プール属性とそのボリュームの使用の制御

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プール属性とそのボリュームの使用の制御

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NetWorker

情報

使用するボリュームをNetWorkerが判断するためには、プール基準が完全に一致する必要があります。 いずれかのプール基準フィールド([Groups]、[Devices]、[Clients]、[Savesets]、[Levels])に値が設定されている場合、プールを使用できるのは、選択された基準がすべて正しい場合に限定されます。

基準を満たしたプールが見つからない場合は常に、デフォルト プールのボリュームが使用されます。

解決策

メディア プール属性は、選択基準の属性と通常の属性に分類されます。

以下の1つ目のセクションでは、選択基準の属性について説明します。 その他の属性については、その次のセクションでいくつか取り上げます。

選択基準の属性:

これらの属性は、各種バックアップに使用するボリュームの判断に使用されます。

以降、さまざまなシナリオの例と、プールの構成を正しく行うために必要な変更を紹介します。 すべてのケースを網羅することはできませんが、さまざまなシナリオに対処する際の指針として活用してください。

1. 選択したクライアントしか使用できないようにプールが制限されている

問題:

  • クライアント リストにNetWorkerサーバーが含まれていない場合に、indexes/bootstrapsをボリュームにバックアップできない。これは、インデックスがNetWorkerサーバーのセーブセットとみなされるためです。
  • 新しいクライアントを追加したにもかかわらず、新しいクライアントの追加がプールに反映されない。

解決策: プール リソースの[Client]属性にNetWorkerサーバーまたは新しいクライアントを追加します。または、すべてのクライアントをこのリストから削除し、プールに対してクライアントが制限されないようにします。

2. 選択したレベル(増分など)しか使用できないようにプールが制限されている

問題: ブートストラップ バックアップとインデックス バックアップは常にフル バックアップ(NetWorker 5.x以下を使用した増分バックアップ時はレベル9)とみなされるため、指定されたレベルに「Full」(またはLevel 9)が含まれていないと、ボリュームを使用することができません。

解決策: プール リソースの[Level]属性に「Full」(NetWorker 5.x以下の場合は「Level 9」)を追加します。または、この[Level]属性から他のレベルをすべて削除します。

問題: 増分バックアップを実行するグループにクライアントが属しているものの、プールではフル バックアップしか許可されていない。

解決策1: プール リソースの[Level]属性から「Full」を削除します。 レベルはグループ リソースから取得できます。

解決策2: バックアップの設定で、日次(増分)バックアップの格納先となるプールと週末(フル)バックアップの格納先となるプールを次のように分けます。

以下の情報は「NetWorker Guide」に基づいています。

2つのスケジュールを作成します。 1つは日次(月~金)用で、もう1つは週末(土曜日)用です。

([Configurations]メニューから[Schedules]を選択、Windowsでは[Schedules]アイコンを選択)

a)増分バックアップについて、土曜日と日曜日を除く月曜日から金曜日にバックアップを行うようにスケジュールを作成します。

b)フル バックアップについて、毎週土曜日に実行する(それ以外の曜日はスキップする)ようにスケジュールを作成します。

  • Incrementalグループを作成します。 必要な属性は次のとおりです。

Autostart = Enabled

増分バックアップのスケジュールをこのグループに関連づける

(クライアント リソースで)目的のクライアントを追加する

  • Fullグループを作成します。 必要な属性は次のとおりです。

Autostart = Enabled

増分バックアップのスケジュールをこのグループに関連づける

(クライアント リソースで)目的のクライアントを追加する

  • DailyプールとWeeklyプールを作成します。 Incrementalグループを増分バックアップのスケジュールに、Fullグループをフル バックアップのスケジュールに関連づけます。

DailyプールとWeeklyプールに必要なテープを十分に確保し、ラベルを付けます。

3. 指定したセーブセットしか使用できないようにプールが制限されている

問題: セーブセットがバックアップされない。

解決策: プール リソースの[Savesets]属性からセーブセットを削除し、クライアント リソースの[Savesets]属性にセーブセットを追加します。 バックアップするクライアントのセーブセットを指定する正しい場所は、クライアント リソースの[Savesets]属性です。

4. 指定したデバイスしか使用できないようにプールが制限されている

問題: バックアップ、リカバリ、アーカイブ(ステージング)に使用するボリュームをマウントできない。

解決策: ボリュームの属しているプールが、特定のデバイスでしかボリュームをマウントできないようになっている場合、およびデバイスが無効または使用不可(ハードウェア障害など)となっている場合、次のいずれかの操作を行います。

  1. デバイスの制限を解除する
  2. デバイスを有効化する
  3. いずれかのデバイスを選んで使用可能にする

問題: プール リソースの[Devices]属性で指定されたデバイスがすべてリモート ストレージ ノードに置かれている。 インデックスのバックアップがデフォルト プールに格納される。

解決策: [Devices]属性におけるストレージ ノード デバイスに限定する制限を解除します。 通常は、クライアント リソース(Storage Node Affinityリスト)の[Storage Nodes]属性でストレージ ノードを探せば、クライアント データの保存先となるマシンを特定できます。

5. 指定したグループしか使用できないようにプールが制限されている

問題: セーブグループが開始されない。

[Devices]属性におけるストレージ ノード デバイスに限定する制限を解除します。 通常は、クライアント リソース(Storage Node Affinityリスト)の[Storage Nodes]属性でストレージ ノードを探せば、クライアント データの保存先となるマシンを特定できます。

解決策: そのグループで利用できるボリュームのプールが存在するかどうかをチェックします。 すべてのプールに[Groups]が指定されており、なおかつ実行中のグループが1つでない場合、セーブグループは開始されません。 以下のいずれかの操作を実行してください。

  1. 欠落しているグループをいずれかのプールに追加する
  2. そのグループ用に新しいプールを作成する
  3. 1つまたは複数のプールからグループの制限を削除する

通常のプール属性:

1. ボリュームを別のプールで再利用する

デフォルト プールに属しているボリュームを他のプールで再利用することはできません(その逆も同様)。

解決策: 定義済みのNetWorkerプールに変更を加えることはできません。 たとえば、 Archive、Archive Clone、Default、Default Clone、Indexed Archive、Indexed Archive Clone、PC Archive、PC Archive Cloneの各プールが該当します。これは正常な動作です。 現時点では、デフォルト プールの構成は変更できません。

別のプールとの間でテープを再利用する方法

解決策: ボリュームをプール間で再利用するには、プール リソースの属性である[Recycle to other pools]と[Recycle from other pools]を[Yes]に設定します。

「メディア待機中イベント」を生じさせる構成アイテムとしては、他にも次のようなものがあります。

クライアント リソースの[Storage Node]属性をチェックする。

クライアント バックアップが正しいストレージ ノードに送信されない。

優先するストレージ ノードを、クライアント リソースの[Storage Node]属性に追加してください。「nsrserverhost」エントリーの前に追加します。

(注: NetWorkerサーバーは、「nsrserverhost」で参照されます。 クライアントの保存操作は、デバイスが有効化されており、nsrmmdデーモン/プロセスがアクティブな、リスト先頭のストレージ ノードに送られます。)

詳細については、ナレッジベースの記事esg55351を参照してください。

このドキュメントは、EMCサポートコミュニティで作成されたドキュメントの翻訳版です。原文の英語はこちらから参照できます:Understanding Pool attributes and how they limit a volumes use

バージョン履歴
改訂番号
1/1
最終更新:
‎12-11-2013 11:23 AM
更新者: