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UnityでシステムドライブをFast VPに組み込む場合について
いつもお世話になります。
どうしてもDPEのみで構成をしたいということでサイジングをしたのですが
容量が不足してしまっています。
そこでシステムドライブをデータ保存領域として利用することでなんとか容量を満たせた
のですが、Fast VPを利用したいという要件があります。
【想定構成】
SASディスク×16 (システムドライブ+データ)
SSDディスク×6 (データ)
HS×2 (各ディスク1本づつ)
Fast VP構成としてSizer上は組めたのですが、システムドライブ領域を含んだ場合
Fast VPはサポートされるのでしょうか?
OS領域のアクセスが1番多いのでSSDの領域に移動されるなどもあるのでは?
とも想定しており、懸念点もお知らせ頂けると幸いです。
Uehara Y.
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2019年8月25日 17:00
ytarakidaさん
Unity FAST VPの制限事項を確認してみましたが「FAST VP can use all supported drive types except for SAS Flash 4.」という項目以外は見つけることができませんでしたし、FAST VPが組み込まれているPoolがシステムドライブを利用しているかどうかを判断しているとも考えにくい(そんな下のレイヤのことは気にしていない)ので、サポートされるはずです。(Sizerでも構成が組めているわけですし)
また、懸念点で上げて頂いた「システムドライブにはOS領域があり、そこへのアクセスが頻発するためにシステムドライブのユーザデータがHotデータとみなされてしまいFAST VPの高速Tierに移動してしまう」というようなことは発生しないので安心してください。
FAST VPのTier変更のジャッジに利用される統計データはPool LUNの中の256MBのスライスデータに対するアクセス頻度から計算されています。つまり、システムドライブのOS領域にアクセスが多かったとしても、その領域はそもそもPool LUN(=ユーザデータ)の中に作成された領域ではないのでFAST VPのTier変更対象にはなりません。要するに、システムドライブ内に作成されたユーザ領域(=Pool LUN領域)へのアクセスは、(同じドライブ内にいる)OS領域のアクセスとは全く独立して計算されているということです。
というようなことで、FAST VPという観点からは特に懸念点はない、というかFAST VPを利用していれば今回の場合はHotなデータがSSDに集まる⇒システムドライブデータには比較的Coldなデータしか残っておらず、アクセス頻度が少なくなるという状況になる可能性が高いので、システムドライブをユーザデータとして利用する場合にはFAST VP利用は望ましいと言えるかもしれません。
ただし、FAST VPの観点というわけではなく、一般的にシステムドライブをユーザデータとして利用する場合に発生する以下懸念点は認識しておいた方がいいと思います。
ytarakida
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2019年8月26日 17:00
Uehara Y.さん
ご回答ありがとうございます。
懸念していた点は発生しないということで承知しました。(良く出来ているなーと感心しました)
システムドライブをユーザデータとして利用する場合の注意点については承知しております。
いつかダイナミックプールがハイブリッドモデルに対応することを期待してます!