが応答しない場合、以下の操作を実行してください。
  • ディスプレイが接続されていて、電源が入っているか確認します。
  • ディスプレイが接続されていて、電源が入っている場合は、ビープ音を確認します。
  • トラブルシューティング手順の詳細については、「何も表示されない」セクションを参照してください。


3. 電源が入らない問題

電源ボタンステータス 考えられる原因 トラブルシューティング手順
消灯 コンピュータの電源が切れているか、またはコンピュータに電力が供給されていません。
  • 電源ケーブルをコンピュータ背面の電源コネクタとコンセントに抜き差しします。
  • コンピューターが電源タップに接続されている場合、電源タップがコンセントに接続され、オンになっていることを確認します。 また、電源保護装置、電源タップ、電源延長ケーブルなどを使用している場合は、それらを取り外してコンピュータに正しく電源が入るか確認します。
  • 別の電化製品でコンセントをテストして、それが動作していることを確認します。
  • 動作確認済みの電源ケーブルを使用します。
  • 主電源ケーブルと前面パネルケーブルがシステム基板にしっかりと接続されているか確認します。
  • すべての電源ユニットは、アイソレーションモードでのセルフテスト機能を備えています。 電源ユニットのテストボタンとLEDは、ACプラグと同じ側面にあります。 電源ケーブルが電源に接続されていることを確認し、テストボタンを押してPSUをテストします。
  • PSU LEDが点灯しない場合は、システム基板からPSUケーブルを取り外し、もう一度テストします。 テストボタンを押してもLEDが点灯しない場合は、PSUに障害が発生している可能性があります。
  • システム基板からケーブルを取り外した後でPSU LEDが点灯した場合は、接続されているデバイスまたはコンポーネントのいずれかに障害が発生している可能性があります。 接続されているコンポーネントをすべて取り除き、PSUケーブルを接続し直し、PSUテストボタンを使用して各コンポーネントを1つずつ取り付けてテストします。
  • 動作確認済みのPSUを取り付けます。


4. 何も表示されない問題

電源ボタンステータス 考えられる原因 トラブルシューティング手順
白の点灯 システムは完全に機能し、オンの状態です。
  • ディスプレイが正しいポートに接続され、電源が入っていることを確認します。
  • ディスプレイデータケーブルが破損していないことを確認し、必要な場合は交換します。
  • ディスプレイで正しい入力ソースが選択されていることを確認します。
  • データケーブルをシステムから取り外します。 「Self Test(セルフテスト)」ボックスがディスプレイに表示されます。
  • 「Self Test(セルフテスト)」ボックスがディスプレイに表示されない場合は、動作確認済みのディスプレイに交換します。
  • それでもディスプレイに何も表示されない場合は、POSTルーチンで画像が表示されるかを確認します。
  • POST中に画像が表示される場合は、ディスプレイまたはグラフィックスドライバに問題がある可能性があります。
  • システムをセーフモードで再起動します。 セーフモードを起動するには、システムの再起動中にF8キーを押したままにします。
  • これにより「Advanced Boot Menu(詳細ブートメニュー)」が起動します。 「セーフモード」を選択します。 最新バージョンのディスプレイおよびグラフィックスカードドライバをインストールします。 通常どおりにシステムを再起動し、画像が表示されるか確認します。
  • 動作確認済みのグラフィックスカードがあれば、そのカードに交換します。


5. ビープ音およびエラーメッセージ

詳細については、ビープ音およびエラーメッセージに関する文書を参照してください。


6. Dell Diagnostics(診断)プログラム

Dell Enhanced Pre-boot System Assessment(ePSA)は、診断プロセス全体の効率化を目的として大きく改善されました。
起動プロセス中に、電源ボタンを押したまま、画面に「BIOS Boot Menu(BIOSブートメニュー)」が表示されるまでF12キーを繰り返し押して、コールドブートからePSAにアクセスします。

キーボードの上矢印キーと下矢印キーを使用してメニューの「Diagnostics(診断)」を選択し、Enterキーを押します。 ePSAは、まずシステムメモリ内の領域が安全であることを確認してから、確認したメモリ領域に自身をロードします。 ePSAは続けて、整合性を確保するためにすべてのシステムメモリで高位アルゴリズムを自動的に開始します。 次にePSAは、システム内で検出されたデバイスをすべて一覧表示するグラフィカルメニューを作成します。

メモ: ePSA診断を実行する際は、次のことに注意してください。

  • テストの実行中はポインタ(マウスまたはタッチパッド)が無効になります。 テストを終了するには、<ESC>キーを押します。
  • ePSA診断のバージョン番号は、画面の右下隅に表示されます。
  • メモリテスト中に表示されるアクティビティインジケータ(バー)は、進捗状況を示すためには使用されません。 これらはテストされているメモリの場所を示します。
  • すべてのエラーはエラーコードと共に、画面右側にある「Results(結果)」ウィンドウに表示されます。 テストが失敗した場合は、ポップアップメッセージも表示されます。





Quick Tips(クイックヒント)の内容は、問題を日々解決するDellサポート担当者によって公開されます。 迅速な公開を実現するため、Quick Tipsは部分的な解決策や対処方法のみを示すことがあり、これらはまだ開発段階であるか、問題を無事解決できることを裏付けるさらなる検証を保留中のものです。 こうしたQuick Tipsは、Dellが確認、検証、承認をしていないため、適切に注意して利用する必要があります。お客様がQuick Tipsにある手順やアドバイスに従うことにより被るデータの喪失、利益の損失、収入の損失などの一切の損失について、Dellは責任を負いません

記事ID: SLN142546

最終更新日: 2016/12/14 16:47


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