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2013年5月7日 19:00

IsilonのSSD搭載について

メタデータをSSDに格納することでレスポンスを向上させますが、逆にSSD無しの場合にレスポンスに問題が出る(遅いと感じる)ファイル数はどの程度でしょうか?

各シリーズ(S,X,NL)でSSDを搭載したほうが良い大まかなファイル数はありますでしょうか?

Community Manager

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5.1K メッセージ

2013年5月8日 19:00

ためになりそうな情報なので(この手の値はEMCとしては出してないだろうなぁと思いながらも)色々と探してみました。


結果、残念ながら過去のTest結果や推奨ファイル数が明確に書かれているものは無く、サポートチームに確認してみても情報は無く、唯一EMC Oneという社内のソーシャルメディアにコメントとして「1ディレクトリに10,000ファイル以上はつくらないほうがいいよ。パフォーマンス落ちる可能性があるから。」という記述を見つけられただけでした。。

また、今回の質問とは直接関係がない参考情報となってしまいますが、「metadata用にSSDを利用する場合には、SSD容量の容量に注意する必要がある」という情報が多々ありました。metadataが利用するSSD容量については、ファイルの数、プロテクションレベル(例えば8×だと9個のmetadata)によっても変わってくるのでなんともいえないのですが、OneFS中で約2%というのが一般的なようです(※1)。とはいえここはかなりセンシティブなところなので、「SSD Strategyを利用する際にはIsilon Technical Supportの担当者にコンサルを受けること、でないと逆にパフォーマンスが落ちる可能性もありますよ」ということが書かれていたりしました(※2)。

どなたか実際の経験談として○○シリーズのOneFSに○○ファイル以上作成したらなんだかパフォーマンスが落ちた(そしてmetadata accelerateつかったら改善した!)というような情報をお持ちの方はいないでしょうか?

※1
P.5 NEXT GENERATION STORAGE TIERING WITH EMC ISILON SMARTPOOLS
Metadata (which generally makes up around 2% of the system) is mirrored for performance and availability.

※2
P.243 Isilon OneFS Version 7.0.1 Administration Guide
"Use this option to free SSD space only after consulting with Isilon Technical Support personnel. Using this strategy may negatively affect performance."

5 Practitioner

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274.2K メッセージ

2013年5月8日 21:00

明確な数値がないと言った点は申し訳ありません。

私自身の経験もふまえて記載させて頂きますと、上記に記載頂いた通り1ディレクトリあたり10000超える(私は4桁以上ならとか言っています)ようであればSSDの搭載モデルをお勧めしております。

S,X,NLシリーズではS=SAS+SSDのハイブリット、X=SATA+SSDのハイブリット、NL=SATAのみと言った構成となりますのでモデル選定の際はご注意頂ければと思います。

当然、ファイル情報を見つけるのは高速化されますが実データはS,X,NL、それぞれ搭載されたDisk(SAS,SATA)に格納されておりますので、実データへアクセスする際の性能はDisk性能に比例します。

私としては、1つ1つのファイルサイズが小さく大量で頻繁にアクセスされると言った場合はSSD搭載のSシリーズ、1つ1つのファイルサイズがある程度大きいと言った場合はSSD搭載のXシリーズのように大雑把ですがイメージとして御考え頂ければと思います。

実際お使い頂いている御客様環境では、メタデータをSSDに格納することでファイルの参照レスポンスをかなり高速化できており、特にリードアクセスが多い環境(WEBサービスなど)で効果を実感して頂いています。

ご参考になれば幸いです。

7 メッセージ

2013年5月12日 20:00

SSD搭載ノードが発表された当初は、「1フォルダ20000ファイル以上の場合は効果が高い」という情報がありました。

実際には皆さんが報告しているように、10000ファイル程度でも十分な効果が期待できます。

これぐらいのファイル数になると、stat()関数を利用したプログラムにおいてmetadeta read処理の低下が激しくなってしまう現象が発生します(いわゆるlsコマンドが遅い、フォルダを開くと暫く応答なしで画面が返ってこない)。SSDはRandom read処理が速いといった特徴があるので、metadetaをSSDに格納した場合はstat()関数処理はレスポンスが改善されます。

また、アイシロンではあらゆる処理をオブジェクト単位で処理しているため、SSDを搭載したノードを利用すれば、例えばQuota容量の計算などmetadetaを読み込む内部処理においても優れたスピードを発揮します。

SSDを搭載していないノードが遅いと感じるかどうかはアプリケーションにもよりますが、ファイル数が多くなればなるほどSSD搭載ノードとの差は広まります。

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