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1 Rookie

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98 メッセージ

2508

2019年3月27日 00:00

Unity iSCSI・NAS混在におけるネットワーク構成

UnityをiSCSI(SQLサーバ用)とCIFS共有で使用する場合のネットワーク構成のベストプラクティスについて教えてください(10GbE RJ-45での接続を想定)。なお、iSCSIとCIFS共有のPoolは分けています。

Community Manager

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4.9K メッセージ

2019年3月27日 20:00

ssm1010さん

パフォーマンスの観点からは

  • iSCSIとCIFSのネットワークを分けること
  • ジャンボフレーム(MTU9000)を利用すること(もちろんネットワーク機器も対応しているという前提で)
  • iSCSIには10GbEを利用すること(そうするとiSCSIの処理効率が上がるようになっているので)
  • CIFSのネットワークにはリンクアグリゲーションを利用すること(FYI:iSCSIにはリンクアグリゲーション使えないです)

冗長性の観点からは

  • iSCSIは両SPへ2台のスイッチからそれぞれ1本ずつパスを設定(2台×2SPで合計4本)して、マルチパスソフトウェア(PowerPath等)を利用すること
  • CIFSはリンクアグリゲーション(LACP)に加え、フェイルセーフネットワーク(FSN)を設定すること

といった感じです。

上記の詳細がDELL EMC UNITY: BEST PRACTICES GUIDE Best Practices for Performance and Availability P.8のiSCSIとNASセクションに書いてあるので一度目を通してみてください。

また、具体的なパス構成についてはDELL EMC UNITY: HIGH AVAILABILITY A Detailed Reviewにある以下図が参考になると思います。

 

iSCSIのパス構成

capture-20190327-193213.png

 

CIFSのパス構成

capture-20190327-193244.png

3 Apprentice

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872 メッセージ

2021年2月2日 18:00

Uehara Y.さん

 

すみません、上記回答の構成について確認させてください。

上の図だと、LACPを組んだ後にFSNを構成しておりますが、Unityの場合LACPを組むポートは特に

SPA,SPBの選択しはなく、自動的に1つのLACPとして構成されると認識しております。

例:

port 1 , port 2を選択してLACPを構成すると、自動的にSPAのport 1 , port 2 / SPBのport1 , port2でLACPが組まれ、

構成的には1つとして設定されている。

そのためFNSでLACPを選択する場合、上記図だと1つしか仮想インターフェース(LACP)が選択できなく、FSNが構成

できないように思えるのですがいかがでしょうか。

Community Manager

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4.9K メッセージ

2021年2月2日 20:00

keis3456さん

 

おっしゃる通りでFSNは(複数ポートにより構成された)一つのLACPのリンクだけでは組むことが出来ません。

 

そのために、例で書いて頂いたようにport1, port2で一つのLACPを組んだ際には、他の複数ポートを利用してもう一つLACPを組んだ後にFSNを組む(もしくはベストプラクティスではありませんが他の1ポートを利用してFSNを組む)必要があります。

 

FSNを紹介している図は、シンプルに見せようとする親切心(?)からSPAしか書かれておらず、SPBの存在が消されてしまっている点が実はポイントだったりします・・・
つまり、パッと見るとSPAとSPBに対して組まれているLACPをFSNでまとめているように見えてしまうのですが、これは同じSPAに対して組まれている2つのLACP(図の例では合計4ポート利用)をFSNでまとめています。

(FSNは有事の時には同じSP内のそれまで使っていたのとは別のポートを利用してアクセスを継続させるという仕組みです。)

3 Apprentice

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872 メッセージ

2021年2月3日 04:00

Uehara Y.さん 過去のQAにも関わらず早速のご返信ありがとうございます! たしかに図だとSPAしか記載されていませんでしたね。見落としておりました。すみません。 1つのSPA内の別々のポートを使用してLACPを2個作成しているのであればその2つを利用してFSN構成はできますね。 ちなみに、Unityの場合、NASサーバのフェールオーバトリガーとしては主にSP障害に起因すると認識しており、 その場合、片側のSPのLACP内で構成しているポートのケーブルをすべて抜いたり、その上のスイッチが障害 になったとしてもNASサーバ自体は自動的にはもう片側のSPにフェールオーバしないとおもいますが、認識あっておりますでしょうか。 こういった場合の対応策やそうならないための回避策というのはあるのでしょうか。

Community Manager

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4.9K メッセージ

2021年2月3日 20:00

Unityの場合、NASサーバのフェールオーバトリガーとしては主にSP障害に起因すると認識しており、 その場合、片側のSPのLACP内で構成しているポートのケーブルをすべて抜いたり、その上のスイッチが障害 になったとしてもNASサーバ自体は自動的にはもう片側のSPにフェールオーバしないとおもいますが、認識あっておりますでしょうか。

はい。そのご認識の通りです。

 

 

こういった場合の対応策やそうならないための回避策というのはあるのでしょうか。

スイッチの障害が発生した際にはNASサーバはフェイルオーバーせずに元々動作しているSPで動作を継続しますが、FSNを組んでいれば当該SPに対する別のスイッチからの経路を使いクライアントからの接続は継続されます。

 

ただ、実は未だに不明なのが、例えば2つのLACPをFSNで組んでいた際に、片方のLACPで利用している複数ポートのケーブルを意図的に全て抜いた時に、FSNが動作してクライアントからの接続が継続されるかどうかだったりします。。

 

FSNが「スイッチ障害に対する」冗長性を取るためのものであったり、資料上に「when Unity detects an active connection failure」の場合にFSNが動作するという記載があったりするので、なんとなくポートにケーブルが刺さっている状態でかつ対向とのネゴシエーションが取れなくなったというような状況の時にFSNが動作する(つまりケーブルを抜いた場合にはFSNは動作しない)可能性が高いと考えているのですが、実は一回実機で試してみたい動作確認だったりします。

 

(どなたかケーブルを意図的に抜いた際のFSNの動作有無についてご存知の方がいらっしゃったら教えてください!私はアクセス出来るラボが遠隔地(というか国外)にしかないので、この手の物理的な実験が出来ないんです・・・)

 

3 Apprentice

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872 メッセージ

2021年2月3日 21:00

ご返信ありがとうございます。

NASフェールオーバについて認識通りとのこと了解いたしました。

またUnityより上で発生した障害に対応するためにはFSNを組み、それぞれが別々のスイッチに接続することで

クライアントからの接続が継続できるとのことありがとうございます。

ケーブル抜き差しした際の挙動結果については私も知りたいのと、機会があればぜひ試してみたいですね。

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