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Dell™ ChromebookでのCROSH Diagnostics(診断)の使用



CROSH診断のガイド、Dell Chromebookでのそれらの使用方法、および充電問題の解決方法に関する情報について、以下の各セクションの詳細を参照してください。


目次:

  1. CROSH Diagnostics(診断)とは
  2. CROSH Diagnostics(診断)の実行
  3. CROSHコマンド
  4. バッテリ性能の確認

1.CROSH Diagnostics(診断)とは

 

Chrome OSはePSA、デルBIOS、F12キーの起動メニューまたはDellConnectをサポートしていません。プリブートDiagnostics(診断)は利用できません。すべてのトラブルシューティングはOS内部から実行する必要があります。Chromeシェル(CROSH)およびChrome URLコマンドは、トラブルシューティングツール、情報、および詳細設定に利用できます。

Chromeシェル(CROSH)は、Linux BASHまたはWindowsコマンド(cmd.exe)ターミナルと似た、コマンド・ライン・インターフェイスです。Chrome OSはLinuxベースですが、CROSHはほとんどのLinuxコマンドを認識しません。

トラブルシューティングに非常に有用なコマンドは、memtest、storage_test_1およびstorage_test_2、ping、およびtracepathです。PingはWindowsとは動作が異なります。デフォルトでは、Ctrlキー+ Cキーを押すまで処理が繰り返し実行され、統計情報は何も表示しません。Tracepathは、Windowsのtracerouteコマンドと似ています。コマンドの詳細な説明は、下記で、またはCROSHに「help」または「help_advanced」と入力して確認できます。


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2.CROSH Diagnostics(診断)の実行

 

メモ: CROSHとはChromeシェルであり、Windows cmd.exeまたはLinux BASH端末に類似したテストやその他のコマンドライン機能を可能にするものです。

シェルを開くには、次の手順に従います。

  1. Chromeブラウザを開きます。

  1. Ctrlキー+ Altキー+ Tキーを同時に押します。画面にインターフェイスが表示されます。

(図.1 ターミナルウィンドウの画面)

  1. Diagnostics(診断)に使用するCROSHコマンドを入力します。利用可能なコマンドのリストを表示するには、「help」と入力します。「help_advanced」と入力すると、デバッグ用のコマンドの包括的なリストが表示されます。または、以下のコマンドのリストを参照できます。

メモ: デルでは、システムの開発者モードでの実行または別のOS(ChrobuntuやCroutonなど)のインストールはサポートしていません。


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3.CROSHコマンド

 

以下の表にCROSHで利用可能なコマンドを示します。

ヘルプコマンド
コマンド 目的
exit CROSHシェルの終了
help ヘルプを表示します。
help_advanced 主にデバッグに使用される高度なコマンドを表示します。
PING

[-c count] [-i interval] [-n] [-s packetsize] [-W waittime] < destination >
ICMP ECHO_REQUESTパケットをネットワークホストに送信します。< destination >が「gw」である場合、デフォルトのルートに対応する次のホップゲートウェイが使用されます。

他のオペレーティングシステムのpingコマンド同様に機能します。ping処理を停止、またはCroshでその他のコマンドを停止するには、Ctrlキー+ Cキーを押します。

ssh [optional args...]
引数なしで呼び出された場合、sshサブシステムを開始します。
「ssh < user > < host >」、「ssh < user > < host > < port >」、「ssh < user >@< host >」、または「ssh < user >@< host > < port >」は、サブシステムに入らずに接続します。
ssh_forget_host 既知のsshホストのリストからホストを削除します。このコマンドは、既知のホストのメニューを表示しホストの削除を要求します。
top chapsdロギングレベルを設定します。引数がない場合は詳細なロギングを開始します。
 
