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2015年2月9日 22:00

2015年7月1日うるう秒問題

日本時間2015年7月1日(水)の08:59:59と09:00:00の間に1秒追加で08:59:60を入れるうるう秒対応が行われます。
このうるう秒の実施にあたり、問題が発生する可能性があるEMC機器に関する情報が、ナレッジベース番号197322 : Product Impacts of Upcoming Leap Second UTC adjustment on June 30th 2015にて公開されています。

【注意】

このスレッドは2015年6月29日現在で問題発生の可能性があると報告されている6つのプロダクトに関する当該ナレッジベース情報の日本語訳です。最新の情報、及び影響がないと判断されている機器の情報に関してはナレッジベース番号197322をご参照ください。

【参考情報】

Novellは2015年の事象においてNovell SLESベースの製品に対しNovel KB 7016150で説明されている修正やワークアラウンドを提供しています。

製品名 バージョン情報 発生の可能性がある問題詳細
Avamar Gen4/Gen4S

Avamar Gen4とGen4Sシステムは、上記で参照されているNovell KB 7016150にて定義されている影響を受けます。EMC Technical Advisoryが現在執筆されており、本問題の緩和策についてAvamarをご利用のお客様に対し、発行される予定です。この緩和策はお客様が実施可能なワークアラウンドになる予定です。

Celerra

Barossaリリースは、うるう秒に関するバグが存在しているカーネルを利用しているために、コントロールステーションがハングして(watchdogタイマーにより)リブートする可能性があります。

この問題が発生する見込みはかなり低いものです。我々は今までのところこの問題に面したことはありません(2012年のうるう秒発生時にも問題は起きていません)。

我々が提案する効果があると考えられる対応案(ワークアラウンド)は、うるう秒が発生する前にNTPを停止(disable)し、うるう秒発生後にそれを再度起動(enable)することです。

DCA ナレッジベースData Computing Appliance: How to update DCA systems to address the leap second update prior to June 30, 2015を参照してください。
eNAS Noteを参照

Note 1:Red Hat Enterprise Linuxのどのバージョンを利用しているシステムでも、もしもそれらがNTPサーバと共に現地時刻の同期を行うためにNTP(Network Time Protocol)デーモンを利用しているのであれば、自動的にうるう秒の修正を担うことになります。" https://access.redhat.com/articles/15145

Note 2:redhatサイトによると(https://rhn.redhat.com/errata/RHEA-2015-0141.html)、tzdata-2015a-1.el5.src.rpmが必要とされているバージョンです。eNASとVNXコードにはバージョンtzdata-2013c-2.el5.i386.rpmが含まれています。

VNX1(File and Unified)

5/15のアップデート:VNX1システムでコントロールステーションにてNTPを利用している場合には、かなり小さな確率ですがうるう秒が発生した際にコントロールステーションがハングする危険があります(前回2012年のうるう秒対応の際には本問題の発生報告はありませんでした)。この危険を避けるために2つのオプションがあります。オプション1、うるう秒が発生する前にコントロールステーションのNTPを停止(disable)し、うるう秒発生後にそれを再び起動(enable)する。オプション2、6月30日までにVNX1の最新OEへアップグレードする。OEアップグレードのスケジューリングに関してはEMCサポートへご連絡ください。

VPLEX, VPLEX-VE

開発部隊はSuSeからのワークアラウンドの評価を完了しました。これはワークアラウンドでありVPLEXのコード変更ではありません。影響に関する情報や改善の指示(インストラクション)についてはKB ETA 202591: VPLEX: VPLEX systems may experience unresponsive or reset conditions after June 30, 2015 23:59:59 UTC Leap Second addition.を参照してください。

(ナレッジベース情報の日本語訳はここまで)


【製品名およびコードについて】

  • VNX1シリーズ=VNX5100、VNX5300、VNX5500、VNX5700、VNX7500=VNX File OEバージョン 7.x
  • VNX2シリーズ=VNX5200、VNX5400、VNX5600、VNX5800、VNX7600、VNX8000=VNX File OEバージョン 8.x
  • CelerraのBarossaリリース=NAS Code 6.x

※VNX/Celerraのバージョン確認方法はVNX(File/Unified)、CelerraのOEバージョン確認方法に記載があります


★★本ドキュメントに対するコメントからの情報抜粋★★


本ドキュメントに対して数多くのコメントが寄せられており、情報を見つけることが少し難しくなっています。以下にコメント情報からの抜粋を記載します。

  • VNX2(VNX5200、5400、5600、5800、7600、8000)はうるう秒に関する影響はありません
  • VNX1(VNX5100、5300、5500、5700、7500)、CelerraのData Moverはうるう秒に関する影響はありません(Control Stationのみです)
  • VNX1でFile OEバージョン7.1.79.6以降を利用しているものはうるう秒に関する影響はありません(参考:VNX(File/Unified)、CelerraのOEバージョン確認方法
  • Avamarに関するうるう秒情報はAvamar における うるう秒 の影響についてにまとめられています
  • VNX1(File OE7.1.79.6未満)、Celerra(NAS Code 6.x)に対するNTP停止/設定(起動)推奨手順は以下の通りです

