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2019年4月15日 19:00

Dell Technologies world 2019 完全攻略! 【Ask the Expert】 エキスパートに聞こう特別編

今年もやりますDell Tech World 2019!

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Dell Technologiesが傘下に収めるDell,Dell EMC,Pivotal,RSA,Secureworks,VirtustreamそしてVMware(最近はBoomiも!)が一気に集結。400以上のBreak out sessionやハンズオンラボで今のDell Technologiesを感じてください。
現地に行けなくても大丈夫!日本からの精鋭レポーターが随時情報をアップデートします。

もちろんこんな情報ほしい!書き込みも大歓迎!レポーターに貴方の思いを伝えてください。

期間は4月29日から5月2日まで(日本時間だと3日まで)

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2019年4月17日 17:00

公式サイトはこちら。

https://www.delltechnologiesworld.com/index.htm

DTWの全ての情報が集約されています。

初日4/29は、マイケル(Dell Technologies CEO)とパット(VMware CEO)のオープニング・ゼネラルセッションは必見です!

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2019年4月28日 01:00

今年のテーマは「Real Transformation

Transformation系の気になるセッションをいくつか紹介します。

 

The Whole Shebang: Accelerating Development With The Dell Technology Stack  (4/30 8:30-9:30)

Pivotalで活躍中のChadが、アプリ開発を迅速にすることの意義を語ります。

Chadならではの広い視点で、Dell technologiesのフルスタック開発環境、カスタマー事例など期待できます。

 

Kubernetes: Addressing The Real World Challenges (4/30 13:30-14:30)

コンテナ・オーケストレーションの代名詞ともなっているkubernetesに関して、パネルディスカッションで掘り下げます。

パネルメンバーには、Chadの名も!? お楽しみに。

 

5G: Delivering Life-Changing Technologies Through Next-Generation Networks (4/30 15:00-16:00)

期待のネットワークテクノロジーである“5G”のGURUセッションです。

TEDxでプレゼン経験のある、Ellis & AssociatesのFounder John EllisがGURUとして登壇します。

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2019年4月29日 05:00

ここラスベガスで数時間後にDTW2019が幕を開けます❗️

ストレージ系セッションのピックアップです。

  • Dell EMC PowerMax: What's New With PowerMax All Flash NVMe Array & HyperMax OS Performance
    さらなる性能エンハンスがなされたPowerMaxのパフォーマンスを、NVMeやデータリダクションまで掘り下げて紹介します。
  • Dell EMC Storage Portfolio: Welcome To The Containerized World!
    コンテナテクノロジーとpersistentなストレージの関係性を解説するセッションです。XtremIOのデモは必見!
  • Dell EMC Isilon: What’s New In 2019 & Future Directions
    Isilon:2019年のNEWな情報が期待できます。スケールアウトNASの将来展望も!?
  • Dell EMC ECS: What's New & What's On The Roadmap
    成長分野のオブジェクトストレージを学びます。タイトルに“Roadmap”と入っている唯一のセッション!

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2019年4月30日 01:00

初日オープニングの基調講演の速報です。
Michael DellやPat Gelsingerから、人類の進歩にテクノロジーがいかに貢献するか、また大きなイノベーションを起こすための新しい発表がありました。

この30年に凄まじい人類の進歩、例えば寿命、識字率、これらにテクロジーの進歩が大いに貢献している。

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Dell Technologies は今後も人々の生活を豊かにするためのテクノロジー変革に貢献する。

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マルチクラウドを実現する大きな発表! 「VM Cloud on DellEMC」

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要約すると、VM Cloud on AWSの能力をオンプレで実現するためのマネージドクラウド・ソリューション。
VxRail上にSDDCやvSphereコンポーネントを構築しパッケージしたもの。

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今年はDellEMCとVMwareの連携強化を強く感じさせるセッションでした。

VM Cloud on DellEMCの詳細はブレークアウトセッションで展開されます。

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2019年4月30日 14:00

令和”最初のNDAセッションでした!

