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7 Technologist

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945 メッセージ

1720

2021年4月25日 20:00

Unity/PowerStore レプリケーションデータの世代管理

いつもお世話になっております。

UnityやPowerStoreにて、本番→DR先への片方向ブロック非同期
レプリケーションを構成したいです。
RPOベースなので普通にレプリケーションをすると世代というような
概念はない認識ですが、例えば、本番のAというLUN(もしくはCG)から
DR先のBとCの2つのLUN(もしくはCG)にスケジュールをずらして
レプリケーションを取るようなことは可能でしょうか?

A→B(1時にレプリケーション起動 RPO1時間)の設定をしつつ、
A→C(1時30分にレプリケーション起動 RPO1時間)のように
タイミングをずらして、DR先に2世代以上のレプリケーションデータを
保存するという運用を考えております。

・上記が無理な場合、
DR環境でレプリケーションデータを複数世代保持したい場合、
スクリプトなどを用いてレプリケーション完了後に
自動でスナップショットを必要世代分とって保持する、不要分は削除、
ということは可能でしょうか?
(確かUnityやPowerStore自身の機能ではレプリケーション実行後、
DR先で自動でスナップショットを取ったり削除するようなことはできなかった認識です。)

以上、よろしくお願いします。

Moderator

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6.7K メッセージ

2021年4月26日 19:00

tanboi_3さん

まずはUnity についてお知らせします。


A→B(1時にレプリケーション起動 RPO1時間)の設定をしつつ、
A→C(1時30分にレプリケーション起動 RPO1時間)のように
タイミングをずらして、DR先に2世代以上のレプリケーションデータを
保存するという運用を考えております。



 

→ file replication環境であればfan-out (1 to many) replicationがサポートされていますがBlockではできません。

参考: Unity Help から(Home /Data Protection and Mobility /Replication/ Concepts/ Advanced replication topologies for asynchronous file replication) 

 

Unity supports advanced replication topologies, that is, fan-out (1 to many) replication and cascading (multi-hop) replication for asynchronous file replication only. Fan-out supports a maximum of four asynchronous replication sessions on the same file storage object between two remote systems, including the local system, whether or not the storage object is in destination mode.
The existing replication operations are supported with some restrictions: 
• This feature only supports file storage objects and does not support block storage objects. 

 

・上記が無理な場合、DR環境でレプリケーションデータを複数世代保持したい場合、スクリプトなどを用いてレプリケーション完了後に自動でスナップショットを必要世代分とって保持する、不要分は削除、ということは可能でしょうか?
→Replicate Snapshotの設定でスナップショットの保持は可能です。任意での保存期間設定も可能です。

参考:unity-replication-technologies-a-detailed-review

Page 61 Replicate Snapshot 

 

実際のUnity でもDestination側で設定可能でした。

Image

Image


PowerStoreに関しても同様に一つのソースに対して複数のボリュームへのReplicationはできません。なお、Destination側のボリュームでSnapshotも作成できるので複数の世代保持は可能です。(デモ環境ででやってみました)


参考:Dell EMC PowerStore: Replication Technologies

Page22 One-directional: A single-source system replicating to a single-destination system

 

デモで試した例>

Destination ボリューム側でのSnapshot が設定できました。

Image

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125 メッセージ

2021年4月27日 19:00

@tanboi_3 さん

AppSyncを入れれば、ローカルもリモートもスナップの世代管理が可能になります。最新バージョンであれば、世代数だけではなく保持期間での管理も可能です。

ただし、リモートレプリケーションと連携する場合には、AppSyncのAdvanced license (有償版ライセンス)が、ソース側およびターゲット側双方のストレージに必要となりますので、ご注意ください。

 

Moderator

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6.7K メッセージ

2021年5月9日 20:00

tanboi_3さん

ご返信をありがとうございます。

 残念ながらReplicate Snapshot」という機能そのものはPowerStoreにはまだなさそうです。デモ環境でもマニュアルでターゲット側でSnapShotを作成した形になります。

そのため任意で新たにSnapshotの設定をする必要があります。miuramakさんがおっしゃっているAppsyncだとそれを自動でやってくれる、ということがこちらにあるのかと・・・

 

参考:powerstore-replication-technologies

 

Page 42

In combination with PowerStore, AppSync provides intuitive workflows to setup local and remote protection, and repurposing jobs. It provides end-to-end automation of all steps including application discovery and storage mapping, creating copies, and mountingor recovery of the copies to the target.