Help_Advancedコマンド
コマンド 目的
battery_test [< test length >] 指定された秒数の間バッテリの放電率をテストします。引数がない場合、デフォルトで300sのテストを実施します。
bt_console [< agent capability >] Bluetoothデバッグコンソールに入ります。オプションの引数には、コンソールで利用できるペアリングエージェントの機能を指定します。有効なオプションについては、Bluetooth Coreの仕様を参照してください。
chaps_debug [start | stop | < log_level >] chapsdロギングレベルを設定します。引数がない場合は詳細なロギングを開始します。
connectivity 接続ステータスを表示します。
experimental_storage < status | enable | disable > 試行的ストレージ機能を有効または無効にします。
ff_debug [< tag_expr >] [--help] [--list_valid_tags] [--reset] flimflamデバッグタグを追加および削除します。
memory_test 利用可能なメモリの空き容量で広範なメモリテストを実行します。
modem < command > [args...] 3Gモデムを操作します。詳細なヘルプについては、「modem help(モデムヘルプ)」を実行します。
modem_set_carrier carrier-name 指定された通信事業者に対してモデムを設定します。
network_diag [--date] [--link] [--show-macs] [--wifi] [--help] [--wifi-mon] < host > 一連のネットワークDiagnostics(診断)を実行する関数です。出力のコピーをダウンロードディレクトリに保存します。
network_logging < wifi | cellular | ethernet > 指定されたデバイスのデバッグに有用な定義済みのタグのセットを有効にする関数です。
p2p_update [enable | disable] ローカルネットワーク経由でアップデートのピアツーピア(P2P)共有を有効または無効にします。これは、ネットワークの他のピアからのアップデートの取得と、ダウンロードしたアップデートの共有の両方を試行します。現在の状態を確認するには、引数なしでこのコマンドを実行します。
rlz < status | enable | disable > RLZを有効にするまたは無効にする。
rollback システムにキャッシュされている前のアップデートへのロールバックを試行します。不安定なチャネルおよびエンタープライズに登録されていないデバイスでのみ利用できます。この操作はデバイスをパワーウォッシュすることに注意してください。
route [-n] [-6] ルーティングテーブルを表示します。
set_apn [-n < network-id >] [-u < username >] [-p < password >] < apn > < network-id >に指定されたネットワークに接続するときに使用するAPNを設定します。< network-id >が指定されていない場合、現在登録されているネットワークのネットワークIDを使用します。
set_apn - c デフォルトのAPNが使用されるように、使用するAPNをクリアします。
set_arpgw < true | false > デフォルトのゲートウェイに接続可能なことを確認するために追加のネットワーク状態確認をオンにします。
set_cellular_ppp [-u < username >] [-p < password >] 既存の携帯電話接続のPPPユーザー名および/またはパスワードを設定します。「-u」または「-p」を指定しない場合、携帯電話接続の既存のPPPユーザー名を表示します。
set_cellular_ppp -c 既存の携帯電話接続の既存のPPPユーザー名およびパスワードをクリアします。
sound < command > < argument > 低いレベルのサウンド設定。オーディオサンプルの再生/録音およびピクセルでのビーム形成を有効にするために使用されます。
「sound beamforming < on | off >」で機能を有効/無効にします。
「sound record [duration]」で録音を開始します。
「sound play < filename >」は、録音したオーディオサンプルを再生します。
storage_status ストレージデバイスSMART正常性ステータス、ベンダー属性およびエラーログを読み取ります。
storage_test_1 短いオフラインSMARTテストを実行します。
storage_test_2 広範囲な可読性テストを実行します。
syslog < message > シスログにメッセージを記録します。
tpcontrol {status | taptoclick [on|off] sensitivity [1-5] | set < property > }
tpcontrol {syntp [on|off]}
高度なタッチパッド設定を手動で調整します。
tracepath [-n] < destination >[/port] ネットワークホストへのパス/ルートをトラックします。
update_over_cellular [enable|disable] 携帯電話ネットワーク経由での自動アップデートを有効または無効にします。現在の状態を確認するには、引数なしで実行します。
upload crashes クラッシュサーバに利用可能なクラッシュレポートをアップロードします。
wpa_debug [< debug_level >] [--help] [--list_valid_level] [--reset] wpa_supplicantデバッグレベルを設定します。
xset m [acc_mult[/acc_div] [thr]]
xset m default
マウスの加速率を調整します。
xset r rate [delay [rate]] 自動繰り返しレートを調整します。delay(遅延)は、自動繰り返しを開始するまでのミリ秒数(ms)です。rate(レート)は1秒あたりの繰り返し回数です。
xset r [keycode] < on|off > 自動繰り返しをオン/オフします。キーコードを指定すると、該当キーのみが動作の対象になります。指定しない場合は、全体的な動作となります。


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4.バッテリ性能の確認

メモ: バッテリの充電レベルを常に1 %以上に維持する必要があります。バッテリが完全に放電されると、コンピュータに障害が発生する可能性があり、完全に放電された状態からバッテリが充電されないことがあります。
  1. Chromeブラウザを開きます。

  2. Ctrlキー + Altキー+ Tキーを同時に押します(新しいブラウザタブにCroshが開きます)。

  3. A/CアダプタがChromebookと電源コンセントの両方に接続されていることを確認します。

  4. battery_test 1」(スペースを含む)とcroshに入力し、Enterキーを押します。

  5. 「Battery is Charging (percent left)(バッテリは充電中です(残りパーセント))」を探します。

    メモ: これは、A/Cアダプタがバッテリを充電していることを示しています。
  6. ChromebookからA/Cアダプタを取り外します。

  7. battery_test 10」(スペースを含む)とcroshに入力し、Enterキーを押します。

    メモ: これは、テストを10秒間実行します。
  8. 「Battery health:(バッテリ性能:)(パーセント表示)」を探します。

    メモ:
    1. バッテリ性能のパーセントが50 %を超えている場合、バッテリは仕様どおりに動作していることを意味します。
    2. バッテリが充電されていないと思われるときに、次の手順をまだ実行していない場合は、次の手順を実行します。
      1. 別のACアダプタがあれば、それを試してみます。
      2. 次の文書「Chrome OSの回復およびリセットの方法(英語)」に記載されている手順に従います。
    3. 上記の手順を実行してもバッテリが充電されない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください


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記事ID: SLN293879

最終更新日: 2017/10/16 03:46


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