準備していたら年号変わったのに気が付かず。

このセッションは日本のお客様、パートナー様向けの特別セッションで、通訳も入るため好評です。(ブレークアウトと呼ばれる50-100人規模のセッションはEnglish only)

プレゼンターは来日経験のあるMDC Global Field CTOのTodd Tolesです。

Unity, XtremIO, PowerMaxの戦略、ロードマップなど盛りだくさんでした。

NDA(Non disclosure agreement)なので内容書けませんが、興味のある方は担当営業/SEまで。

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2019年5月2日 03:00

CSIを紹介するブレークアウトセッションでの数コマ。

コンテナから外部ストレージを扱うための標準化インターフェースがCSI (Container Storage Interface)です。

ストレージから見てコンテナ対応というと、このCSIをサポートしていることになります。ストレージ毎にプラグインが提供されます。

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コンテナ環境でのオーケストレーションの利用が加速。

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その中でもKubernetesが、ほぼデファクトスタンダードに。

 

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昨年12月にKubernetes v1.13 でCSI(v1.0)を正式サポート。

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これまでのコンテナと継続的なデータ保持課題

 

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CSIで課題を解決。

Persistentなストレージのための標準化されたAPIインターフェースが定義され、プラグインによりKubernetesなどから利用可能になります。(OpenStackのドライバのイメージ)

 

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XtremIO, VxFlexOSは既にCSI対応済み!

今後PowerMaxや他のストレージも対応の予定。

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XtremIOでは、スナップショットやQoSなどのadvanced Functionも利用できます。

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2019年5月2日 03:00

ソリューションexpoで見つけた新しいハードウェア!

 

Unity XT

CPUが新しくなり、IOPS性能は2倍に。

右側の8スロットにNVMeドライブを搭載可能。

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PowerProtect X400

Data Protection Applianceの新製品。

コントローラ(下)とストレージエンクロージャー(上)で構成。

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2019年5月3日 03:00

Work hard, play hard! 

連日の暴飲暴食で体重UPが懸念されるので、バイクエクササイズに参加しました。0F002113-61DD-4229-A45D-7DF8E0F77F39.jpeg

 

 

 

朝6時、WynホテルのSoulCycleスタジオに集合。

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専用シューズに履き替え、バイクに乗ります。

インストラクターの指示に従いラン、、ダッシュ、、一気に汗が噴き出します。

立ち漕ぎで頭を大きく前後に振る動きは、前夜のお酒が残っているためついていけません。。。

45分間のセッションを終えると、不思議と爽快感が! 

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2019年5月7日 23:00

基調講演第一弾はやはりこの人、マイケルデルから。タイトルは「The Architects of Innovation」、イノベーションの設計者達といったところでしょうか。

capture-20190508-112710.pngマイケルは語ります。デルテクノロジーズはテクノロジーで世の中を変えていく。Dell、Dell EMC、VMware、Pivotalでコアであるクラウドアーキテクチャの構築と、その上におけるクラウドネイティブアプリケーション開発のプラットフォームを実現し、Secureworks、RSAでセキュリティ保護にも対応する。

これらすべてを持っているのがデルテクノロジーズの強みであり、この技術力を使うことにより、もうすでに実現化に向けて進んでいる自動運転によるタクシー、ドローンによる配達、3Dプリンターでつくられた家などに加え、耳が聞こえない人に音を、目が見えない人に視覚を与え、神経移植による麻痺の抑制を実現するなどの実現に貢献していく。このような今までであれば奇跡と呼べるような時代がもうすぐそこまで来ている!

capture-20190508-112942.pngそんな中で最初に紹介されたビデオ(会社)はDraper Labsという会社。この会社ではトースターくらいの小さな人工衛星をいくつも所有していて、それらからの情報によって地球上で起きていることを見える化している会社です。現在は2018年11月に発生したカリフォルニアにおける大火災が地球や人々に与える影響、具体的にはどのような有害物質が発生し、それが人々の元にどのように影響を及ぼしていく可能性があるのかというリスクを調べています。

