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2020年10月20日 00:00

Lets GO ! Dell Techonologies World 2020 レポート

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毎年ラスベガスで開催されるDell Techonologies World.

今年はオンラインでよりたくさんの人がアクセスできるようになりました!

 

開催期間>

US時間:2020/10/21 10:00-17:00,  10/22 11:00-15:40 

日本時間:2020/10/22 0:00-7:00,  10/23 1:00-5:40 

見逃し配信もあります!

オンデマンド:US時間10/21 11:15~順次配信(日本時間22日1:00 )

 

どこ?>オンライン (参加無料だけど登録必要)




オンデマンドもあるけど忙しいし、しかも英語だし・・・・

と思っているあなた!ここで見たい、聞きたい、見た!聞いた!情報を

シェアしましょう!

 

きっと探しているものが見つかります。

 

さあ、みんなでDell Techonologies World 2020を探検!






基調講演のメニューはこちら・・

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そしてGURUセッションのラインナップ

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2020年10月21日 23:00

いくつかオンデマンドで公開されている基調講演を見てみましたが、まず面白かったのがJohn RoeseのAccelerating our digital future。

出だしでこのDell Technologies Worldの色々なところで見る6つのキーエリアについて簡単に説明します。この基調講演内での説明を簡単に書くと。

Hybrid Cloud
Dell Technologiesのコアとなるシステムを動かす部分。パブリック、プライベート、エッジに加えて4つ目のクラウドテレコムクラウドなる言葉が出てきているのが面白い。

Edge
世の中でつくられる、もしくは利用されるデータの約75%はパブリックでもプライベートでもないクラウド、つまりエッジに集まるだろう。そしてそのエッジとはITのバックエンドが実際の世界につながる場所という意味でもとても重要な位置を占めるだろうとのこと。

AI/ML
労働者(人間)と機械のどちらにやらせるか?という問題ではなく、どちらか最も適した方にやらせることがより良い世界をつくるのには重要だろう。
(関係ないですが、個人的にはAI/MLではなくAI/DL、いやDLはストレージの世界では怖すぎるのでAI/DeepL、もしくはDL/MLという記載にしてもらいたい)

5G
クラウド時代の最初の(実用的な)ワイヤレスネットワークという紹介は面白い!なるほど、5Gの無線LANでもエンタープライズの基盤としては使いにくかったもんな・・・

Data Management
Data at restと言われてきている、ストレージやデータレイクなどの中に保存されているデータと、Data in motionと呼ばれるストリーミングなどで流れているデータ、またはデータパイプラインと呼ばれるクラウドを流れているデータなどの2種類のData (at restとin motion)を上手く管理していくことが重要だそう。

Security
デジタルデータには常に脅威がつきまとっているので、言わずもがな(最新の)セキュリティは大切です。


そしてこれらの6つのエリアを上手く活用できるとどんな世界が待っているのかを3つの例、学校、病院、物流を利用して説明していきます。

学校
現在のZoomを利用したリモートクラスの次はミックス環境、参加者はオンラインとオフラインのどちらでもOK。その両方がバーチャルな教室を使ってシームレスにつながるような環境。
また、AIのテクノロジーなどで先生が話をした言葉を勝手に文字に落とし込んでポイントに色をつけたりしてくれるのでノートなんて必要なし!更にはARとVRを活用して今までにないようなインタラクティブで参加型の授業の提供も可能。
もちろん生徒の得手不得手によって学習の内容も進捗もカスタマイズできますし、前述の自動テキスト化で耳が不自由な人、またその逆でテキスト読み上げ機能によって目が不自由な人も同じクラスに問題なく参加することが出来る。すばらしい!

