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2014年5月1日 20:00

トレスパスしたCelerraのLUNを元に戻す方法

製品:

Celerra(CLARiXをバックエンドストレージとして利用)

説明:

Celerra Managerのアラート詳細に"Disk dx has been trespassed"と表示されている

Celerra Managerのハードウェアステータスが"Storage Processor is ready to restore"と報告されている

上記メッセージは一つ以上のCelerraのLUNが、デフォルトで設定されたCLARiXのストレージプロセッサに対してアクセスをしていないことを示しています。これはバックエンドCLARiXのメインテナンス作業や、LUNのデフォルトオーナーであるべきストレージプロセッサに対する一時的な接続問題などにより発生します。

注意:これはCLARiXのストレージプロセッサがフェイルオーバーしたことを意味しているものではありません。

解決案:

1. バックエンドCLARiXに問題がないことをNavisphere Managerで確認します。確認ができない場合には、これより先に進まず、EMCサポートに連絡してください。

2. CelerraのコントロールステーションにSSH接続をします。

3. 以下コマンドを実行してバックエンドストレージの状態を取得します:

[nasadmin@cs0]$ nas_storage -check -all

Discovering storage (may take several minutes)

Error 5017: storage health check failed

CK200043300731 SPB is failed over

CK200043300731 d8 is failed over

上記例では、ヘルスチェックの結果一つのディスク(d8)とストレージプロセッサ SP Bがフェイルオーバーしていることが報告されています。もしもこれら以外の種類のエラー、例えばpath failuresなどが報告された場合には、これより先に進まず、EMCサポートへ連絡してください。

4. 以下コマンドを実行し、トレスパスしているLUNが存在するCLARiXのストレージIDを見つけます:

[nasadmin@cs0]$ nas_storage -list

id   acl    name           serial_number

1    0      CK200043300731 CK200043300731

5.トレスパスをしているすべてのCelerra LUNを元に戻すために以下コマンドを実行します:

[nasadmin@cs0]$ nas_storage -failback id=1

id       = 1

serial_number        = CK200043300731

name     = CK200043300731

acl      = 0

done

注意:このコマンドは必要に応じてCelerraに関連したLUNのみをトレスパスさせます。バックエンドのCLARiXが共用利用されている場合には、Celerraに関連しないLUNに対する影響はありません。

このドキュメントは、EMCサポートコミュニティで作成されたドキュメントの翻訳版です。原文の英語はこちらから参照できます: How to restore trespassed Celerra LUNs

Community Manager

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5.1K メッセージ

2014年5月1日 21:00

この方法は(Celerraだけではなく)VNXでも有効です。

1 Rookie

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53 メッセージ

2014年12月16日 23:00

わかりやすいご説明ありがとうございます。

Community Manager

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3.1K メッセージ

2016年1月11日 17:00

5.の手順まで進んだ後、再度nas_storage -check -allコマンドを実行することにより、問題解決の有無を確認することが出来ます。当該コマンド実行後、以下出力例のようにエラー情報等が消えていれば問題は解決したと判断することが出来ます。

$ nas_storage -check -all

Discovering storage (may take several minutes)

done 

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