ナレッジベース

メモリ入れ替えによるPowerEdgeシステムのメモリエラートラブルシューティング


FAQ TOPに戻る



1つまたは複数のメモリDIMMでシングルビットエラー(SBE)やマルチビットエラー(MBE)が発生すると、原因がDIMM自体のものではない場合があるため、簡単なトラブルシューティングを実行しどこに障害があるのか正確に判断する必要があります。図1(英語のみ)はR715のiDRACインターフェイスに表示されたメモリエラーの例です。


図1:iDRAC6のログに表示されたメモリエラー

メモリの問題を特定するために、メモリDIMMを別のメモリソケット、チャネル、バンク、コントローラに入れ替えます。DIMMを入れ替えて障害を絞り込む方法はいくつかあります。その方法を複数使用して障害のあるDIMMまたはソケットを特定する必要があります。以下にその方法を紹介します。説明しやすくするため、図の中で障害のあるDIMMをA1または青く色づけされたセットの1つであると仮定します。

メモ:お使いのシステムのメモリについてはこちらの記事(記事ID:HOW11377)をご覧ください。


個別にではなくグループ(チャネルまたはバンク単位)で入れ替えて障害が発生したDIMMを特定するのが最適な方法です。
障害が発生したDIMMを含むDIMMのグループが特定されたら、DIMMを1枚ずつ移動してどのDIMMに障害が発生したか特定することができます。
メモ:さまざまなサーバーにおけるメモリの取り外しおよび取りつけに関するビデオについてはMemory Video Archive(記事ID:HOW10233、英語のみ)をご覧ください。


方法1

DIMM A1(青色)とDIMM A9(赤色)を入れ替えて、別のメモリチャネルとバンクでDIMMをテストします。

図2:DIMM A1とDIMM A9の入れ替え

方法2

DIMM A1(青色)とDIMM B1(赤色)を交換することで、DIMMをまったく異なるメモリコントローラ(CPU)に取りつけます。

図3:DIMM A1とDIMM B1の入れ替え

方法3

DIMM(A1、A2、A3 - 青色)のバンク全体と別のバンク(B1、B2、B3 - 赤色)を入れ替えることで、DIMMのバンク全体を新しいメモリコントローラの新しいバンクでテストします。

図4:DIMM A1、A2、A3とDIMM B1、B2、B3の入れ替え

方法4

DIMM(A1、A4、A7 - 青色)のチャネル全体と別のチャネル(B1、B2、B3 - 赤色)を入れ替えることで、DIMMのチャネル全体を新しいメモリコントローラの新しいチャネルでテストします。

図5:DIMM A1、A4、A7とDIMM B1、B4、B7の入れ替え


DIMM交換後の結果の考察


一般的なルールとして、DIMMのエラーはそのエラーの中で特定されたDIMMが原因である場合がほとんどです。例えば、DIMM A1でSBEが発生した場合、そのDIMMを別のDIMMを入れ替えると以下のいずれかの結果になります。
  1. エラーメッセージが発生しなくなり問題は解決します。
    • このことから、メモリを抜き差ししたことで問題が解決したことが分かります。
  2. エラーメッセージがDIMMに依存します(DIMM A1とDIMM B1を入れ替えると、DIMM B1に対してエラーメッセージが発生)。
    • このことから、DIMMに障害が発生している可能性が最も高く交換が必要であると考えられます。
  3. エラーメッセージがDIMMソケットに依存します(DIMM A1とDIMM B1を入れ替えても、DIMM A1に対してエラーメッセージが発生)。
    • このことから、システム基盤またはCPUに障害が発生している可能性が最も高いと考えられます。
    • CPUを入れ替えることでどちらのコンポーネントを交換する必要があるか確認できます。
    • 問題がCPUに依存する(エラーメッセージがCPU入れ替え後に移動する)場合はCPUを交換します。
    • 問題がDIMMソケットに残っている場合はシステム基盤を交換します。
  4. エラーメッセージがDIMMまたはソケットに依存しない(入れ替え後、エラーがまったく別のDIMMに対して発生する)。
    • このことから、別のDIMMに問題がある可能性が最も高いと考えられます。

また、メモリエラーのリスクを軽減しDIMMの寿命を延ばすことができるため、ファームウェアを最新の状態に保つことをお勧めします。

関連リンク
PowerEdge製品に関するよくあるお問い合わせ(FAQ)(記事ID:SLN290887)


FAQ TOPに戻る


[ダウンタイムをより少なくしたいお客様へ]
[解決までの工数をより少なくしたいお客様へ]

デル・サポートアシストは障害通知と診断情報の収集・送付を
24時間365日自動で行います!
詳細はこちら



 コメント募集中!
この記事に関するご意見、ご要望をページ下部のコメント欄よりお寄せください。
記事編集者にてコメントを確認し記事の改善に役立てさせていただきます。
*コメント欄では製品に関するお問い合わせは受け付けておりません。お手数ですが弊社テクニカルサポートまでご連絡ください。


記事ID: SLN289424

最終更新日: 2018/08/07 14:26


この記事を評価する

正確
有益
分かりやすい
この記事は役に立ちましたか?
はい いいえ
フィードバックをお寄せください
コメントでは、以下の特殊文字は利用できません: <>()\
申し訳ありませんが、フィードバックのシステムは現在ご利用いただけません。後でもう一度試してください。

フィードバックをありがとうございます。