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3 Apprentice

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558 メッセージ

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2018年8月20日 04:00

VxRailの使用容量の見え方について

VxRailのvSANの使用容量の見え方についてご教授ください。

vSphere Web Clientから見えるvSANの使用容量と、各仮想マシンの使用領域の容量の積算値が近い数値を示しています。

vSANの容量は物理容量と理解しています。

(vSAN全体の容量が物理ディスクの容量の合計値と一致するため)

一方、仮想マシンの使用領域の容量は、ゲストOSから見た使用容量と近い数値のため、

論理容量に見えます。

(プロビジョニングした領域の容量は、仮想マシンに割り当てたハードディスクの容量にほぼ一致していることからも論理容量と理解しました)

ストレージポリシーはvSANのデフォルトのポリシーを利用しているため、ミラーリングのため、

論理容量の2倍が物理容量になることを期待していましたが、上記が同じくらいの容量になるのはおかしい気がするのですが、

考え方が間違っていますでしょうか?

特にエラーは発生しておらず、仮想マシンの仮想ディスクのコンポーネントは2つあり、異なるホストに配置されていることはvSphere Web Clientから確認しました(すべての仮想マシンを見た訳ではありませんが、エラーもないため問題なさそうです)。

4 Operator

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1.7K メッセージ

2018年8月21日 13:00

弊社内のHYラボ機4筐体(VxRail 3.5 ~ 4.5.211)までで状況を確認したところ、すべての筐体において、各VMのStorage Usageの積算値とvSANデータストアの使用容量はおおむね等しくなりました。

yasichiさんの確認された状態は仕様通りの状況と見受けられます。

vSAN オブジェクトを構成するコンポーネントレベルをすべて足し合わせる計算もしましたが結果は同様でした。

vSANデータストアにおいては他のデータストアと異なり、冗長化後の実容量にて表示される仕様のようです。

例外として、他のデータストアからStorage vMotionされてきたVMについては以前のStorage Usage計算値を維持する動作を確認しました。VM のPowerOffやSnapshotの作成などのきっかけを与えるまでは以前のStorage Usageが表示され、きっかけ後はただしいStorage Usageが表示されるようになりました。

4 Operator

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877 メッセージ

2018年8月20日 09:00

Web Clientから、「監視」 > 「vSAN(またはVirtual SAN)」 > 「容量」を見るとどう表示されていますか?

ご認識の通り、通常はVMの使用領域のざっくり2倍がvSANの消費量になりますが、重複排除・圧縮が有効になっていたりしないでしょうか。

「vSAN」 > 「容量」ではその他データの割合も確認できますので、まずはその内容を確認してみてください。

3 Apprentice

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558 メッセージ

2018年8月20日 16:00

コメントありがとうございます。

Web Clientから、「監視」 > 「vSAN(またはVirtual SAN)」 > 「容量」を見るとどう表示されていますか?

→ここの 使用済み-物理的に書き込み の数値が仮想マシン毎の使用領域の容量の合計とほぼ同じくらいです。


ご認識の通り、通常はVMの使用領域のざっくり2倍がvSANの消費量になりますが、重複排除・圧縮が有効になっていたりしないでしょうか。

「vSAN」 > 「容量」ではその他データの割合も確認できますので、まずはその内容を確認してみてください。

→やはりVM使用領域の2倍がvSANの消費量になりますか。

 ハイブリッドのため、重複排除・圧縮はありません。

  使用済み容量の内訳では仮想ディスクが大部分を占めています。

4 Operator

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1.7K メッセージ

2018年8月20日 18:00

一方、仮想マシンの使用領域の容量は、ゲストOSから見た使用容量と近い数値のため、

>論理容量に見えます。

>(プロビジョニングした領域の容量は、仮想マシンに割り当てたハードディスクの容量にほぼ一致していることからも論理容量と理解しました)

(冗長容量をふくまない)論理容量であることは正しいのですが、ゲストOSから見た使用容量とは一致しません。

なぜならばスナップショットやログやVM Home NameSpaceなどの容量も含まれるためです。

またvSAN以外のデータストアを使用している場合はそちらで使用している容量を除外する必要があります。

対象データストアにおける仮想マシン容量使用率の積算は、データストアのViewから確認するのがいいと思います。

storageUsage.PNG.png

どうしても一致しない場合は、vSAN ヘルスチェックにて冗長性の低下したObjectが無いか確認してみてください。

またストレージポリシーに準拠していないオブジェクトがあるかどうかも確認してみてください。

可能であればPSC/VCSAをRestartして、各ESXiホストのvsanmgmtdサービスをRestartしてください。

4 Operator

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877 メッセージ

2018年8月20日 21:00

手元のHY vSANのリソース状況を確認してみました。

vSAN-Capa_20180821_002.png

VxRailは管理サーバ関連はSBPMで「100%予約の」VXRAIL-SYSTEM-STORAGE-PROFILEが適用されているので、見た目上使用容量は割り当て容量と同じですが、その他はThinで割り当てられています。

全29VMで2.6TBくらい使っています。

vSAN-Capa_20180821_001.png

上記環境のvSANの利用状況は、使用済みのうち仮想ディスクは先ほどの2.6TBの約2倍が利用されていますので、一般的な構成だとこのような表示が正常になるかと思われます。

ご参考まで。

3 Apprentice

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558 メッセージ

2018年8月21日 18:00

Kanedaさん、Kawamanさん

情報ありがとうございます。

Kanedaさんのラボ機4台も同じ状況だとすると仕様通りなのですね。

逆にKawamanさんのVxRailの状況は例外の状況になってしまうのでしょうか。。。

ただ、ゲストOSから見た使用容量が、Web clientで見えるVMの使用容量(物理容量)の半分にはなっていないのがしっくりときません。
(スナップショットやログやVM home namespaceが使用容量に含まれていることを考えると、ゲストOSから見た使用容量は半分以下になりますかね。)

どう考えられますでしょうか?