 

125 メッセージ

2021年5月9日 21:00

AppSyncを使うと、大まかには以下のような違いが出るかと思います。

要は、ストレージだけではできない部分をカバーする、というイメージかと思います。

  • アプリケーションと連携したスナップショットが取れる
    • Oracle DBやSQL Server, Exchange、VMwareのデータストア、WindowsやLinuxのファイルシステムなど
  • スナップショットをサーバにマウントしたり、リストアしたりできる
    • DBだと、新たなインスタンスとして起動できる
  • スケジューリングをよりきめ細かくできる

全部網羅できてないかもしれませんが、こんなイメージかと思います。

 

Moderator

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6.7K メッセージ

2021年5月10日 21:00

tanboi_3さん

 

まず最初に先にお知らせしたこちらのコメントについて間違いです。

「実際のUnity でもDestination側で設定可能でした。

→Replicate Snapshotの設定はSourceでの設定です・・・・ごめんなさい!

 

上記をふまえ以下お知らせします。

まとめると、レプリケーションの機能のオプションに「Replicate Snapshot」というものがあって、これをDestination側で設定する。

→Replication設定時に設定可能です。またReplication設定後にSource側で設定が可能です。

 

Replication Technologies 

Page 46

Snapshot Replication can be enabled on all resources that support Asynchronous Replication,

 

Page61

In addition to configuring snapshot replication at the creation of the replication session, you can manually replicate a snapshot at creation time or by performing the Replicate action. 

 


設定すると、レプリケーションが行われたときに作成されるDestination側のスナップショットを設定した世代数、期間の間保持しておくことができる。
(RPOを1時間にして、図のRetain for を例えば3時間にすると、3世代保持される?)

→設定するとSnapshotに対して任意の設定でReplicationしてくれます。

7 Technologist

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945 メッセージ

2021年5月9日 17:00

ayasさん

ご解説ありがとうございます。
ドキュメントのReplicate Snapshot部分を拝見したのですが、
まだ完全にはイメージができなかったため確認させてください。

まとめると、レプリケーションの機能のオプションに「Replicate Snapshot」というものがあって、
これをDestination側で設定する。
設定すると、レプリケーションが行われたときに作成されるDestination側のスナップショットを
設定した世代数、期間の間保持しておくことができる。
(RPOを1時間にして、図のRetain for を例えば3時間にすると、3世代保持される?)

よって特にスクリプト等は必要なくUnityの機能だけでもレプリケーションデータの世代管理や
保持期間設定は可能で、ここから任意の世代の状態でリストア可能という認識で正しいでしょうか?
また、PowerStoreも上記と同じことが可能、という認識で正しいでしょうか?


miuramakさん

AppSyncのご解説ありがとうございます。
すいません、UnityやPowerStoreの機能でもReplicate Snapshotのような機能で
レプリケーション時のスナップショット取得とその世代保持、保存期間設定ができるような
機能があるようなのですが、この機能とAppSyncを利用したときの違いがいまいちイメージできておらず・・・
どういった違いがあるのでしょうか?

以上、よろしくお願いします。

7 Technologist

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945 メッセージ

2021年5月9日 21:00

ayasさん

ご説明ありがとうございます。
PowerStoreは「Replicate Snapshot」という機能はないこと承知しました。
あと、Unityでの「Replicate Snapshot」の機能や動作としては
私がまとめました理解で正しかったでしょうか?


miuramakさん

ご説明ありがとうございます。
今回でいうとPowerStoreでレプリケーションとスナップショットを自動化するときなどに
便利に使用できそうですね。

以上、よろしくお願いいたします。

7 Technologist

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945 メッセージ

2021年5月10日 23:00

ayasさん

ご回答ありがとうございました。助かりました!

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