この実現のためにはたくさんのデータを集め、さらにそれらを解析していかなければならないのですが、そのためにデルテクノロジーズの技術が利用されているとのことです。具体的に何をどのように利用しているということは語られていないのですが、ビデオの中ではDellのPCや、Isilon、VxRailなどが出てきていました。

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ビデオの後も、マイケルはこれからデルテクノロジーズが実現していく未来について力強く語った後に、実際のプロダクト/サービスよりの話をするためにデルテクノロジーズのVice Chairmanであるジェフと、VMwareのCEOであるパットにマイクを渡します。そして後半ではなんとMicrosoftのCEOであるサチャ(Satya)も登場!capture-20190508-113347.png

 

ここで紹介されたのは大きく2つのもの。Dell Technologies Unified WorkspaceとVMware Cloud on Dell EMC。

capture-20190508-113546.pngパット曰く、現在一週間全て同じオフィスで仕事をする人の数は本当に少なく、それに伴いデジタルトランスフォーメーションが出来ている会社で働く社員の生産性は非常に高いという統計結果があるらしいです。これらを踏まえ今世の中に必要とされているものがDell Technologies Unified Workplaceであり、これを導入することにより今までであれば複雑であったリモートデスクトップアクセスやそれに対応する社内ITインフラストラクチャの準備が本当に簡単に実施できるだけでなく、セキュリティや問題が発生した場合のサポート体制まで一気に手に入れられるらしい!

要するにこれを導入すればいきなりデジタルトランスフォーメーションのための環境が(ある程度)完了し、あとは利用する会社が本業に集中して成果を出していけばいいということ。社員はどこからでも同じように仕事をすることが出来るしいいことばかり。さらにMicrosoftとの協力体制も整っていて、Windows環境やOffice 365環境、AzureのActive Directory環境なんかも使えるとのことです。便利そうだし、日本の働き方改革にもはまるかも?(といいつつ値段は気になるところです・・・)。

capture-20190508-113906.pngそして話はもう一つのVMware Cloud on Dell EMCに入っていきます。数年前まではプライベートクラウド対パブリッククラウドなんていう議論がありましたが、そんなものはもう古く、多くの企業ではデータセンターに投資をして自社のクラウド環境をつくりながら、プライベートクラウドも利用していくという環境。つまりマルチクラウドやハイブリッドクラウド環境が多いらしいのですが、実際には93%の会社が複数のクラウドサービスを利用しており、平均的には5つもの異なるクラウドアーキテクチャを利用しているとのこと(これってアメリカだけの話?)。

このような環境においてはクラウドサービスのサイロ化(縦割り構造化)が起きてしまっていて費用面、運用面でもコストがかかってしまっているはず。それを解決してシンプルに全てをシームレスに扱うことが出来るのがVMware Cloud on Dell EMCであるということのようです。

具体的には、パブリッククラウドでVMware Cloudを利用しているお客様が、オンプレミスのコアサイト(データセンター相当)にVxRail等のDell EMC製品を導入すれば、そのDell EMC製品上でプライベートクラウド環境をすぐに構築出来て、そのプライベートクラウド環境とパブリッククラウド環境をシームレスにつなぐことが出来る。

更にはエッジサイト(地方の事業所などデータセンター相当の設備が準備出来ないサイト)においても、VxRailを1クラスタ導入するだけで、その上にもVMware Cloudをすぐに展開して、パブリック、コア、エッジをひとまとめにしたシームレスなクラウド環境を得ることが出来る!という話です。

capture-20190508-113935.pngそしてこの件に関してはトークだけでなくデモも!アメリカの東海岸にパブリックとプライベートのクラウド環境があり、西海岸にも一つプライベートのクラウド環境があるという状況で、更なるリソースが必要となったので西海岸にもう一拠点Dell EMC製品(VxRail?)を準備して、その上にプライベートクラウド環境を作成した後、既存のクラウド環境にシームレスに追加するというのを見せてくれました。

