VxRailのHDDの種類について

パフォーマンスが気になっていると言うことなので少し情報提供です。

VxRailに実装されているSDSであるVSANは

・書き込みはCache Tier（高速なSSD）に書き込んだらAckを返す

・Cache Tier上のデータは条件に従いCapacity Tier（低コストSSDもしくはHDD)へデステージされる

・読み込みはキャッシュミスしたときは全てのオブジェクトファイルが存在するCapacity Tierから読み込む

と言うことが基本になります。

HDDのパフォーマンスが影響するのは基本的には読み込みのときです。

（デステージがパフォーマンスインパクトにならないように

　Cache Tierのサイズを考慮することが大前提です。）

しかしながら、実際に計測してみるとCapacity Tierのディスクタイプの差は思ったほど大きくありません。

SAS vs NL-SASはキャッシュとして利用しているSSDのパフォーマンスに比べると

誤差程度の差しかないためなのかと思います。

読み込みが大量に発生する、大容量の書き込みが継続する、と言うアクセスパターンなのであれば

デステージ、読み込みが高速なオールフラッシュモデルの選択になると思います。