Avamar 7.2へのレプリケーションにて "ddrmaint: get-ddrindex: command failed: me exception" のエラーが発生

以下のKBに暗号化を使用したレプリケーションの方法について記載されています。

Unencrypted Backups & Replication Fail in Avamar 7.1 Due to Increased Firewall Restrictions

https://support.emc.com/kb/456866

ここに記載の通り、/usr/local/avamar/etc/repl_cron.cfgに以下のオプションを指定することでPort 29000を使用したレプリケーションが可能となりますが、レプリケーション内で実行されるddrmaintのコマンドに対してはオプションが渡されず、実行がタイムアウトで終了するまで待機します。

--avtar=--encrypt:1=ssl

--dstavmgr=--encrypt=ssl

--dstavmaint=--encrypt=ssl

コマンドが失敗してもレプリケーションは実行されますが、これにより処理遅延が発生しますので、今回のようにPort 27000の使用を許可されない場合は、replicateのスクリプトを編集し、ddrmaintがPort 29000を使用するよう設定することで、エラーを解消することが可能です。

/usr/local/avamar/bin/replicate

上記ファイルを編集し、以下の箇所を編集し、保存します。

sub get_ddrindex

{

    my ($ddridxpath) = @_;

    my $ddrindex = -1;

    return 0 if ($backendreport);

    my $dpnid = &get_dst_createtime();

    my $ddrcmd = "$DDRMAINT get-ddrindex --dpnid=$dpnid --server=$dstaddr --id=$dstid --ap=$dstpw --client=$ddridxpath $ddrmaintflags";

この最後の行のみ

ターゲットがユーティリティノード (マルチノードのサーバ) の場合:

    my $ddrcmd = "$DDRMAINT get-ddrindex --dpnid=$dpnid --server=$dstaddr --id=$dstid --ap=$dstpw --client=$ddridxpath --hfsport=29000 --encrypt=ssl --forceaddr $ddrmaintflags";

ターゲットがシングルノードの場合:

    my $ddrcmd = "$DDRMAINT get-ddrindex --dpnid=$dpnid --server=$dstaddr --id=$dstid --ap=$dstpw --client=$ddridxpath --encrypt=ssl $ddrmaintflags";

に変更して保存します。

これにて、ddrmaintコマンドが正常完了し、レプリケーションもエラーなしで完了するようになります。