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Ubuntuオペレーティングシステムを使用してデルPCで複数のディスプレイを設定する方法(英語」


 


この文書では、デルPCでUbuntuオペレーティングシステムを使用して複数の画面をセットアップする方法について説明します。


目次:

  1. 概要
  2. Ubuntuでマルチディスプレイを設定する
  3. 一般的な問題に対するヒントと修正

 

1.概要

 

現在、多くの人がPCからマルチディスプレイ/モニタが機能するのを当然のこととして期待しています。デルでは、Windowsオペレーティングシステムを実行するPCに常にこの機能を搭載しています(提供されるハードウェアと工場からインストールされるユーティリティの両方)。

複数の画面がPCで機能するようにするには、オペレーティングシステムのサポートとともに、正しいハードウェアと正しいソフトウェアの両方が必要です。

ハードウェア要件:

  • 明らかに最初の要件は、複数のディスプレイ/モニタがあることです。
  • 第2の要件は、PCに複数のビデオ出力があることです。
    • ノートパソコンの場合、これはPCに組み込まれているVGAと、DportやHDMIコネクタなどです。
    • ポートレプリケータを使用している、ドッキングしたノートパソコンでは、複数のVGA、HDMI、Dport、DVIコネクタなどを使用できます。
    • デスクトップの場合、マザーボード上のVGAまたはDVI、DportまたはHDMIコネクタなどです。
    • アドオンのビデオカードを使用しているデスクトップの場合、購入するカードのタイプと投資する金額によってのみ制限されます。
  • また、PCのビデオコネクタとモニタ/ディスプレイを接続する正しいビデオケーブルも必要です。

ソフトウェア要件:

  • マルチディスプレイをサポートするオペレーティングシステム。
  • 正しいドライバとソフトウェアをインストールする:
    • オンボードビデオを使用している場合、GPUの製造元から正しいソフトウェア/ドライバをインストールしている必要があります(通常、IntelまたはAMD)。
    • 分離型またはアドオンのビデオカードを使用している場合、GPUの製造元の適切なソフトウェアが必要になります(通常、Nvidia、Radeon、Matrox、その他の製造元のいずれか)。
メモ: 異なるタイプのビデオコネクタ、または追加のアダプタ/コンバータを使用してマルチディスプレイを接続する前に、それぞれのコネクタで使用するビデオのタイプを確認することをお勧めします。たとえば、VGAはアナログのみです。アナログとデジタルの両方に対応するDVIも、デジタル専用のDVIもあります(使用するDVIコネクタのタイプを把握することは、サポートされるビデオのタイプを知るために重要です)。HDMIとDportはデジタル専用です(HDMIはサウンドもビデオも伝えますが、Dportはビデオ専用です)。ここで、コネクタとケーブルの接続が正しいことを確認しておくことで、後の問題を回避できます。


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2.Ubuntuでマルチディスプレイを設定する

 

まず、グラフィックスドライバとソフトウェアがインストールされていて、最新であることを確認してください(デフォルトでインストールされるオープンソースのドライバと、必要に応じてインストールできる専用ドライバがあります)。下記のリンクされた文書で詳細を確認できます。

すべてが最新である場合は、PCを再起動してUbuntu Desktopにログインします。

  1. 追加のモニタ/ディスプレイをPCに接続します。追加画面は自動的に設定されるはずです。

  1. ユーザ自身で追加画面を設定するには、「System Settings(システム設定)」、「Displays(ディスプレイ)」の順に移動します。

    1. 設定ウィンドウの上部に検知されたモニタ/ディスプレイと名前が表示されます(モニタをクリックして、正しい位置にドラッグすると、実際にどのように設定しているかを確認できます)。

    2. 設定ウィンドウの下部には、次のような複数のオプションが表示されます。

      1. 設定ウィンドウの下半分の右上隅には、「Extend(拡張)」「Mirrored(ミラー)」の画面を切り替えるためのチェックボックスがあります。(「Extend(拡張)」がデフォルトです。画面を「Mirror(ミラー)」に設定すると、使用できる解像度が制限される可能性があることに注意してください)。

      2. 中央下部にある最初のオプションは、「Resolution(解像度)」です。これには、ドロップダウンメニューの選択肢があります(ウィンドウ上部で現在クリックしている画面に応じて異なります)。解像度は、画面表示の大小、詳細さ、および縦横比を表します。

