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Unity350F(All Flash) Pool構成のベストプラクティスについて
Unity 350F(All Flash)で、ディスク14本でStorage Pool(RAID5)を作成しています。
ストレージの用途は仮想基盤用ボリュームをiSCSI経由で提供すること(ESXi)なのですが、
お客様の要件で、MAX容量でLUNを作成する必要があります。
下記ドキュメント(P.11~)を参照し、Poolの30%の容量を空けておかなければならない(アラートが飛んでしまう)と理解しましたが、
All FlashやBlockでの使用というところで、推奨の値や懸念点等ありましたらご教示いただけないでしょうか。
https://support.emc.com/docu69891_Dell-EMC-Unity:-Best-Practices-Guide.pdf?language=ja_JP
Uehara Y.
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2018年1月11日 23:00
aabematsuさん
UnityのAll Flushモデル（OE 4.2以降）ではトラディショナルPoolに加えてダイナミックPoolという機能が利用できるようになっています。
それぞれでPool構成のベストプラクティスが異なるのですが、トラディショナルPoolを利用ていた際にはドキュメントにあるようにRAID5（4+1）×2＋ホットスペアがベストプラクティスとなり、そうすると合計11本となってしまうので、今回の環境ではダイナミックプールを利用しているということでよいでしょうか。
もしもこの認識に間違いがない場合には現状のままで問題ありません。14本全部を利用してRAID5（12+1）の割合でPoolを作成するのが最大のユーザ容量を確保することが可能なベストプラクティスの構成なので。
（ドキュメントのこの部分です）
With dynamic pools, there is no performance or availability advantage to smaller RAID widths. Therefore, to maximize usable capacity with parity RAID, it is recommended to initially create the pool with enough drives to guarantee the largest possible RAID width.
また、トラディショナルPoolでは、RAID5（4+1）の構成でプールを作成すると、その後は最低5本からのディスクの追加が必要だったりしたのですが、ダイナミックプール環境ではパフォーマンスを損なうことなくドライブ1本ずつの追加が可能になっています（これも大きなメリットです！）。
【参考】
UnityFのRAID構成と容量について
【FYI1】
Midrange Sizer（旧Unity Sizer）にアクセスできるのであれば、ログイン後左メニューから「System Designer」を選択し、Unity350Fを選択することにより、どのようなユーザ容量（Usable Capacity）やパフォーマンス（IOPS）が確保できるのかを確認することが出来ます。
【FYI2】
Poolの容量が30%を切るとデフォルトでアラートが上がりますが、Dell EMCとしてはPoolの残り容量が10%を切らないように運用することを推奨しています。
hn723
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2018年1月14日 17:00
ueharyさん
ご教示いただきありがとうございます。
Storage Poolは、ご説明いただいた通り、SSD14本全て使用してダイナミックプールを作成する構成としております。
こちらでベストプラクティスとのこと、安心いたしました。
LUNをPoolの90%の容量で作成した場合、実際の使用容量がPoolに対して70%になった時点でアラートが飛ぶ(つまり、90%の容量で作成することで使用可能なMAX容量が決まるだけ)という理解で正しいでしょうか。
Thin、Compressionは有効化にする想定です。
よろしくお願いいたします。
Uehara Y.
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2018年1月14日 19:00
はい。合っています。
Poolの実際の使用量が70%を超えた時にアラートが飛びますが、それによりUnityの動作が変わるわけではなく、理論的には100%の容量を使うまで動作します（95%を超えたところでSnapshotやReplicationが使えなくなるなどの制限はかかってきますし、そもそも90%を超えて利用することはお勧めしていませんが）。
aabematsuさんが考えている運用のように、LUNサイズのMax値をそもそもPoolサイズの90%にしておくというのはかなり安全です。
問題があるパターンは、無茶なオーバーサブスクリプションをしているような環境、例えば100GのPool容量に対して、50GのThin LUNを5つ使っているような環境（合計250Gで150Gのオーバーサブスクリプション）なので。