VxRail IDRAC、ESXiのデフォルトユーザについて

ざっくり説明いたしますと、いずれのアカウントもNode内のVxRail 固有のサービスで利用されるアカウントです。

VxRailでは通常のvSphere/vSANでは管理しないハードウェア情報を取得して表示したり（Physical View）、ハードウェアエラーを検知（VXRxxxのEvent）したりできますが、それを実現する仕組みとして、VxRailを構成するESXiに固有のサービスを稼働させており、そのサービスがidracと通信することでハードウェア情報をVxRail Managerが取得できるようになってます。

より具体的にいうと、VxRail Managerにハードウェア情報を提供するためのサービスとしてPlatform ServiceとPTAgentがあります。

iDRACのvxpsvcユーザはPlatform SerivceがiDRACから情報を取得する際に利用します。PTAdminユーザはPTAgentがiDRACから情報を取得するときに利用します。

ESXiのvxpsvc_ptagent_opユーザは、Platform SerivceとPTAgentが相互に連携する場合に利用します。

いずれもVxRail内部のみの利用となりますので、お客様が利用することはありませんが、これらのユーザを削除したり、設定を変更してしまうと予期せぬ不具合が発生する場合がありますのでご注意ください。