NTPパケットによるうるう秒の予告情報(Leap Indicator=LI)がうるう秒挿入の24時間前からはじまるので、日本時間 2015年6月30日 9:00~2015年7月1日 9:00までNTP停止期間とすると更に安全です。


※必ずrootユーザで実施してください
■NTP停止手順
1.sshにてnasadmin userでControl Stationへ接続
 suでrootに変更します。
 $ su
 Password:(rootユーザのパスワードを入力)
2.現在の構成を確認し、NTPサーバの設定をメモします
 # nas_cs -info
3.NTPサーバの設定をクリア(ntpdも停止されます)
 # nas_cs -clear -ntp_servers
4.ntpdのステータスを確認(ntpdが停止されたことを確認)
 # /sbin/service ntpd status

【注意!】以下は上記手順でCLIを利用してNTPを停止した後に再度NTPを開始する方法です。

従いまして、以下手順は日本時間2015年7月1日 09:00am以降に実施してください。

■NTP設定手順
1.sshにてnasadmin userでControl Stationへ接続
 suでrootに変更します。
 $ su
 Password:(rootユーザのパスワードを入力)
2.NTPサーバの設定を行います(停止手順2.でメモをしたNTPサーバの情報を利用します)
 #nas_cs -set -ntp_servers [,...]
 例)
 # nas_cs -set -ntp_servers XXX.XXX.XXX.XXX,XXX.XXX.XXX.XXX,
3.ntpdのステータスを確認(ntpdが開始されたことを確認)
  # /sbin/service ntpd status


※必ずScope=globalユーザ(sysadmin等)で実施してください
■NTP停止手順
1. Unisphere GUIにglobalユーザとしてログインします
2. 画面上部より"Domains"をクリックします
3. 右側のウィンドウの"Local Domain-Configure NTP"をクリックします
4. ポップアップされるNTP Configuration for Domain: Localウィンドウに表示される現在のNTPサーバ情報をメモします
5. NTP Controlの"Enable NTP"のチェックを外し、全てのNTPサーバ情報の左のボックスにティックを入れて"Apply"をクリックしてください

【注意!】以下は上記手順でGUIを利用してNTPを停止した後に再度NTPを開始する方法です。

従いまして、以下手順は日本時間2015年7月1日 09:00am以降に実施してください。

■NTP設定手順
1. Unisphere GUIにglobalユーザとしてログインします
2. 画面上部より"Domains"をクリックします
3. 右側のウィンドウの"Local Domain-Configure NTP"をクリックします
4. NTP Controlの "Enable NTP"にチェックを行い、停止手順4.でメモをしたNTPサーバ情報を入力し"Apply"をクリックしてください

※Dual Control StationのスタンバイCSの対応方法に関してはhttps://community.emc.com/message/887952#887952を参照してください

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3.1K メッセージ

2015年3月16日 17:00


KBに新しいアップデートはありませんでした。 3月17日現在

31 メッセージ

2015年3月26日 23:00

VNX1(File and Unified)については、オリジナルの英文は以下です。Control Station上でNTPをご使用されている場合

If your VNX1 File or VNX1 Unified uses NTP on the Control Station, there is a very small risk of a Control Station hang when the leap second occurs. EMC intends to release a Service Pack in March that will address this issue. You are advised to upgrade your VNX1 system between the release of the VNX1 Service Pack in March and the Leap Second time change in June.

暫定対策としてはNTPを事前に停止することで回避することが可能となっております。
以下回避手順となります。必ずroot userで実施ください。

うるう秒調整期間中はNTPパケットにLeap Indicatorが24時間前から始まるので
標準時間 2015年6月30日 0:00~24:00
日本時間 2015年6月30日 9:00~2015年7月1日9:00 まではNTP停止期間としてください。

時間に余裕をもって、停止して、開始することがよろしいかと思います。

■NTP停止手順
現在のNTPサーバの情報をメモして頂いた後、NTPサーバの設定をクリアして頂き、
NTPDを停止して頂きますようお願いいたします。

1.sshにてnasadmin userでControl Stationへ接続して頂きます。

 suでrootに変更します。

 $ su

 Password:
2.現在の構成を確認して頂きNTPサーバの設定をメモして頂きます。
 # nas_cs -info
3.NTPサーバの設定をクリア(ntpdも停止されます)
 # nas_cs -clear -ntp_servers
4.ntpdのステータスを確認(ntpdが停止されたことを確認)
 # /sbin/service ntpd status

■NTP設定

#nas_cs -set -ntp_servers [,...]
例)
# nas_cs -set -ntp_servers XXX.XXX.XXX.XXX,XXX.XXX.XXX.XXX,

ntpdのステータスを確認(ntpdが開始されたことを確認)

# /sbin/service ntpd status


1. Unisphereにログインして頂きます。
2. "Domains"をクリックして頂きます。
3. 右側のウィンドウの"Local Domain-Configure NTP"をクリックして頂きます。
4. NTP Controlの "Enable NTP"にチェック。
    NTPサーバ情報を入力して頂き"Apply"をクリックしてください。

280 メッセージ

2015年4月10日 07:00

本問題についてですが、VNX1については先日リリースされたFile OE 7.1.79.6で修正されているのでしょうか?