その結果、合計4拠点のプライベート、パブリッククラウドがSDDC(ソフトウェアデファインドデータセンター)として一つのクラウドとして管理できている模様。便利ですねぇ。こんな環境を持っていたらITトランスフォーメーションは完了したと言ってもいいでしょう。デジタルトランスフォーメーションを担っている部門からのリソース要求にチャチャっと対応できそうですから。

今回の基調講演ではテクノロジーがもたらす未来のビジョンについての話がありましたが、実際に発表された2つのサービスはどちらも近い将来に会社の競争力の源泉になるであろうデジタルトランスフォーメーションの実現を簡単にするものでした。

先を見ながらもまずは身近にある課題をクリアするための手助けを順序よく行っていくという姿勢には好感が持てます。デジタルトランスフォーメーション(とそれを実現するためのITトランスフォーメーション)が少し遅れている感のある日本市場ですが、デルテクノロジーズの製品/サービスがその遅れを取り戻させて、日本企業が更なる発展をする手助けをすることが出来るといいなぁなんて思ったりしました。capture-20190508-114156.png

あと個人的に少し気になったのは、PowerMaxやUnityがVMwareクラウドファンデーションReadyであるというパッドの発言です。VxRailがその上にクラウド環境をすぐに構築できるのはなんとなくわかります。PowerEdgeのサーバによるコンピュート機能を持っていますし、ESXiもその上で動いていますから。でもPowerMaxもUnityも単なる(というと怒られそうですが)ストレージ。。。どうやってクラウドに入っていくのかは気になります。

ただその発言からは、以前であればユニファイドストレージといえばブロックストレージとファイルストレージだったのですが、今や時代は変わり、もしかするとクラウドアプリケーションが主に利用するオブジェクトストレージと、オンプレミスの超高速システムが利用するブロックストレージが今後のユニファイドストレージの基本となるのかもしれないなぁなんてことを考えさせられました。

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2019年5月8日 22:00

2日目の基調講演「Innovation to Unlock Your Digital Future」は盛沢山。PowerEdge DSS4400、Unity XT、PowerProtect X400などの紹介がありましたが、聞き終わってみると、内容が多すぎて消化不良チックになってしまっていました。。

しかしながら、数日経って考え直してみると、軸のような物が見えてきた気が・・・この解釈でよいのかはわかりませんが、自分なりに思ったことを書いてみようと思います。

結論から言ってしまうと、基調講演1日目とテーマは変わらず。今後お客様が属しているインダストリーにおいて競争力の源泉となるであろうITインフラの提供(ITトランスフォーメーション)を行っていくということ。Dell EMCと共にITインフラを準備すればワールドクラスの競争力を得ることが出来て、その上でお客様の事業を迅速に効率よく展開して行ってください(デジタルトランスフォーメーション)。というお話。

そのための手段として一つはVMware Cloud on Dell EMCで語っていたようなエッジ、コア、クラウドを効率的に利用できるITインフラの準備。もう一つはそこまで大規模なITインフラはいらないという場合や、ITトランスフォーメーションが(ある程度)完了したオフィス環境や、どこからでも効率よく仕事が出来るような環境を整えたいといった場合にはDell Technologies Unified Workplaceを提供するというシナリオ。

capture-20190509-101319.pngジェフが最初に言っていた今後必要となるであろう5つのこと。人工知能技術(AI)、ハイブリッドクラウド、インテリジェントエッジ、ソフトウェアデファインド、職場環境の近代化(Workforce Modernization)を考えてみても、最初の4つはVMware Cloud on Dell EMCの話に関係したITインフラの準備に関するもの、最後の1つがDell Technologies Unified Workplaceに関係するものと考えることもできます。

