この投稿は5年以上前のものです
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Isilonのレプリケーション仕様について
Isilonのレプリケーション仕様に関して確認させてください。
IsilonA→IsilonBへレプリケーションをしている環境で、IsilonAをリプレースする想定です。
IsilonAのデータを新規導入するIsilonCに移行した後、IsilonC→IsilonBへレプリケーションを再開します。
この時、筐体が変わっていても初回のレプリケーションで流れるデータは差分のみとなるのでしょうか?
また、通常では差分にならない場合、差分でレプリケーションさせるための手段はありますでしょうか。
以上、よろしくお願いいたします。
AMAKEN
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2016年11月29日 19:00
>「IsilonAのデータを新規導入するIsilonCに移行した後」
この移行手段によって流れが変わってきます。
IsilonAのクラスタに、新規導入予定のIsilonCを構成するノードを増設し、その後IsilonAを構成していたノードをすべてクラスタから削除した場合、レプリケーションPolicyは初回転送とはならず、差分転送が継続されます。
実はもうひとつdiff syncという機能がありまして、
もし2つのクラスタがあって、レプリケーション対象のディレクトリに同じデータが入っていた場合、
初回転送でもファイルを比較した差分転送ができる機能を持っています。
こちらはGUIではなくCLIでのみ設定できるオプションですが、Policy作成時に指定するか、
作成したPolicyの初回が走る前に、下記オプションをPolicyに追加します。
--target-compare-initial-sync=true
yoshi_taka
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2016年12月4日 18:00
>AMAKENさん
ご回答いただきありがとうございます。
既存Isilon にノード追加は難しそうなため、diff sync機能を使うことになりそうです。
https://support.emc.com/docu44507_OneFS-7.0-Command-Reference.pdf
OneFS7.0コマンドリファレンスを確認したところisi sync policyのオプションに記載がありましたが、
ご教授頂いた、[--target-compare-initial-sync=true]の記載はなく、[--diff_sync {on | off}]とありました。
こちらバージョンによる違いなのでしょうか?
# isi sync policy createにてオプション--diff_sync onを指定してポリシーを作成し、runすれば差分レプリケーションの動作をする認識でおります
以上、よろしくお願いいたします。
AMAKEN
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2016年12月4日 21:00
y.takahashiさん
こちらがお伝えしたのは8.x系のコマンドですので、7.x系の場合は--diff_syncですね。
実際に試すとわかりますが、初回から差分レプリケーションとはなりますが、この時、両クラスタの転送対象ファイルのハッシュ値を比較することとなるため、レプリケーションPolicy開始から転送までの時間が掛かります。
また、32KB以下のファイルはハッシュ計算する時間がもったいないので、ターゲット側に同じデータがある場合でも転送される仕様です。
yoshi_taka
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2016年12月4日 22:00
>AMAKENさん
早速のご回答ありがとうございます。
8.x系からコマンド内容が変わるのですね。
内部の細かい動きまでご解説いただきありがとうございました。
とても参考になりました。
yoshi_taka
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2016年12月18日 19:00
>AMAKENさん
先日はご回答いただきありがとうございます。
今更になってしまい申し訳ないのですが、差分比較にかかる時間の実績ベースでの情報お持ちでしょうか・・?
diff_sync有効の場合、データが流れ始めるまでどれだけ時間を要するか事前に把握しておきたく。