病院
世界中の病院の中からあなたが戦っている病気の専門医が属している病院に予約をすることが出来る!言葉の壁はAIによる同時通訳でクリア。しかも自分の体の状態をきちんとウェアラブルデバイスとエッジコンピューティングなどで記録しておき、それをセキュアなクラウド環境に保存しておくことで、それを有用なカルテとして医者に提供してより適した処置を施してもらえる。
医者から患者への状態の説明なんかもARなどを利用することによって、いままでの専門用語が混ざった、もしくは専門用語なので意図的に説明されなかった言葉だけの説明よりも全然わかりやすくなるだろう。
というか、そもそもこのようなシステムが出来上がると、病気の治療と同時に病気の予防にも大きなメリットを享受できることになるはず。

物流(Transportation and logistics)
コロナの影響で家にいる時間が増えても、物流網のおかげでどうにか生活には困らずにやれてきている人が多いだろうが、それはコロナの中でも外に出て働いてくれているドライバーの皆様などがいるおかげです。ただ、それも近いうちにAIの力などを借りて自動化されるでしょう。今は危険だと言われている最後の1ホップ、手元に届けるまでに利用されるドローンやロボットなども実用化されるはずです。
更にその先には物流だけじゃない、例えば健康診断の車が自動で皆様の家をまわるとか、今まではPCなどを通してみるデジタルの中の世界のものでしかなかったデータというものが、そのデータの分析によって物理的なサービスとなって皆様の実際の物理社会に登場して役に立つという世界がつくられつつあるのです。

 

この3つの例を見てこれらが何を代表しているのかを考えてみたのですが、おそらく学校と病院は人間と人間のつながり、そして物流が人間と人間以外のつながりということを説明しているのかなと思いました。
人間のつながりとしては、水平方向-自分のコミュニティなどの同等なつながりの例として学校を、垂直方向-専門家とクライアントなどビジネスに近いつながりの例として病院が出されているようなイメージです。

そして、このように一応MECEっぽくなっているので、最後にJohn Rosesは以下のようなメッセージを発します。

 

「皆様の生活もビジネスも今あげた3つの例のどれかにあてはまるようなような将来が待っているでしょう。そして、それらを実現するために必要な知識や技術はとても広範囲に渡っている。しかしながら、Dell Technologiesという会社は嬉しいことにそれら全てを持っています。是非我々と一緒に明るい未来とよりより社会をつくっていきましょう」
(↑私の要約かなり入ってます)

 

Dell Technologiesがつくろうとしている世界観は大体わかった。あとはそれを本当に実現するために邁進していってもらいたいです!
というように感じた基調講演でした。

Moderator

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2020年10月22日 00:00

マイケルデルの基調講演のダイジェストはこちら… 

まず、ミュージックビデオみたいにキーワードが流れてきました。(ここで言っていることがマイケルの講演内容のまとめみたいな気がしたAyasです)


The world is full of challenges  ( 挑戦だらけのこの世界で)

People working together to find solutions  (人々は日々立ち向かっています)

that is what we are here for .. (私たちの存在意義はそれ)

To plan ,act ,and help you become unstoppable ... (計画して、行動して貴方の歩みが続くように)

Because together we can use technology to uplift our communities ,Redefine our industries and move humanity move forward (テクノロジーでコミュニティを盛り上げ業界を革新させ、結果的には人間の進化を推し進めることが共にできるのだから)

so instead of remembering how the world changed ,  (だから世界が変わったことを思い出すよりも)
you will look back at how we have worked together to change the world (世界をどうやって一緒に変えていったのかを見ていこう!)

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コロナ禍によるオンライン開催のDTWはまずは世界中に散らばったDell Technologiesのメンバーとともにマイケルが登場。10か月前のロックダウンによる人々の生活への変化、それとともに人間以外の環境が芽吹いていることに気が付かされたというマイケル。

しかし僕らはずっと立ちすくんでいるだけではなかった・・・・すべてが止まったかのように見えた経済社会活動へ Dell Technologiesがどのように貢献してきたか話をします。

 

 3800万人の(38milion)顧客、5万5千人の従業員のデジタル化を実現させたING,製造機器の見直しをしてN95 マスクや消毒液の生産を果たしたHonywell 、Dell Technologiesのお膝元であるAustinにあるUniversity Of Texasではワクチン開発に欠かせない研究を後押ししていることなど。またコロナ禍で州政府が必要とした高速で安定したネットワークの供給やデータ処理などのことももちろん話に入っています。

3年越しのデジタル化計画が3か月で達成される現在、テクノロジーはいまだかつてないほど必要になっている、とマイケルは力説します。『ビジネスの成功のカギはデジタル化、デジタルトランスフォーメーションだ。コンピュータ性能のさらなる向上で5GやAIが、そしてその燃料である膨大なData が相互につながり第4の産業革命を起こしていくのだ』