ITインフラの準備に関してもう少し考えてみると、これから来るであろう(というかもう来ている)ビッグデータやAIやIoTなんかが当然となってくる時代において、競争力のあるITインフラとは何か?という疑問がわいてくる人も結構いるかと思うのですが、それに対する回答をこの2日目の基調講演ではしているというような感覚を受けました。

もう少し具体的に書くと以下のようなイメージ。

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エッジの先端ではIoTとして利用しているセンサーからデータを取得し、高速の5GネットワークとEdge Gatewayを利用してリアルタイム処理を行うインテリジェントエッジ環境が存在。取得したデータはもちろんクラウドやコアにも蓄積されてリアルタイム以外の分析にも利用されます。

コアよりのエッジからコアのエリアではDell EMC製品群が活躍。NVIDIA Tesla V100 GPUを搭載できる最新のPowerEdge DSS8440でAI処理を行い(ちなみにVxRailにもGPU載ります)、エッジまでハイブリッドクラウド環境が必要となればVxRailを導入すればすぐに実現可能。コアの中心としてハイブリッドクラウドが必要になればVxRackという選択肢もありますし、その他にもクラウドReadyなUnity XT、PowerMaxなどのストレージ群を導入して社内のシステム構築の基盤を準備。

パブリッククラウドは、オンプレミス(コア+エッジ)のDell EMC機器とハイブリッドクラウドを利用してシームレスに利用可能。

そしてそれらのITインフラ基盤をベースにしてネットワークの仮想化(NSX)、コンテナのオーケストレーション(Kubernetes)などの技術を活用するPKSを利用し、必要なアプリケーションの開発と提供をコンテナ技術を活用して行う。さらにそれらの大切なデータ/アプリケーションはPowerProtectなどの製品で保護していく。

この絵に描かれているようなことが実現できている会社はITインフラとしてとても強い会社になっているはずです。つまり、必要なデータを入手し、分析し、アジャイルな開発が可能になっている。その上自社が持っているリソースがハイブリッドクラウドに属していれば、それがクラウドにあろうがコアにあろうがエッジにあろうがサイロ化せずに自由に活用可能。最悪今あるリソースでは足りなくなってもそれこそ一時的にパブリッククラウドからリソースを持ってくる(買ってくる)なんてことも可能でしょう。

EMCにいる時は、ストレージをメインにそこから上を見ていたので、あまりイメージがわかなかったのですが、Dell EMCとなりDell Technologiesの一員となると全体的なイメージがつかみやすくなった気がします。素晴らしいことに、この絵にあるもので5Gネットワークを除けば全てDell Technologiesグループで提供できるものだったりします!

そうなると基調講演の中でパッドが強調して言っていたことも腑に落ちてきます。それは「ITインフラのリソースを考える時に人々は下に向かって話を進めようとする、でも本当に見なくてはいけないものはそのリソースを使ってどのように活用していくか、どのようなアプリケーションを提供していくのかという上向きの考え方なのだ」というような内容なのですが、結局のところITインフラを使って何を世の中に提供していけるかという点が重要であり、ITインフラ自体は手段であり目的ではないということなのでしょう(Dell EMCという「会社」を見るとITインフラを売ることが目的でもありますが・・・)。capture-20190509-132646.png

 

最後になりますが、パッドが基調講演の最後の方で言っていた以下の言葉が何故か心に残ったので紹介しておきます。
Fundamentally, tech is neutral. It can be used for good or bad. It's our opportunity to shape these superpowers as forces for good. No, it's not our opportunity. It's our obligation as technology leaders to shape these superpowers as forces for good.
(根本的には技術というものは中立なのです。良いことにも悪いことにも使える。今我々が持っているこの素晴らしい技術を良いことのために使えるということは素晴らしい機会をもらったようなものなのです。いや、それは我々にとって機会と言ってはいけないのかもしれません。技術をリードしていく我々としては、この素晴らしい技術を良いこと(だけ)のために使っていくことは義務なのだと思います。)

