この投稿は5年以上前のものです
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DataDomainのレプリケーション オンサイト切り替えについて
下図のようにData Domain AからBへMtree Replicationを設定しています。
Aサイトで災害が発生した場合、Bサイトで業務を継続するためレプリケーション先のMtreeに対して書き込みを行いたいのですが、
レプリケーションのデスティネーションが設定されているMtreeには書き込みができません(Mtreeの権限がRO/RDになっている)。
この場合はBサイト側でレプリケーション設定を削除するか新たにMtreeを作成し上位のソフトで書き込み場所を変えるしか手段はありませんか?
replication breakを実行すると対象のMtreeの権限がRWになる事は確認しました。
また災害復旧時にはAサイトを再度オンサイトに復旧させたいと考えています。その際に上記の業務継続のためreplication breakを実行した場合、
レプリケーションの設定を再度行わなくてはならず、オペレータの負荷が高くなってしまうのですが何か復旧が簡単に行える方法はあるでしょうか?
replication recover , resync コマンドは災害時にBサイトへ切り替えた時にレプリケーションの設定が消えているので使用できませんよね?
ご助言よろしくお願いします。
Uehara Y.
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2017年7月3日 01:00
はい。Replication設定を削除しない限りレプリケーションのターゲットになっているMtreeへの書き込みは出来ないので、レプリケーション設定を削除するか、もしくはデスティネーション側のDD6300で新たにMtreeを作成してNFSとしてエクスポートしてそこへ書き込みをする必要があります。
レプリケーションのResyncを行うことは可能です(逆にレプリケーションの設定が残っているとResyncは出来ません)。ただし、AサイトからBサイトへResyncを行うと、AサイトのMtree情報でBサイトのMtree情報が上書きされてしまうので、災害発生時にもしもBサイトのレプリケーション領域に新たに書き込まれたデータがあると、それは消えてしまいます。
過去に同じようなことを考えた方がいらっしゃって、その方は
「災害発生時にレプリケーションを削除してBサイト(DR)側をRWにして業務を行い、Aサイトが復活したらResyncでBサイトからAサイトへ逆向きのMtreeレプリケーションを張り、再度レプリケーションを削除して元々のサイトAからサイトBへのレプリケーションを張る」
なんてことをテストでやっていました(参考:Mtreeレプリケーションの逆方向同期の変更方法について)。
なんだか面倒くさそうに見えますが、これも一案としてありだと思います。
Anonymous
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2017年7月3日 01:00
Uehara Y.さん
丁寧なご回答ありがとうございます。
Aサイト復旧時はやはりBサイトで新しく書き込まれた情報をResyncでAサイトへ一時的に書き込みAサイトからBサイトへ再度レプリケーションで設定を行う方法で試してみます。
ありがとうございました。また何かありましたら宜しくお願いします。