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その中で重要な要素である5Gに関しては2019年4月に世界で初めて5Gネットワークサービスを開始したverizon CEOのTami Erwinのコメントが挿入されます。少なくとも転送速度が4Gの10倍になる5Gによってそれまでに想像したこともない世界が始まる彼女は言います。

 

 

 

そしてプロジェクトAPEXの紹介。
これまでDell Technologiesが提供してきたソリューションをどんな形でも、どんな時でも、そしてどんな規模でも 『Pay as you go 』な形で提供するというもの。Data時代に必要なソリューションをPC,ストレージ、サーバ、などITインフラのトップを行くDell Technologiesならではのサービスモデルのようです。そしてそんなサービスを通じて素晴らしい未来を作り上げていくといいます。テクノロジーのイノベーションが人類の進歩の礎であるというのです。

 

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話は社会貢献にすすみ・・・

5年前から始まったStudent Techcrew。学生達にIT知識を与えることで進路希望の援助をしたり、
物理的に壊れたPCなどを修理して学生に提供したりすることで250000人もの子供たちが援助を受けているというもの。このプロジェクトをリードするKim Boutwellの一言。『これはITサポートなんかより大きな影響力を持っている』

 

 

 

自らを楽観主義者であるというマイケルは最後にまとめます。

デジタル化が進んだら・・・安定してもっと自然が豊かになってそして人々の生産性も上がるだろう。それだけでなく社会全体の不平等さ、雇用の機会や医療、教育の格差も小さくなっていくと。より良い明日を作るためにDell Technologiesが考えていることをこのDTWで感じ取ってほしいと。

結びの言葉は Together , we are unstoppable でした。

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2020年10月23日 01:00

今回覗いてみたのは「Redefining possible: How technology is pushing the boundaries of what's next」

最初の説明の中でテーマの一つである"Tech for good"を聞いた時には、「永遠に続く(進化する)テクノロジーか?」とか思ったが、実は全然そうではなく言葉の通り、「良いことのためのテクノロジー」でありました。。

それにしても本当に会社が変わってきたと思います。私は旧EMC出身なのですが、今までこの手の大規模イベントだと対話対象は確実にB to Bだった気がします。大手銀行から電話会社、そしてマイクロソフトからの代表の方などとの対話はみたことがありましたが、今回の4人のパネラーはもっと全然Cよりの方が多い。

まぁEMCの頃はストレージという比較的大規模企業が使う、「縁の下の力持ち」というと聞こえはいいですが、違う言い方をすると「個々の製品では何もできない」ものを主に扱う会社であったために、他のビジネスエンティティとのつながりを持って最終的なエンドユーザに利用してもらうという動きをしていたわけなのですが、Dell Technologiesとなり、下はストレージのレイヤから上はコンシューマ向けのPCのレイヤまで全てのレイヤの多くの製品を同じ会社として提供できるようになっているので、聞こえてくる、直接会うことが出来るユーザからの声も変わってきていることを感じます。
つまり、自分の生活の身近なところ、そして変化の速いところの声が聞こえてくるようになった感じです。

 

このセッションの参加者は以下の通り。

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真ん中に表示されている女性がモデレータの
Jenna Blaha
Technology Editor and Consultant

そして右上から時計回りに
Jasmine Crowe
Founder & CEO, Goodr
Beatie Wolfe
Pioneering musician and artist
Charles Lim
Chief Technology Officer, eSight
Lauren Ancel Meyers
Cooley Centennial Professor of Integrative Biology and Stats & Data Sciences







 

話はLaurenさんから始まります。彼女はパンデミックのモデリング、どのように広がりを見せるのか、それをどうやったら止める、もしくは最小化できるのかというようなことをここ20年くらい研究してきているらしいのですが、コロナ(英語だとCovidとかCovid-19の表現の方がよく使われます)が出てきてからの変化がものすごく大きいことを教えてくれます。「最近6か月のこの分野におけるテクノロジーの進歩はその前の6年を凌駕する」勢いだそうです。その理由の中で大きなものは、テクノロジー適用のアジリティ(敏捷性)が上がり、サイロ(組織の縦割り構造)が弱まったこにあるだろうとも言っています。この人の話を聞いた時に私が思ったのは「テクノロジーの進化というものはもしかすると有事の時に人々の大きな目的が一つに集約されて、飛躍的に上がるのかもしれない」ということでした。

