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2020年8月16日 21:00

【Meet The Expert】 ScaleIO 誰が一番 喜ぶの?

オリジナル投稿日時:Jun 30, 2017 6:34:00 PM

 

エキスパートがどんな思いでその製品に携わっているのか、そしてそれが世の中をどう変えていくのか。聞いてみたいと思いませんか?

だからエキスパートに直接聞きに行っちゃいました。

 

記念すべき第一回 Meet The Expert (MTE)は年末に新バージョンがリリースされる予定のScaleIOエキスパート、中村雅史(まさのり)さん!

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<外部ストレージは無くなる?ストレージ管理者に自由を!>

ayas :ソフトウェアデファインドという言葉が巷に浸透して数年ですが、中村さんの考えるソフトウェアデファインド、そしてScaleIOってなんでしょうか。


中村さん: 全部とは言いませんが、これからの流れとして外部ストレージはなくなっていくと思います。VMAXなどの高性能で高機密性が求められる特別なストレージを 使わなければいけない環境は一握りになるでしょう。それ以外のビジネスはそこまでの労力やお金をかけてストレージを用意する必要はない。

つまりストレージハードウェアそのものを購入するより、業務がある限り、無くなることのないサーバというハードウェアを使ってストレージを作ってしまおう、これがソフトウェアデファインドストレージになります。

そしてその方法を提供しているのがScaleIOになります。

 

ayas :VSANがすごく似ていると思うのですがその違いはなんでしょうか?

中村さん:大きな違いは、Scale IOならVNXだろうがVMAXだろうがCXだろうが、物理バックエンドを統一したリソースとして使える点です。

vSANではあくまでESXi ありき、そしてクラスタ毎、という縛りができてしまいます。(下記図参照)

ほかは、環境規模の違い、でしょうか。とはいえVSANもサポートするNode数も増えたので、規模の違いだけでなく運用面での利便性(VM環境であるとvSANのほうが使い勝手が良かったりする)も考えなければいけませんね。

MTE2.jpg

ハードウェア管理は購入費用3割、メンテナンスに7割と言われてきました。今まではその3割を占める購入費用を節約することに注力することが多かった。しかし7割のメンテナンスにかかわる部分を節約できるなら・・・

それを可能にするのがScaleIOです。x86サー バ群で動作するソフトウェアデファインドストレージなので、ハードウェアにありがちな互換性の問題に煩わされることもないし、サーバのリプレイスがサービ スを止める事もない、これまで膨大な労力と金と時間がかかっていたストレージリプレースという概念も不要になります。運用担当者もハードウェア管理面では サーバのみで事足りるし、ソフトウェア面ではREST APIなどの一般的な技術を利用してScaleIOの管理を行うことが出来るために、 トレーニングコストなどを抑えながら、今働いている方々の専門性を最大限に活用することが可能です。

まさに、ScaleIOはストレージ管理者に自由を与える救世主、といっても過言ではないんですよ。

 

<真面目にソフトウェアデファインド>

ayas: 先ほどもチラリとお聞きしたvSANとの違いや、ScaleIOの良い点、ですが、ScaleIOが持つその特異性とはなんでしょうか。

MTE3.jpg中村さん: 興味深いのはScaleIOの開発エンジニアはXtremIOの開発にかかわった人達だということなんです。彼らはScaleIOの可能性をまだまだ信じ ているので、XtremeIOではなく、ScaleIOの開発を続けている。。。ハイエンドストレージの物理版をXtremIOとするならば、 ScaleIOはソフトウェアのそれといっても嘘じゃない!

つまり、他のソフトウェアデファインドストレージとのコンセプトが違います。

物理エンタープライズSANをそのままソフトウェア化する、中途半端な機能の真似事はしない。真面目にソフトウェアデファインドなんです。

MTE4.jpg例えばストレージを仮想化するだけであればUnity VSAもHP VSAもその役割をはたしていますが、本物のSAN環境を再現できるかというと、いろいろ制約が出てきてしまう。スケールアウトも難しい。でも ScaleIOであればスケールアウトはもとより、物理のSAN環境そのものをそのまま仮想化することが可能なのです。

だからこそ本気のエ ンタープライズSANを使ってきたお客様がソフトウェアデファインドを考えたときにScaleIOを一番最初に思い浮かべて欲しいのです。ScaleIO であれば本物のストレージを作ってきた実績のある人達が後ろにいます。製品機能にしても、サポートにしても、ストレージのプロが控えている、ということを みなさんに知ってほしいと思います。自慢の一品であり、これからもっともっと進化していくということを。

今年末GA予定の3.0ではNVDimmの使用や、SnapShot機能向上などで他のFlashストレージと変わりない使い心地、いやそれ以上になること請け合いです。

 

 

どんどん夢の広がるScaleIO、新しいバージョン3.0が待ちきれないですね!

ScaleIOへの愛を語ってくれた中村さん、物静かなエンジニアとしてお話をしてくださいましたが時折見せる豪快な笑顔がとっても素敵でした!

 



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