      3. 中央下部にある2番目のオプションは、「Rotation(回転)」です。ここにもドロップダウンメニューの選択肢があります(この場合もクリックした画面と一致します)。「Rotation(回転)」により、ディスプレイの下側と見なされる画面の端が決定します。これは、1台、または複数台のディスプレイを、「Landscape(横)」表示ではなく、「Portrait(縦)」表示になるように設置した場合に便利です。

      4. 中央下部にある3番目のオプションは、「Launcher Placement(ランチャーの配置)」で、1台のディスプレイのみにランチャーを表示するか、すべてのディスプレイに表示するかを選択するドロップダウンメニューがあります(デフォルト設定は、「All Displays(すべてのディスプレイ)」です。Ubuntuのランチャーは縦のタスクバーです)。

      5. 中央下部にある4番目のオプションは、「Sticky Edges(スティッキーエッジ)」で、「ON(オン)」と「OFF(オフ)」を切り替えられます(デフォルト設定は「ON(オン)」です)。「Sticky Edges(スティッキーエッジ)」の目的は、2台のモニタが接する端にアプリケーションをドッキングさせることです。アプリケーションを正しく位置合わせできるようにマウスが表示されます。

      6. 設定ウィンドウの左下隅にある「Detect Displays(ディスプレイの検知)」ボタンは、システムに接続されている画面を検知して、ユーザの設定が適用されているかどうかを確認できるように、各画面にIDを割り当てます。

      7. 設定ウィンドウの右下隅には、設定を保存するための「Apply Settings(設定の適用)」ボタンがあります。

設定ウィンドウ

  1. このウィンドウでさまざまなオプションを使用して、複数の画面を希望どおりに設定します。画面を設定する方法は、ユーザの個人的な好みとニーズによってのみ決まります。


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3.一般的な問題に対するヒントと修正

 

メモ: デルでは、PCに同梱されているハードウェアと出荷時にインストールされていたバージョンのUbuntuオペレーティングシステムのみをサポートしています。ハードウェアのチェックがOKで、回復パーティションからのOSの再インストールで問題が解決しない場合、それ以降のソフトウェアサポートについては、Canonicalに問い合わせるように案内される可能性があります。問題のハードウェアがサードパーティのデバイスである場合、それ以降のサポートについては、デバイスの製造元に問い合わせるように案内される可能性があります。それでも解決しない場合、以降のサポートについて、ご使用のハードウェアの情報とともにUbuntuコミュニティフォーラムを利用するように案内されることがあります。下のセクションでいくつかの一般的なトラブルシューティングステップを説明しますが、この情報はご自身の責任で使用してください。

ヒント

各画面で異なる壁紙を使用するか、または1つの壁紙をすべての画面に拡張します

このために、次の2つのアプリケーションを利用できます。

  1. 最初のアプリケーションはSynchWallです。下のコマンドを使用してインストールします。

    sudo add-apt-repository ppa:milarimogard/webupd8
    sudo apt-get update
    sudo apt-get install synchwall
     
    • すべての画面に壁紙を表示するには、snychwallアプリを開き、「Preferences(プリファレンス)」、「Display parameters(ディスプレイのパラメーター)」の順に移動して、下のページで「Multi Monitor Display(マルチモニタディスプレイ)」に移動し、「Extend image(イメージの拡張)」を選択して、「Share image between monitors(モニタ間でイメージを共有する)」の横にあるボックスをチェックします。

    • synchwallでは、壁紙の回転、表示効果の適用などもできます。

  1. 2番目のアプリケーションはNitrogenです。Ubuntuソフトウェアセンターで検索するか下のコマンドを使用します。

    sudo apt-get install nitrogen

    nitrogenにはデスクトップランチャーがないため、次のコマンドラインから開きます。

    nitrogen
     
    • 「Preferences(プリファレンス)」に移動して、壁紙フォルダを追加します。「Preferences(プリファレンス)」ウィンドウの下部で「Full Screen(全画面表示)」を選択し、同じ壁紙をすべてのモニタに拡張します。

    • 各画面に個別の壁紙を設定するには、「Preferences(プリファレンス)」ページの下部で画面1、2などを選択し、各画面にそれぞれの壁紙を設定します。

      メモ: 各モニタに異なる壁紙を設定するには、ファイルマネージャによるデスクトップの処理を無効にする必要があります。これによって、デスクトップにフォルダがなくなることに注意してください。