次はJasmineさん。彼女はGoodrという団体の創設者で、食べ物に困っている人に対して廃棄される運命である食料を届けるという事業を行っています。空腹に苦しむ人々が食料を手に入れられないのは物質的な量の問題ではない、ロジスティクスの問題である。つまり現在世の中に存在している食料を、適切に人々に提供することが出来れば、フードロスの問題と共に、空腹で苦しんでいる人の問題も解決できるということです。そしてそのような事業で活躍しているのもテクノロジー。最近のコロナの影響についても少し語られますが、その時に「コロナというものは世の中に潜在的にあった問題を表面化させることに貢献しているというような一面があるのかもしれない」なんて思いました。

そして次に出てくるのはCharlesさん。この人はeSightという会社のCTOなのですが、人々の体にテクノロジーを適用することに抵抗がなくなってきている時代であると説明してくれます。あまり詳細は語られなかったのですが、話の内容からしてどうも「視力に問題がある方に対してテクノロジーの力を用いて物を見てもらう」というようなすごい製品かサービスを提供している模様。彼の話の中で印象的だったのは、同情するというようなことがメインのモチベーションではなく、明確に「テクノロジーには人々を平等にする力がある」ということを前面に出して言っていることでした。これにはものすごく同感!

そして最後はBeatieさん。この方は自分でも言っているようにかなりトラディショナルなミュージシャン兼アーティスト。しかしながらそんな彼女にもテクノロジーというものは大きく貢献をしていることを否定できないそう。例えば提供するものがアナログ的なものであっても、そのアナログ的なものをより魅力的なものとして創り出す、もしくは装飾するためにはやはりデジタル(テクノロジー)の力は大きいそうです。まぁ日本だと演歌を歌っている人もおそらくレコーディングは機械に囲まれた場所で行っているような感じはするので、「そういわれるとそうだな」という感じにもなります。
あとは(詳細なバックグラウンドの説明はなかったのですが)認知症などを患っている方がいるケアホームで音楽を聞いてもらうとよいセラピーになることが分かったみたいな話が出てきますが、その時にケアホームで聞いてもらう(アナログ的な)音楽もやはりデジタル(テクノロジー)の力を使い作成されたものであるらしく、矛盾しているようだがやはりテクノロジーというものが世の中に与えている影響は彼女のいるようなアートの産業界でも大きいとのこと。

 

見終わった感想は「みんなテクノロジーで世の中をよくしたいと考えている!」でした。
そしてそういった志があっても以前だと個人レベルでは成しえなかったことが、テクノロジーの進化、オープンソースやWwbコミュニティの登場によって今の世の中では徐々に実現できるようになってきているという事実に嬉しくなります。

ここに出てきた4名の方もテクノロジーの進化が追いついていなければ、全く別の仕事をしていたことでしょう。
一気通貫でサービスを提供できる広範囲のポートフォリオを持つDell Technologiesは、このような志を持った方を後押ししていけるような会社になってもらいたいです。


(細かいことですが、全体的にちょっと残念だったのは「デル・イベント」とか「デル・ワールド 2020」とか「おいおい、テクノロジーについて話してんのにテクノロジーぬけてますやん!」っていうところがいくつかある点でした。あと数年で普通に世界中のみんながデル・テクノロジーズと言ってくれるようになってもらえるように頑張らねば)

Moderator

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2020年10月23日 01:00

こちらはChief Operating OfficerでVice ChairmanであるJeff Clarkeの講演内容ダイジェスト・・・・

 

前向きな姿勢が2020年には必要、で始まるジェフの話。

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自らを technology optimistというジェフ。

2020年に起きたことがテクノロジーの進化に拍車をかけ想像していた未来が今そこまで来ていると言います。
2025年までにはEdgeコンピュータのアプリケーションは800%の増加を見越し、エンタープライズのDataの75%は従来のデータセンタやクラウドではない場所で作られ、グローバルGDPの52%が2023までには
デジタルになる・・・・などなど。

