【Unity】Unconfigured Diskについて

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上記について以下のディスクタイプの場合はどうなのでしょうか（サイズは同じ想定）。

NL-SAS 12スロット DPE用(3.5inch)

NL-SAS 15スロット DAE用(3.5inch)

筐体が異なるためディスクパーツナンバーも異なるのですが、この場合はどうなのでしょうか。

ディスクタイプ（NL-SAS）が揃っていて、サイズも揃っているので別々に考える必要はなく両方合計して31本中1本スペアディスク（Unconfigured）を準備して頂ければ問題ありません。

実際のところ、ドライブスピードが異なっても、容量とサイズさえ合っていればスペアディスクの候補になります（もちろんドライブスピードが合っている方がプライオリティが高く利用されます）。

そのために、もしも10Kと15KのSASディスクが混在している環境で、SAS 15Kのディスクがフォルトして（SAS 15Kのドライブがホットスペアとして起動し）、更にそのフォルトディスク交換前にもう一本別のSAS 15Kがフォルトしてしまった場合にはSAS 10Kのスペアディスクが利用されるはずです。

ただ、そのような状態になると、プール内でRAIDを組んでいるディスクの中で一本だけパフォーマンスが悪いもの（15Kで動いているRAIDグループの中で1本だけ10Kで動いている）が出てきてしまい、当該RAIDグループを利用しているLUNのパフォーマンス低下を引き起こす可能性があるので、そのような状態にならないためにディスクスピードを合わせたスペアディスクを準備することを推奨しています。

【参考】SAS 15KのドライブがSAS 10Kのドライブをホットスペアとして利用した例が以下KBにあり、その動作は「仕様通りである」という記載があります。
KB521997-Dell EMC Unity: After disk failure PACO copied from a 15k disk to a 10k hot spare (User Correctable)

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またシステムディスクとなる先頭4本のディスクのみSASディスクで、その他のディスクがNL-SAS

の場合は、SASディスク用のスペアとなるディスクは別途1本用意しないといけないのでしょうか。

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SASディスク4本のみ利用している方の場合はSAS用のスペアを準備していない方が多いと思います。というのもSASディスクにユーザデータ（Pool）が存在している場合のみスペアディスクが必要となるためです。

システムディスクは4本を利用してお互いにSPAとSPBの情報をミラーして持っていたり、情報にによってはトリプルミラーしていたりするので、1本フォルトしてもそのまま残りの3本で問題なく動作を続けます。そしてフォルトしたディスクを交換すると残った3本のディスクから交換された新しいディスクにデータのコピーを行い通常動作に戻るという動きをします（つまりシステムディスクのシステム情報領域はホットスペアを使用しません）。

ただし、システムディスクを利用してPoolを作成し、そこにユーザデータが存在している場合には、通常ディスクと同様にユーザデータに対するホットスペアが動作する仕様になっているため、ユーザデータがシステムディスクに存在している場合のみスペアディスクが必要となります。