VxRail vSANディスクフォーマットについて

それ関連のアップデート情報を見たことないので、恐らく最新の VxRail 4.7.3xx でも vSAN OnDisk format の更新は手動で vSAN Health から実施するはずです。

※ 訂正、アップグレードの最終処理で OnDisk format も更新されていました

ただ、4.7.300 から 「VSAN disk format checker」というアップデート前のプリチェック機能が追加され、
現在の OnDisk format がこの後適用する ESXi ・ vSAN バージョンに適合しているかをチェックするための実装が施されました。

今後、大きくバージョンアップする際に、互換が無いような場合は事前にvSAN OnDisk format のバージョンアップをしてから VxRail 自体のアップデートを掛ける事が出来そうです。

OnDisk format は急いで更新しなくても、サポート上は問題ありませんが新機能が利用できないなど制限があります。
v2 -> v3(4) の更新時の様にドライブ全体の再初期化は直近のバージョンでは実施されず、メタデータの更新のみなので非常に高速に処理は完了しますので、 VxRail そのもののアップデート完了後に合わせて実施頂くと良いかと思います。

> ・バージョンが異なるノード増設は問題がありますでしょうか？

上記、OnDisk format のことを意味する場合は、ノード追加時や、ドライブ追加時は vSAN クラスタに組み込まれたそのタイミングで同一バージョンでフォーマットされるので問題はないです。

VxRail の元のクラスタバージョンに対して、追加ノードの出荷バージョンが異なる場合は、それぞれ Node Addtion Matrix <https://support.emc.com/docu92203_VxRail_Appliance_Node_Addition_Matrix.pdf> 記載のバージョン間であれば追加可能で、後から差分のバージョンアップを適用できるはずです。  

VxRailの場合は特別な場合を除き、VxRailのUpgradeの一部として、vSAN Disk formatもUpdateされます。

（ちなみにSystem用VDSも自動でUpgradeされます）

vSANとしては、Disk formatをアップグレードしないことは可能であっても、VxRailの場合は、上記の理由で現実的には不可能ですね。。。