J2.jpgそんなテクノロジの邁進を享受してビジネスに生かしているFedex CIOのRob Carterが登場。創立当時から『荷物そのものだけでなく荷物に関する様々な情報も大切』という考えをビジネスに生かしてきたFedexは物流会社のなかでは抜きんでて早くからAIや自動化を推進。そんなFedexを率いるRobにとってクラウドは当たり前。彼らの最新鋭の物流システム構築にはVMwareやPivotalをはじめとするDell Technologiesグループの力が欠かせなかったそう。

 

J3.jpgFedexの成功例に見られるようにITイノベーションのカギとなるのは6つあるとジェフは言います。
Dataの置き場所を限定しないHybrid Cloud 、膨大なDataを管理して即座にかき集めるEdge、
膨大なData転送を助ける5G、集まってくるDataもしくは集めるべきDataを効果的に判断できるAI.ML、そしてもちろん集めた後にちゃんと管理できるData management、そしてDataを守るためのsecurity。

 

J4.jpgそしてこれらを融合してサービスとして提供するうえで欠かせないVMWareとの協業。。Pat の登場です。Project MontryでDell Technologiesとのさらなる進化を遂げるCloud solutionを提供するVMware が目指しているのはVMWare cloud Fundationの再構築でありSmart NICによる仮想化、ネットワーキング、ストレージ管理、セキュリティ管理、などの様々なCPU負荷を軽減だといいます。そして5Gテクノロジの普及はサービスプロバイダ自身がシステム自体のクラウド化を余儀なくされ、ソフトウェアデファイン化(この点についてはVMWareの十八番でもあり)がもっと進むと。

 

やっとここから新しいソリューションのProject APEXの話になっていきます。

まず新製品について大まかに説明・・・5G Latitiudeや、ISG製品(Dell EMC ストレージ,PowerEdgeなど)、そしてDell Technologies Cloud などの機能強化がこの包括したソリューションサービス、への布石となっています。去年リリースされたDell Technologies On demandの強化版として今回の目玉であるProject APEXに行きつくわけです。

売り文句は シングルクリックで全てをスイッチオン、Everything as a service 

Storage as a Serviceでpay as you go( 使う分だけ課金),またScale as you go(拡張も必要なだけ)なのはもちろんですが最も興味深いのは全てを一つのインターフェースで管理できるというCloud Console というもの。
実際のデモ画面が出ますがこれでクラウドサービスの選択やシステム全体のヘルス、またストレージの容量
など一切が管理できてしまう・・・

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ジェフに言わせるとここまで深く掘り下げたAs A Serviceの提供は豊富で弾力性のあるサプライチェーンを持つDell Technologies にしかできないとのことでした。

 

Project APEXに関するジェフのブログはこちら

 

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2020年10月26日 19:00

今回はこれ↓

「A DevOps Guide to Modern Apps Infrastructure: Enterprise-grade Kubernetes with Dell Tech Cloud」

これから様々な会社の中で起きること、マーケットで優位性を持つために必要となるであろうことが語られるセッションです。

まず最初に現在のマーケットの認識が説明されます。これからCloud Nativeアプリが数多くつくられ、それによる社内のアプリケーションポートフォリオを改変/改良していかなくてはならないと考えているのが全体の78%。
でも実際には気持ちだけが先行しており、過去1年間やそれ以前も含めてアプリケーションポートフォリオは改善できて「いない」と答えたのが全体の48%とのこと。ちなみにこの数字は日本だともっと低い気がします・・・

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何故このように気持ちはあっても実際に行動に移れないのか?ということを説明する為に、5つのエリアが紹介されます。

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1. Tech Estate
もちろん既存のアプリケーションをいきなり捨てて新しいものに変えるなんてことは出来ないので、いかにそのマイグレーションを行っていくのか
2. Multi-cloud
アプリケーションだけではなく既存のITインフラストラクチャーもある程度は残さないといけないだろうが、ではそれらをいかに上手くマルチクラウド環境に持っていく、もしくは共存させることができるのか
3. Day 0
本当にモダンなITインフラストラクチャーの利用を開始するタイミング。この時にはシステムの準備のみならず従業員のスキルの問題も解決できていなければならない
4. Day 2
運用を開始した後、それらシステムをモダンなまま効率的に運用を続けていく必要性。そうしないと結局また最初の問題に戻ってしまう
5. Consumption
これらすべてをいかに低コストで実施することができるのか








