NetWorkerコマンドを使用したハードウェア障害のトラブルシューティング

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NetWorkerコマンドを使用したハードウェア障害のトラブルシューティング

現象:

NetWorkerコマンドを使用したハードウェア障害のトラブルシューティング・デバイスコマンド


解決策:

NetWorkerは、使用環境のハードウェア障害のトラブルシューティングに使用できる多数のユーティリティを備えています。

NetWorker 7.x for UNIXでは、ユーティリティは/usr/bin/にあり、このパスで使用可能です。

Windowsでは、インストール パス..\legato\nsr\bin\にあります。 これらのユーティリティは、障害が発生する可能性のある

場所の特定に役立つだけでなく、障害が発生している場所を明らかにすることもできます。

役に立つさまざまなNetWorkerユーティリティ コマンドの説明と使用方法を以下に示します。

指定できるすべてのオプション(スイッチ)が示されているわけではありません。最もよく使用されるものだけを記載しています。

INQUIRE:

inquireプログラムは、使用可能なSCSIデバイスを一覧表示します。

inquireプログラムは、-aオプションで指定されたSCSIデバイスまたはシステムに接続されているすべてのSCSIデバイスの

いずれかについてのINQUIRYデータを返します。

現在は、標準的なSCSI照会データ以外に、クエリー対象のデバイスがサポートするVPD(重要な製品データ)ページから

取得されるシリアル番号情報も返されるようになりました。 各デバイスには、08の異なるIDのいずれかが割り当てられます。

このIDは、そのデバイスがサポートするVPDページによって異なります。

inquire -cオプションは、誤った情報を返すことがあります。7.xでは-cスイッチではなく-slスイッチを使用してください。

使用方法: inquire -s|-l|-c

-c : inquireをデバイスに直接送信します。誤った情報が返されることがあります。

-l : LUNの完全検索

-s : 補足情報を省いて簡潔な一覧を表示します。

# inquire -sl -lフラグが見つかりましたが、HP-UXシステムには影響ありません - 常にすべてのLUNが検索されます。


scsidev@1.2.0:SEAGATE ST336704LC HP03|Disk, /dev/rdsk/c1t2d0

scsidev@3.2.0:HP DVD-ROM 305 1.01|CD-ROM, /dev/rdsk/c3t2d0

scsidev@26.1.0:STK 9840 130.|Tape, /dev/rmt/c26t1d0BESTnb

scsidev@29.1.0:STK 9840 130.|Tape, /dev/rmt/c29t1d0BESTnb

scsidev@36.0.0:STK OPENstorage D1730530|Disk, /dev/rdsk/c36t0d0

scsidev@36.0.1:STK OPENstorage D1730530|Disk, /dev/rdsk/c36t0d1

#

このコマンドの-sを省略すると、WWNNWWPN、シリアル番号、IENNなど、各デバイスについてより詳細な情報が表示されます。

MT:

mtは、磁気テープ ドライブにコマンドを送信します。

使用方法: mt -f <デバイス> <パラメータ>
# mt -f /dev/rmt/0cbn

SJIRDTAG:

sjirdtagプログラムは、SJI準拠のジュークボックスでSJIRTAGコマンドをテストします。libsji8)を参照してください。

このコマンドは、ジュークボックスからメディアの有無およびタグ データを読み取ります。

このコマンドの出力例は、次のとおりです。

使用方法: sjirdtag <オートチェンジャのb.t.l>

# sjirdtag 1.2.1

Tag Data for 0.2.1, Element Type DATA TRANSPORT:

Elem[001]: tag_val=0 pres_val=1 med_pres=1 med_side=0

Tag Data for 0.2.1, Element Type STORAGE:

