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2020年8月16日 22:00

【Meet The Expert】ストレージのDNA

オリジナル投稿日時  Dec 8, 2017 4:34:00 PM

『初めまして・・・』待ち合わせの部屋に恐る恐る入るayas。すでにPCをセットアップして準備万端、SCエキスパートの山田氏。イコールロジック時代からストレージを扱ってきたエキスパートは遠路はるばる川崎からやってきてくれました。

少し遅れて入ってきたのはUnityエキスパートのFurufuruさん。学校の近くに住んでいる生徒ほど遅刻が多い、というのは結構真実だったりします。

今回は何かと引き合いに出され『共食いするんじゃないの』などのざわめきのあるSCとUnity ついて、それぞれのエキスパートに本音を聞いてみました。

スマホとらくらくPhone

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ayas:まずSCが持っていてUnityが持っていないもの、って何でしょうか。

山田:Replicationの汎用性、ですね。1:Nだけでなく、ホップ構成、などひととおりのReplication機能をSCは持っています。また、コネクションも巷のミッドレンジストレージでは珍しい(というか他ではない)FCoEを持ち、コネクションの選択肢を広げ、基幹システムでの採用には 欠かせないLive Volume Automatic Failover機能(いわゆるHA構成)も持っているんです。

 

Furufuru: スマホとらくらくPhone(高齢者用のスマホ)なんですよ。細かいアプリとか機能とかがたくさんついて、使い始めはちょっと難しいけどなれたら何でもで きて、これ一台で完結、それならSC。とにかく最低限の機能で簡単にストレージだけほしい人ならばUnityがぴったり。そんなイメージ。

山田:確かにそうですね。SCはヘリテージDellの中ではエンタープライズ系としての立ち位置で作られてきたストレージなんです。だから多機能。そして設 定や操作に関しても独自性も持つ、レガシーEMCでのSymmetrixと同じ感じです。もちろんNASで使いたいお客様ならNAS Head購入でそれも可能。ただし5Uという大きさにはなりますが。基幹システムをSC一本でやりたいお客様にとってはサーバー、スイッチ、ネットワーク 構成、ストレージ、全部をパッケージとして提供できるDell SCはぴったり。一方省スペースでBlockもNASも気軽にやりたい、というなら2U のUnity が最適。

ayas:なるほど、SCはエンタープライズ向けだからこそSymmのようにカスタマーインストーラブルでもないんですね。

Furufuru: 一方Unityは多機能にしたいならVplexやRecoverPointといった製品をお客様の好きなように追加することができます。Unityという 気軽にお客様が扱えるストレージとその他の不足と思える機能を必要に応じて個別買いする、柔軟性と利便性、まさにミッドレンジのDNAを持っているんです。

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マインドセットとDNA

ayas:そうは言っても両者ともデータ削減機能やオールフラッシュ構成などのストレージとしての押さえておきたい機能は持ってますよね?

山田:SCもUnityも手段こそ違いますがストレージとしての基本機能は同じように持っています。だからこそお客様のマインドセットがキーになるんです。

ayas:というと?

山田:機能面では大きな違いがないSCとUnityですが、DellとEMCがマージしてからというもの、お互いを食う、という状況になったことがありません。これはお客様のマインドセットが大きく作用している、と思うんです。。つまり実際の規模はこの際関係なく、エンタープライズマインドセットか、ミッドレンジマインドセットなのか。

ストレージを自分たちのシステムに適した形で使いたい、それは皆さん同じです。でもその中でもその設定や運用がちょっとくらい難しくても大丈夫、だってうちのメインシステムになるんだから、というのがエンタープライズマインドセットタイプ。

一方で『やりたい』のは一緒だけど設定運用は簡単じゃないと嫌なタイプ、だってシステムはこれだけじゃないし、というのがミッドレンジマインドセットタイプ。そこでSCなのか、Unityなのかが分けられる。

Furufuru: しかも通にはSCのDataプロテクションテクノロジとかを自分でゴリゴリ見たりするのって楽しい。いろいろ考えて試してみたりして。。。その一方で ちゃっちゃとシステムを追加したり削除したりと小回りが必要な人にとってGUIで大抵のことができてしまうUnityはかなり魅力的。

ayas:なるほど。。。。メインの基幹システムとして細かいところまで気にしたい通なタイプはSC、システム全体ではなく一部分だけ、とか変更が頻繁に行われるから簡単じゃないとだめ、タイプのお客様だとUnity、ということですね。

山田:そうとも言えると思います。だからといってUnityが基盤システムで使えないわけじゃないですし、SCが小回りが利かない、というわけではないですけどね。

ライバルであり戦友

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ayas:そうであればSCとUnityの持つ機能を融合して一つになっていく・・・ってことも考えられる?

山田:どうでしょうか。そもそもSCはエンタープライズDNA,UnityはミッドレンジDNAですし。

Furufuru:DNAが違う、ものが一つになることははなかなか難しいと思うなあ。

山田:しかし現実としてお互いが持っている良い機能を学びあって切磋琢磨はしてますよ。そのほうがお客様のためになりますから。Unityの次のバージョンで重複排除機能ができるようになるというし。

Furufuru:将来的にはUnisphereでSCも管理下における、という話もあります。

山田:ライバルとしてお互いを認めつつ、高めあっている、ライバルであり戦友なのです。

Furufuru:体操の内村選手と白井選手、みたいな感じですかね!僕が白井かな。。



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