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2019年5月10日 00:00

Dell Technologies World 最終日のジェネラルセッションは最新技術を日々の糧にしているDell Technologiesから人々に向けたメッセージのようです。お題はOptimism & Happiness in the Digital Age

『デジタル時代の楽観主義と幸福について』

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進行役であるTime誌副編集長のEben Shapiroが訥々と(ちょっと緊張しているのか)古代から続いてきた人間と技術革新のせめぎあい、技術革新が人間に恩恵や夢を与える一方で不安を掻き立ててきた歴史を語ります。そして未来科学者として知られるRoy Amaraの言葉とともにパネラーを迎え入れます。

『我々は技術を短絡的に過大評価するが長期的には過少評価する』

 

まず最初はわれらがDell TechnologiesチーフマーケティングオフィサーAllison Dew。続くはカモシカのような女性、先進的なホームジムサービスを提供して急成長のmirrorCEO Brynn Putnam、そして最後はヒップホップで有名なBlack eyed peas、今ではミュージシャンとしてだけでなくAI基盤のソフトウェア開発を手掛けるビジネスリーダーとしての名も高いwill.i.am

 

のっけからEbenはど直球勝負でパネラーに話しかけます。

『現代社会での技術革新への不安の原因とは』

それは技術の進歩のスピード性よ、とAllison。投資先を間違ったんじゃないか、という不安の表れだと言うWill。本当はAIよりHI(ヒューマンインテリジェンス)に投資したほうがいいのじゃないかという人間の良心の部分だと。

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そして話はもっと具体的に。お次はAIについて。マーケティングのトップであるAllisonは膨大なデータからそれまでの顧客やマーケットの嗜好を図るだけでは不十分だと指摘します。ビジネスにはこれからの戦略が必要であり、それを実現するには人間の力によるデータの方向付けや管理が必要であると。つまり膨大なデータを処理する力とそれをきちんと制御できてこそビジネスの成功があるというのです。

かのセールスフォースドットコムCEO、マーク ベニオフにも助言をもらっているAI使いのWill にとってAIはまだ『人々の暮らしに根付いている』レベルまでには至っていない、という認識のようです。またそこまでのレベルになるには『規則』が必要だとも。

(この『規則』が今回の話のポイントなのかなと思ったりしたのですが・・・)

 そしてEben はテクノロジーと政府の規則、テクノロジーと企業、テクノロジーと教育、さまざまな角度からテクノロジーにまつわる人間の活動についてパネラーに一石を投じます。

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Dell Technologies という大企業の看板を背負うAllison,もちろんTech Company としての責務を果たす、という立場を崩すことはできません。それよりももう少し自由度のあるWillはあくまでストレート。会場をジョークで沸かせます。しかしいうことは言う・・

『テクノロジーはビジネスのためにあるのではなく、People( 人々)のためにあるべきものだ』

これには思わず会場から拍手が上がります。ほかにも『エンジニア不足は Google, Facebook, Apple, Microsoft, Dellなどの大企業が子供たちにエンジニアになる夢を与え、それをサポートする努力を怠っているからだ!』これについても会場からは遠慮がちにではありますがやっぱり拍手が沸き起りました。

 

あらぬ方向にディスカッションが流れないように四苦八苦の副編集長。仕切り直しとしてテクノロジーにまつわるbuzzword についてパネラーにそれぞれの考えを語ってもらいます。

 まずは・・・ロボットについて

優等生なBrynnの答え『私たちの可能性をもっと広げてくれるもの』、

自由人Will 『それは僕を愛してくれるのか、僕はそれを愛せるのか』、

我らがAllison『戦闘ロボットが勝つのか、それとも友達としての存在になるのか・・』

(パネラーそれぞれが見据える未来が透けて見える回答でした。)

 

