Isilon DataProtection Dedupe

ssm1010さん

1. 保護レベルについて

→保護レベル2d:1nを使用する場合、同一ノード内でディスク2本故障が発生した場合は、ノード故障と同じ扱いでアクセスは可能なのか

保護レベル2d:1nはディスク2本、もしくは1ノード障害、を保証する保護レベルなので同一ノードでディスクが2本故障してもアクセスは可能です。保護ができなくなる条件はディスク観点であれば3本以上の故障、ノード観点であれば1ノード以上の故障、がそれにあたります。

そのため以下の場合は　→になります。

・同一ノード内でディスク2本同時故障の場合　→アクセスできます。
・同一ノード内でディスク1本故障しSmartfailが完了し別のディスクへのデータ復旧が完了した後、同一ノード内のディスク故障が発生した場合　→すでに1本目の復旧は完了しているので次のディスクの故障となり保護範囲内です。
・ノード故障の発生後、別のノード内のディスクの故障が発生した場合

→必ずしもデータへのアクセスができなくなる、データがなくなる、というわけではないですが保護範囲外なのでサポートとの対応が必要です。

参考：https://www.dell.com/community/Isilon/Question-for-Isilon-data-protect-level/td-p/7139816　

2．重複排除について

スケジュールで実行された重複排除は次回からは差分での重複排除となるので少なくとも再度のチェックはしても最初からやり直すのではなく排除すべきものがあればされる、という動きになります。

After the initial dedupe job has completed, schedule incremental dedupe jobs to run every two weeks or so, depending on the size and rate of change of the dataset.　後述資料 Page 14から

パフォーマンスに関しては多少なりとも有り、という背景から負荷の低いときにJOBの実行が推奨されています。

SmartDedupe should ideally be run during periods of low cluster load and client activity (nights and weekends, for example). Once theinitial job has completed, the deduplication job can be scheduled to run every two weeks or so, depending on the data’s rate of change.　後述資料　Page16から

また一度重複排除したものに関してはおっしゃる通り、排除する必要があるものに関しては重複排除が実行されます。しかし先の記述のように必要性の有無は確認されるためまったくのNo checkというわけではなさそうです。

参考資料：https://www.emc.com/collateral/white-paper/h12395-isilon-smartdedupe-wp.pdf　

参考スレッド：https://www.dell.com/community/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8-%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3/OneFS-7-2-1-4-%E9%87%8D%E8%A4%87%E6%8E%92%E9%99%A4/td-p/7130384