4 Operator

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877 メッセージ

2018年8月21日 19:00

昨日の弊社環境のVxRailのVMの利用率ですが、どうもエクスポートした容量情報が欠けていた様で、再度エクスポートしたら実際の利用率が確認できました。

vSAN-Capa_20180822_001.png

VDBenchのVMの容量が正しく反映されていなかった様です。

ここを見るとkanedaさんの指摘の通りで、「使用容量」はvSAN ミラー FTT1前提でOS上の利用容量が*2でざっくり計算できます。

合計値 = vSANが実際に消費している容量とかい離は無いようです。

※管理VMなど予約100%にしているとプロビジョニングした容量自体が2倍で計算されているようです。

VMのOS上の利用率と、Web Clientで見える使用容量の差はおそらくOS上で一度利用された後ファイルが削除され他領域はSpace ReclamされないのでThin Diskとして拡張された状態の可能性もあります。

ちなみに、FTT0にすると、vSAN上の容量は当然ですが半分になります。

vSAN-Capa_20180822_002.png

が、VMの利用している見た目の容量は、VMの再起動などで反映されるようですがすぐには反映されないようでした。

結果はお昼過ぎにキャプチャをアップします。

4 Operator

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877 メッセージ

2018年8月21日 23:00

FTT0に変更後数時間待ったのですが、どうもWeb Client側で見えるVMの使用容量の値、同じクローン元のVMでも半減されるものとそうでないものがあって何となく表記計算上のバグっぽい動きもありそうです。

vCenter含む全VM再起動でも直らないので、kanedaさんの書かれたvsanmgmtdの再起動しても変わるVM、変わらないVMがあるので全ホスト再起動すれば修正されるかも…

直るVMはvsanmgmtdを再起動して、VMも再起動すると表示が正常になりました。

ちなみにFTT1とFTT0でvSANデータストア上のVMDKのファイルサイズは100%予約の時で、きっちり倍で表示されていました。

・FTT1、100%予約の時

vSAN-Capa_20180822_003.png

・FTT0、100%予約の時

vSAN-Capa_20180822_004.png

3 Apprentice

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558 メッセージ

2018年8月21日 23:00

kawamanさん

情報ありがとうございます。

VM毎の使用容量も物理容量で間違いないのですね。

ただ、VMに割り当てたハードディスクの容量(VMの設定の編集から確認できる容量。論理容量)が、VMのプロビジョニングした容量(物理容量?)とほぼ同じくらいになっているようなのです(ディスクの容量が大きいと割り当てたハードディスクの容量がプロビジョニングした容量の7割程度になっている)。

プロビジョニングした容量はディスクの器の大きさを示すものと理解していたので、プロビジョニングした容量が物理容量なら、論理容量の2倍になると思うのですが、この理解が間違っておりますでしょうか?

4 Operator

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877 メッセージ

2018年8月22日 02:00

プロビジョニング容量は、ポリシーで0%にしていると仮想マシンに割り当てたサイズ、100%予約にしていると2倍で計算され、

ポリシーで0%にしていた場合でもFTT1で2倍となっていた「使用容量」が「プロビジョニング容量」を上回ると使用容量と同等の数値になるようです。

試しに、FTT0でOS上で30GBくらい消費しているWindows VMに、70GBくらいのデータをおいて前後を比較してみました。

vSAN-Capa_20180822_005.png

vSAN-Capa_20180822_006.png

この状態のVMにデータを書き込み

File_20180822_001.png

↓ データを埋める

File_20180822_004.png

この状態でWeb Client上だと、FTT0のままだと元々40GBくらいだったVMDKか120GBくらいに膨張。

vSAN-Capa_20180822_007.png

vSAN-Capa_20180822_008.png

FTT0 -> FTT1 にポリシーを変更しSync後、使用容量が反映されると(手っ取り早く反映させるのはvMotionで反映されました)容量が倍に。

vSAN-Capa_20180822_010.png

vSAN-Capa_20180822_009.png

ややこしいけれども、このような動きでした。

3 Apprentice

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558 メッセージ

2018年8月22日 17:00

kawamanさん

そういう動きになるのですね。
大変ありがとうございます。

4 Operator

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1.7K メッセージ

2021年6月16日 20:00

2年10か月越しの補足です。

>例外として、他のデータストアからStorage vMotionされてきたVMについては以前のStorage Usage計算値を維持する動作を確認しました。VM のPowerOffやSnapshotの作成などのきっかけを与えるまでは以前のStorage Usageが表示され、きっかけ後はただしいStorage Usageが表示されるようになりました。

 

↑こちらの動作についてVxRail 7.0.131で確認したところ、改善されていたことがわかりました。

つまり、他のVMFS データストアからvSAN DatastoreにStorage vMotionした場合でも、VMのPowerOff操作などを必要とせず、直ちに正しいStorage 使用量が表示される挙動を確認しました。

どのVersionから改善されたかは不明ですが、少なくとも最新版では改善されているようです。

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