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2019年6月6日 18:00

Data Domain: Directoryレプリケーション vs MTreeレプリケーション

■概要

Data Domainレプリケーションの種類に、Directoryレプリケーション、MTreeレプリケーションがあります。

※他のレプリケーションタイプについてはここでは割愛させていただきます。

ここでは、意外と知られていないメカニズムの違いをご説明します。

 

■Directoryレプリケーション vs Mtreeレプリケーション

MtreeレプリケーションはDDOS 5.1の時代に新しいレプリケーションタイプとして追加されました。

Directoryレプリケーションとの相違点は、同期対象のディレクトリ階層と同期方法です。

同期対象の違いとして、Directoryレプリケーションでは/data/col1/backup(もしくは/backupと同義)配下に作成したディレクトリ単位で同期します。

MTreeレプリケーションでは、その名の通りMTree単位で同期を行うことができます。

※MTree=/data/col1/MTreeレベルの階層ディレクトリ

ここで重要なのは同期方法の違いですが、Directoryレプリケーションでは

「replication_log」という専用のログに、レプリケーション元ディレクトリで発生した

書き込み、変更、削除等の出来事全てを逐一記録していきます。

この方法では、全ての出来事を一つずつなぞって同期しなければなりません。

一方、Mtreeレプリケーションでは同期状況の記録にスナップショットを使用しており、

レプリケーション元、先の差分をpoint-in-timeイメージで定期的に確認することによって

書き込み、変更、削除等の出来事全てではなく、差分だけを同期することが可能となります。

 

そのため、Directoryレプリケーション特有の不具合に直面した際などには、

サポートからMtreeレプリケーションにコンバートすることをサポートから提案させていただく場合があります。

 

MTreeレプリケーションの動きが図解されているページもありますのでご覧ください。

How MTree Replication Works

KB

https://support.emc.com/kb/305917

英語版コミュニティ

https://community.emc.com/docs/DOC-39126

 

 

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