(KBにアップデートはありませんでしたが。)

31 メッセージ

2015年4月10日 14:00

File OE 7.1.79.6で修正済みです。現在Patchが7.1.79.600が最新なのでそれをあててください。

280 メッセージ

2015年4月11日 03:00

kan-onさん

ご回答ありがとうございます。

修正済みということで、アップグレードを検討したいと思います。

34 メッセージ

2015年4月28日 00:00

本件について、教えていただきたいのですが

①上記に記載また英語の資料を見る限り、VNX2に関しては

 うるう秒の影響を受けないという認識 でよろしいのでしょうか。

②そもそもVNXのCS、DMで参照しているNTPサーバ自体がSLEWモードであれば

 その値を参照しているCSとDMはそもそも影響がないという認識で合っていますでしょうか

③VNX1の対処として、上記にバージョンアップもしくは
当日にNTPの設定を停止するとありますが、他の対処方法などはないのでしょうか
またDMに関してですが、NTPの設定をSync_delayモードにしていても本事象に該当するのでしょうか

ご確認お願いいたします。

Moderator

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6.5K メッセージ

2015年4月28日 02:00

①について

おっしゃる通りです。KBにはVNX2には影響なし、の記述があります。

②について

今回うるう秒の影響を受ける可能性があるのはCSのみであり、DMについては考慮をする必要はありません(これはCSDMで動作しているLinuxベースのOSの違いに起因しています)。

そのためにCSに関する影響についてのみ考慮をする必要があるのですが、現在公開されている情報の中ではNTPサーバのSlewモードのOn/Offに関する情報は無いのでSlewモードが影響するかどうかに関しては不明です。

ただ、どうしてもCSがハングする可能性を避けたい場合には、KBにあるように、OEのアップグレード、もしくはうるう秒発生時にNTPサービスを停止するという対応を行うことをお勧めします。

③について

残念ながら対処方法はほかに無いようです。DMSync_delayモードにかかわらず、今回の事象には該当しないので考慮の必要はありません。

34 メッセージ

2015年4月30日 19:00

ayasさん

ご回答ありがとうございます。

うるう秒の影響があるのはCSのみ(VNX1)であること、

対処方法は上記で記載されている方法ということ理解いたしました。


1 Rookie

 • 

616 メッセージ

2015年5月19日 05:00

すいません。スレッドに乗り遅れてしまいましたが、

Celerraの場合もVNX1と同様の対応と考えても宜しいでしょうか?

Moderator

 • 

6.5K メッセージ

2015年5月19日 17:00

同様の対応ですね!

1 Rookie

 • 

616 メッセージ

2015年5月19日 20:00

ありがとうございます!

34 メッセージ

2015年5月28日 02:00

VNX1の対応ですが、CSのNTPの停止(Disable)は

以下の対応でよろしいのでしょうか

①SSHにて対象のVNXにログイン

②SUモードになる

停止手順

③/sbin/service ntpd stop CSのNTP停止

④/sbin/service ntpd status CSのNTP状態確認

再開手順

⑤/sbin/service ntpd start CSのNTP起動(再開)

⑥/sbin/service ntpd status CSのNTP状態確認

またGUIでの設定変更方法はありますでしょうか

ご確認お願いいたします。

31 メッセージ

2015年5月28日 15:00

Unisphere(GUI)にて、NTPを設定した際に、Time Sync Intervalの設定の影響により(デフォルト30分)、ntpdを停止後、30分毎に同期がなされます。このタイミングにおいてntpdがリスタートされる仕様となっています。

よってSさんが言われる、”/sbin/service ntpd stop” で停止した場合でも、ntpdが自動でリスタートする可能性がございます。

確実な方法として、NTP設定をクリアする方法を記載させていただきました。上記参照ください:2.Re: 2015年7月1日うるう秒問題

34 メッセージ

2015年5月28日 17:00

kan-onさん

ご確認ありがとうございます。

上記確認させていただきました。

CLIの場合、停止というより設定を消去

再開したい場合設定の再作成を行うということですね。

GUIの設定方法ですが、上記で記載されているものは

再開手順だと思われますが、停止手順は以下の

4.NTP Controlの”Enable NTP”のチェックを外すという認識でよろしいのでしょうか

またUnisphereに複数のVNXが紐づいている場合でもGUIでのNTPの停止、再開は

”Enable NTP”のチェックの操作で対応できるのでしょうか
(すべてのVNXに設定が反映されるのでしょうか)

ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

187 メッセージ

2015年6月1日 05:00

Control Stationが2台あった場合、暫定対策の手順を実施するのはPrimary側の1台のみという認識で宜しいでしょうか?

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