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DataDomainのThrottle動作について
お世話になります。
Throttle設定はソース側の設定が採用されてディスティネーション側で設定が入っていたとしてもソース側に合わせられる認識です。
ただし、マニュアルを見ると設定的に合わせる必要があると記載があります。
※P423
これはDD側の話をしているわけではないかなと推測しているのですが、何の設定を合わせることを
示しているのでしょうか?
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お世話になります。
Throttle設定はソース側の設定が採用されてディスティネーション側で設定が入っていたとしてもソース側に合わせられる認識です。
ただし、マニュアルを見ると設定的に合わせる必要があると記載があります。
※P423
これはDD側の話をしているわけではないかなと推測しているのですが、何の設定を合わせることを
示しているのでしょうか?
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Uehara Y.
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2021年3月30日 23:00
ytarakidaさん
確認してみましたが、今回問題となっている設定はThrottleとは直接関係なく、レイヤ的にもっと低いTCP接続/通信の設定項目のようです。
しかも、かなりReplicationを行っているIPネットワークの品質がよろしくなく、ネットワーク遅延が大きい場合にのみ設定することが推奨されているものです(通常は本設定は行わない=デフォルトでOKです)。
別の言い方をすると、ネットワークの品質が良い環境で、帯域を制御しないと大量のReplicationデータをソースからターゲットに送ってしまうことを制御するために主に利用されるThrottleとは逆に、ネットワーク品質が悪い環境で、効率的に大量のデータをソースからターゲットに送れるようにするのがBandwidth Delay Settingsです。
どのような場合にネットワークの品質が良い、悪いを判断してBandwidth Delay Settingsを利用するのかということについては、GUIからReplication > Advanced Settings > [Changing network settings]を選択するとポップアップされる「Network Settings」のヘルプ([?]マークをクリック)に記載があるので、必要に応じて確認してみてください。
(大雑把に書くとPingなどでソースとターゲットのラウンドトリップタイムを測定して、それが100msecを超えていたら設定をしてもいいかもねというような内容です)
この設定のポイントは、ソースとターゲットの間のAckknowledgementのやりとりをわざと遅くすることにより、一度の通信で送信できるデータの量を増やすことによってデータ送信のパフォーマンスを上げるというところです。
ネットワーク品質が良い場合には特に問題とならないのですが、悪い場合には、TCP通信では基本的にきちんとAcknowledgementがターゲット側から戻ってくるまで次の通信を開始しないので、ネットワーク品質が良いときと同じような量の(比較的小さい)データのやり取りを毎回行っていると、「ACKの返信を待ってから次の(比較的小さい)データを送ってまたACKを待って・・・」というようなことになり、データ転送速度が遅くなってしまうことが想定されるのですが、それを一度に送るデータ量を増やすことによって改善させるという考え方です。
また、ソースとターゲットの両方に設定が必要というのは、両方に設定が入っていないとおそらく適切なウィンドウサイズ(一度に送信するデータ量)の選択がされないためだと考えられます。
(日本語で「遅延ACK」でググると色々情報が出てきます)