これらは聞いてみると「まぁ当然だよな」と思いますが、結構地に足がついているというか現実的な話に落とし込んでるよなと思いました。
色々なところでDevOpsが重要だ、アジャイルだ、クラウドだ、コンテナだ、クーバネーティスだなんて話を聞きますが、現状から理想までの道筋をきちんと考えているのはあまり聞いたことがないような気がします。

出てくるスライドを見ても、コンテナとマイクロサービスとかと並列にちょっと古さを感じるような.NETやJAVA(JEE)のアプリケーションの絵が出てきたりしているところにリアルさを感じます。

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そしてここから5つの課題の解決案についてそれぞれ説明がはじまるのですが、かなりざっくりとまとめた内容で紹介します(あんまり長いと読むの疲れると思うので・・)。

まず、今後アプリケーションによっては今まで通り仮想マシンで動かすもの(IaaS)、コンテナ化して動かすもの(CaaS)、アプリケーション化して動かすもの(PaaS)などが混在する可能性が高いでしょう。
ただ、そうなるとそれぞれのプラットフォームの形態が異なるのでハードウェアやテクノロジー、スキルなどの分割損が出てコストも高くなりそう。

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だったら、それらを全て同様に扱うことが出来るDell Technologies Cloudを利用することでそれらの問題が軽減できるのではないか。現在ではもう当然となりつつあるvSphere環境に加え、VMware Tanzuが入ってきたことにより、IaaS、CaaS、PaaS全てのプラットフォームを同じ環境下に一元的に見ることが出来るようになったので非常に効率よく、既存と新しいアプリケーションの両方を扱うことが出来るようになります。

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ここで全てのプラットフォームが同じ環境というのは一体どういうことか?ということがあまりイメージしにくいかと思うので、ここでそれを説明するための簡単なイメージデモ。

DevOpsでの永遠のテーマかもしれない開発側とITオペレーション側とのギャップとも関係していそうなのですが、このデモでは右側が開発者のイメージで、コマンドラインからクーバネーティスのコマンドを打って開発用リソース(Pod)をいくつか(勝手に)立ち上げています。

ただ、その動きが左側のITオペレーション側が見ているvSphere Client上でリアルタイムに見えている。といったものです。(ここでは説明されていませんが、もちろんITオペレーション側ではある程度の制限を開発側に与えるような設定もできるはずです)

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ではこのような仕組みをどうやったら構築することが出来るのか?構築自体困難なのではないか?と考える方がたくさんいると思いますが、これもVxRailなどを利用すれば簡単にできます。超高性能の車を組み立てるのにはものすごいスキルが必要ですが、実際にその車に乗るユーザはそれを買ってきて鍵を差し込んでひねるだけでその高性能の車が持つ機能を簡単に利用できるように、VxRailという高性能のマシンを手に入れることができれば、あとは鍵を回す(ターンキー)だけでこれらの恩恵を簡単に受けることができます。

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そしてこの仕組みはもちろん様々なクラウドサービスに持って行っても全く社内(VxRailを利用したプライベートクラウド等)と同様に使えるのでマルチクラウド環境にもすぐに対応ができてしまいます!

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あとはこれらの環境が出来ても進化の早いITインフラストラクチャをダウンタイムなしに常にアップデート/アップグレードしていかなくてはすぐにマーケット内の競争力も低下してしまうでしょう。

想像に難くないように、この複雑に関係しているシステムコンポーネントをアップデート/アップグレードしていくのは簡単ではないはずです。でもDell Technologies Cloudプラットフォームであれば、それらについてもきちんとDell Technologies社内で確認をしているために、簡単にアップデート/アップグレードを行うための方法も提供されます。

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そしてもちろんDell Technologiesの別の強み、バックアップなどのソリューションもきちんと準備されてます!

