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VxRailでバージョンごとのNIC冗長化サポートの要件について
VxRailでNIC冗長化サポートの要件について、Network Design Guideなど文書レベルではなんとなくわかるのですが、
はっきりと条件毎にOK、NGと記載があるわけではなく確認させていただきたいのですが、
こちらの認識で問題ないでしょうか?
7.0.010以降
◆アップリンクの変更(NDC+拡張PCI)がサポート
1)初期デプロイ時は設定変更が不可
2)初期デプロイ以降は設定変更が可能
7.0.130以降
◆LACP、静的リンク統合がサポート
1)初期デプロイ時に設定変更が可能
※外部vCenterでvDSで構成されていた場合のみ指定が可能
2)初期デプロイ移行は設定変更が可能
※利用する場合は4ポート構成で、vSAN/vMotionポートグループのみ変更可能、管理系ポートグループは非サポート
ちなみに、7.0.130以降でLACPに手動変更をしたVxRailクラスタに対して、新規追加ノードを設定する場合はLACPを解除したポートを一時的に割り当てクラスタに新規ノードを追加後にLACPを設定するなど、一手間増えるなど考慮点などございますでしょうか?
DELL-Naoyuki K
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2022年8月21日 22:00
7.0.010のネットワーク制限緩和の要点としては、
物理NICとSystem Port Groupの間で縛りがなくなり、vSANやvMotionポートグループの変更ができるようになったことがあげられます。
その結果としてNIC間冗長構成が取れるようになりました。
7.0.010でもCustomer Supplied vDS (外部VCが必要)であれば初期デプロイ時からNIC間冗長設定が可能です。
VxRail Managed vDSの場合は、ご認識のとおりDay2からの変更が可能です。
また、このVersionからActive/Active構成が可能になっています。
7.0.130では、いわゆる内部vCenterでもDay1からのNICレベル冗長設定が可能になりました。
LAGの構成についてはご認識のとおり外部vDSでのみDay1構成が可能です。
Day2でのLAG構成に関してもご認識のとおりです。
なお、非管理ポートグループであればユーザVMネットワークをLAGで構成しても問題ありません。
また、7.0.130から 2 vDS 構成が可能になりました。
私自身は環境が整えられずまだ試せてはいないのですが、LACPに必要な設定はスイッチ側とvDS側で保持しているため、ノード追加時には特別な考慮は必要がない理解です。
手順書も確認いたしましたが、特にLACP利用時における特殊手順は確認できませんでした。
katamari
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2022年8月21日 22:00
naoyuki_kanedaさん
ご回答ありがとうございます!かなり複雑なバージョンごとの部分アップデートですね。
追加ノードについては確かに、ESX個別ではなくVDSに対して適用されるので、LACP、NIC冗長化の物理ポートに関しては追加ノードも引継ぎされるのではないかと思っていましたが、こちらも今後機会があったら試してみたいと思います。
せっかくなので見やすくまとめておきたいと思います。
7.0.010以降
◆アップリンクの変更(NDC+拡張PCI)
Day1)設定変更が不可
※ ただし、外部VCの場合は設定可能
Day2)設定変更が可能
※ Active/Activeも構成可能へ
◆LACP、静的リンク統合
Day1)未サポート
Day2)未サポート
7.0.130以降
◆アップリンクの変更(NDC+拡張PCI)
Day1)設定変更が可能
Day2)設定変更が可能
◆LACP、静的リンク統合
Day1)設定が可能、ただし外部vCenter構成のみ
Day2)設定が可能、非管理ポートグループのみ設定変更可能