お次はIoT

Allison 『すでにどこにでもあるもの』

『誰のためのデータなのか』とすべての行動や現象がデータ化されて共有されることに対して危惧を示すWill。素直なBrynnは『生活環境を整えるために欠かせないもの』であるといいます。

 

遺伝子工学について

ここでBrynが口ごもってしまいます。そして手を挙げたのがもちろんWill .『遺伝子工学は新しい富裕層の誕生』だとぶち上げます。これからは『情報』が貨幣価値を持ち、そういった情報を使って遺伝子組み換えが実現しエリートが量産され、そしてそれが富裕層となると。そこには人間性が抜け落ちてしまう可能性があるのでそれを防ぐためにも『規制』を作ることが必要だとも。

Allisonは遺伝子工学に希望を見出します。治癒が難しいとされている病気の治癒にも効果が期待できるという点において。しかし遺伝子を弄ぶことで生まれてくる子供のある特性を削除したり、存在すらを否定する、そんな方向にこの技術が使われないためにもWillの言うように『人間としての良心』『規制』が必要だと。

 

終始和やかな雰囲気で進められたセッションでしたがBrynnはもう少し話をしたかったかもしれません。Willがかなりの比率でしゃべり倒していましたが、Ayasは彼の発言に大いに賛成するところが多かったのも正直な感想です。

最後に観覧者からの質疑応答に『コミュニティ』に関する発言がありましたがAllisonをはじめとするパネラー全員がコミュニティーの重要性を語っていたのにはちょっとうれしい気持ちになりました。

 

 

参考・・・

カモシカ女性Brynn Putnamのサイト(このフィットネスシステムは面白いです)

https://www.mirror.co/

 

自由人Willのサイト

http://will.i.am/ 

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2019年5月10日 00:00

>PowerMaxやUnityがVMwareクラウドファンデーションReadyというパッドの発言

VCFクラスタの外付けストレージとして、PowerMax,UnityがiSCSI,NFS接続で検証済である事を言っています。

 

>時代は変わり、クラウドアプリケーションが主に利用するオブジェクトストレージ・・

まさにクラウドネイティブやコンテナ環境においては、機能として疎結合、ステートレス、高可用性が求められます。 

オブジェクトストレージやCSI(前スレッドに記載)の期待が高まりそうです。

 

 

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2019年5月10日 01:00

>PowerMaxやUnityがVMwareクラウドファンデーションReadyというパッドの発言

VCFクラスタの外付けストレージとして、PowerMax,UnityがiSCSI,NFS接続で検証済である事を言っています。


なるほどー、そういうことだったんですね!

VMware Cloud FoundationでググってみたらDell EMC Storage with VMware Cloud Foundationっていうドキュメント見つけました。Unity、PowerMaxだけじゃなく、XtremIO、VxFlex(ScaleIO)、SCシリーズなんかもいけるとは。。ドキュメント内のこのセリフが素敵です。

When used on premises, VCF can leverage existing storage investments to enhance their private-cloud capabilities within an environment.

既存のDell EMCストレージを活用してプライベートクラウドに利用できる!(そしてもちろんそれをパブリッククラウドとつなげてハイブリッドにもできる!)

 

 

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2019年5月10日 01:00

>我々は、この素晴らしい技術を良いこと(だけ)のために使うことが義務なのだと

初日の基調講演でもマイケルが同様の例えを言ってました。

「”火”は火事を起こすが、家を温めることもできる」

 

”テクノロジー”を使いデジタルトランスフォーメーションを推進することが、人類進歩において重要であるとの理解です。

特に変化することに躊躇のある日本では。

Community Manager

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2019年5月17日 01:00

いかがでしたか。 まだまだいろんなテクノロジーが私達を楽しませてくれそうですね!

Dell Technologies world 2019の興奮はまだまだ冷めないですがいったんこちらのイベントはお開きとさせていただきます!書き込みしてくださった皆様、そして見に来てくださった皆様、ありがとうございました。

来年もラスベガスでお会いしましょう!

 

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