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また、最後になりますが「VxRailなんてうちの会社にないんだけど・・・」という方もご安心を。
「ターンキー」とまではいかないかもしれませんが、VMwareが提供しているCloud Native Storage Interface(CNS)を通じて、VMware環境化にDell Technologiesのストレージ群を簡単に組み込むことが出来ます。

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これを見て最初に感じたことは「これらの技術って想像ではなくて既に実現できているんだよな・・・」ということでした。

最新のITインフラストラクチャを持ち、それを活用することが出来る人材がいる会社が、これから先活躍していく強い会社になるのでしょう。
そういった会社がたくさん日本から出てきてほしいと切に願います。

Moderator

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2020年10月26日 22:00

お次はベストセラーのGRITで有名な心理学者アンジェラ・リー・ダックワース(ペンシルベニア大学教授)とCMOアリソンの対談の模様です。(Accelerating human transformation & resilience ~人間の変革と回復力の加速~) 

デジタルトランスフォーメーションの波がコロナ禍で加速した2020年。人間の心と行動をつぶさに研究
してきたアンジェラの眼にはどう映っていたのでしょうか。

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ノーベル賞をもらう人や、スポーツ選手はなんでその地位にいるんだろう。。。。才能、運?
そうじゃあない。Grid (やり遂げる力) 情熱と忍耐。そしてそれこそ人間が持っている素晴らしさ、というアンジェラ。成功者たちはいつでも成功してたわけではないし紆余曲折があった‥でもあきらめなかった。どんな人にもそんなGridがあるはずといいます。

そして2020年、たくさんの人がままならないこの世の中に無力さを感じたというアリソン・・・それに対しアンジェラは興味深い実験結果を紹介します。

 

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彼女の担当教授でもあったマーティが(Marty Seligman)50年前に実施した実験。動物達に未来が見えない状況を作った際、被検体のほとんどが鬱状態や、食欲不振、睡眠障害に陥り、逃げることすらもしない状態になったと。しかしそのうち三分の一はそうはならなかった…そしてアンジェラは言います。

You always looking for what small part of the puzzle you have control over .

自分ができる範囲で何ができるのか、いつもそれを探し続ける、そして見つけたらそれをとことんやってみる、ことがこのタフな時代を乗り切る力だと。確かに未来は不確か、でもその中でできることは誰にだって何かあるはず。

そんな状況でテクノロジとアンジェラの言う素晴らしい人間性はどう融合していくのか・・・アリソンがさらにアンジェラへ深堀りしていきます・・・テクノロジが人間同士を遠ざけるのかそれとも?

A3.jpgアンジェラは言います
『上質なテクノロジは人々を様々なことに対して可能にさせるもの』もっと人々がうまくわかりあえるようになってかけがえのない存在になっていくための助けとなると。

20年、いや10年前にこのコロナ禍が起きていたとしたら・・・・
アンジェラもアリソンも『想像を絶する・・』

 

テクノロジの発達のおかげでビデオコールや在宅勤務が可能になった今だからこそこんな状況でもお互いが連携をとって理解しあえるということ・・
犬を連れた人をビデオコールで見ながら話をすること・・デジタルのなかで人間が再び人間という存在感を持つこと・・

『(コロナ前)今年1月に私の一番大切な仕事の一つに社員とのコミュニケーションは入っていなかった、しかしコロナ禍のおかげで社内連携を心して密にするようにした結果、壁のようなものが取り払われて仕事がしやすくなった。』
というアリソンに象徴されるように物理的な交流や会合に頼っていて真の意味でのコミュニケーションが取れていなかった状況から限定されたコミュニケーション選択の中で生まれたもの、生まれるべきものがもたらされたと考えるのは決して言い過ぎではないというのです。

 

テクノロジーはどんどん進歩していく。。しかし人間の根っこは変わらない。
Gridは難しいことじゃない。このパンデミックの中で私たちはやっと見つけることができたのではないでしょうか・・・とアンジェラ。

そぐわないことをしてきた今までのやり方を見直してもう一度本当の目的を見つけた。
そしてそれが私にあっているのか、興味あることなのか、価値があることなのか。
それらすべてがそれぞれのGridへつながるので決してつらいだけじゃないと。

アリソンがそんなアンジェラへ返したのは・・・
デルテクノロジーは世界をもっとよくする。
テクノロジー楽観者(アリソンが自分を称して)としてはそれが私のGridになるということのようです。


アンジェラの言うwe can all come out of this thing a little better .

いろんなことのあった2020年に『完璧』ではなくちょっといいこと、前より良いこと、そんな積み重ねを
見つけて歩き続けることが結果的にはBetter World につながるんだろうなあとなんだかうれしくなったayasでした。

 

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