      このためには、GNOME Tweak Toolをインストールする必要があります。

      sudo apt=get install gnome-tweak-tool
       

      GNOME tweak tool「Desktop(デスクトップ)」セクションに移動して、「Have file manager handle the desktop(ファイルマネージャでデスクトップを処理する)」オプションを「OFF(オフ)」に設定します。

    • 再起動後も設定が保存されるようにするには、「nitrogen --restore」スタートアップアプリケーションに追加します。

1台のモニタでFlashビデオを全画面表示し、別のモニタでデスクトップを使用する

ほとんどのFlashビデオとゲームは、ChromeまたはFirefoxブラウザ内に表示されます。この問題を解決するために使用できる2つの拡張機能があります。

  1. Google Chrome/Chromiumの場合: MaximizeFlashによりFlashビデオ/ゲームのサイズが変更されてブラウザ全体に表示され、F11キーを押すと、選択したモニタでブラウザが全画面表示されます。

  2. Firefoxの場合: Flash Game MaximizerによりアドオンバーにFlashビデオ/ゲームのサイズを変更してブラウザ全体に表示するボタンが追加され、F11キーを押すと、選択したモニタでブラウザが全画面表示されます(この拡張機能とYouTubeには既知の問題があることに注意してください)。

修正手順

ビデオドライバの問題

PCにデフォルトでインストールされるオープンソースのドライバでは希望する設定が得られない場合、ビデオGPUの製造元からの専用のドライバとユーティリティを試してください。処理によっては、専用ドライバからオープンソースのドライバに移行することで望みの結果が得られる場合もあります。基本的には、どちらかでうまくいかない場合は、もう一方のドライバをインストールしてみて、同じ問題が発生するかどうかを確認してください。

Ubuntu設定ウィンドウで、希望どおりにディスプレイを設定できない

Windowsの場合と同様に、専用ドライバとともにインストールされるソフトウェアを使用してビデオデバイスを設定し、マルチディスプレイを構成できます。各製造元では、特定のソフトウェアの使用方法について各社のサポートサイトで詳細な情報を提供しています。

Ubuntuで正しく検知されないディスプレイがある

  1. CCSM(Compiz Config設定マネージャ)をインストールします。

    sudo apt-get install compizconfig-settings-manager
  2. 「CCSM」を開き、「General Options(一般的なオプション)」、「Display Settings(ディスプレイ設定)」の順に移動します。

  3. 「Detect Outputs(出力の検知)」ボックスをオフにします。

  4. 出力アレイで、各ディスプレイの画面解像度を設定します。

  5. セクション2に戻り、Ubuntuのディスプレイ設定でもう一度ディスプレイを設定します。

Ubuntuで再起動後、ディスプレイの位置が維持されません

次に、複数のモニタの位置を固定し、再起動後またはサスペンドからの復帰後に位置を維持できるスクリプトを作成する方法を示します。

  1. 古いmonitors.xmlファイルを削除し、Gnomeディスプレイ設定ツールを使用して新しいファイルを作成します。

    rm ~/.config/monitors.xml
    gnome-control-center

    「Displays(ディスプレイ)」に移動し、必要に応じて位置を変更します。

  2. ファイル~/.config/monitors.xmlをエディタで開き、プライマリディスプレイのprimaryフラグが「Yes」になっていることを確認します。

  3. まだインストールされていない場合は、libxml2-utilsパッケージをインストールします。

    sudo apt-get install libxml2-utils
  4. 下のコマンドを使用して、スクリプトをパスのディレクトリにコピーし、実行可能にします。

    sudo wget -O /usr/local/sbin/update-monitor-position http://www.calgorithms.com/assets/files/update-monitor-position
    chmod +x /usr/local/sbin/update-monitor-position
  5. 「システム」、「スタートアップアプリケーション」ツールを使用して、ログインしたときにupdate-monitor-positionが実行されるようにします。

  6. システムを再起動し、スクリプトが機能することを確認します。


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追加情報:

 

メモ:
Canonicalでは、次の方法でソフトウェアサポートを提供しています。
テクニカルサポートはデルにより提供されます:


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記事ID: SLN298529

最終更新日: 2017/11/10 16:45


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