Elem[001]: tag_val=0 pres_val=1 med_pres=1 med_side=0

Elem[002]: tag_val=0 pres_val=1 med_pres=1 med_side=0

Elem[003]: tag_val=0 pres_val=1 med_pres=1 med_side=0

Elem[004]: tag_val=0 pres_val=1 med_pres=1 med_side=0

Elem[005]: tag_val=0 pres_val=1 med_pres=0 med_side=0

#


この出力は、1つのテープ デバイス(データ トランスポート)と5つのスロット(ストレージ)があることを意味しています。

使用可能なインポート/エクスポート ポートはありません。

この出力のmed_pres値の1は、スロットまたはドライブにメディアが入っていることを意味します。

0は、メディアが入っていないことを意味します。

これは、b.t.l値で指定されたクエリー対象のライブラリに関する情報を返す便利なコマンドです。

返される値は、データ トランスポート(テープ デバイス)、ストレージ(スロット)、

インポート/エクスポート(インポート エクスポート/メール スロット)です。

CHANGERS:

changersプログラムは、現在のシステムに接続されているすべてのSCSIオートチェンジャ(ジュークボックス)を一覧表示します。


使用方法: changers |-v|


# changers

scsidev@22.15.0:Vendor <STK>, Product <L700>, Revision <0305>

#

-vオプションは、オートチェンジャのエレメントについてより冗長に出力します。補足情報が必要な場合に便利です。

LUSBINFO:

lusbinfoプログラムおよびWindowslusbinfo.exeは、コンピュータに装備されている

SCSIバスについて一定量の情報を出力します。


使用方法: lusbinfo |-v|

# lusbinfo

Bus #0 is 'scsi0', dma_max=2097152, initiator ID=7, ntargets=16, nluns=8

Bus #1 is 'scsi1', dma_max=2097152, initiator ID=7, ntargets=16, nluns=8

Bus #2 is 'fscsi0', dma_max=1048576, initiator ID=72704, ntargets=16, nluns=255

#

これは、オペレーティング システムの使用可能なバスの一覧を表示する便利なコマンドです。

オプションの「-v」スイッチは、各バスに接続されたデバイスのより冗長な出力と、詳細情報を表示します。

これは、オペレーティング システムによって認識される「デバイス」ドライバへの参照が必要な一部のシステムで役立ちます。

たとえばSolarislus.confは、この出力で返されるデバイス名を使用して、

場所とドライバ参照を指定し、デバイスのスキャンを実行します。


LUSDEBUG:

lusdebugコマンドは、基本のNetWorker SCSIデバイス ドライバのデバッグ レベルを設定します。

デバッグ レベル0にすると、デバッグがオフになります。 数値を大きくすると、デバッグのレベルが上がります。


使用方法: lusdebug <レベル>

# lusdebug 9 (AIX)

debug level was 9 (0x9) ; is now 9 (0x9)

debug levels shown will be:

1 4

#

lus_ioctl: LBINFO for logical bus 0

lus_ioctl: bus #0 is sb_name=[scsi0]

lus_ioctl: LBINFO for logical bus 0

lus_ioctl: bus #0 is sb_name=[scsi0]

lus_ioctl: LBINFO for logical bus 0

lus_ioctl: bus #0 is sb_name=[scsi0]

lus_ioctl: LBINFO for logical bus 0

lus_ioctl: bus #0 is sb_name=[scsi0]

scsidev@0.1.0:IBM CDRM00203 |CD-ROM, /dev/rcd0

#

このコマンドの出力の送信先は、オペレーティング システムによって異なります。

Solarisでは、/var/adm/messagesファイルに出力されます。

AIXでは、現在のウィンドウにダンプされるため、スクリーンのリダイレクトを使用してこの出力を収集する必要があります。

NetWorkerの一部のバージョンにはlusdebugバイナリは搭載されていません。

このバイナリは、LUSドライバの低レベルの問題のトラブルシューティングに使用できます。

このバイナリの有無を確認してください。


LUS_DEBUG:
Windowsオペレーティング システムのLUS_DEBUG環境変数は、lusdebugバイナリと類似しています。

LUS_DEBUG環境変数は、LINUXでも使用できます。

Windowsでは、LUS_DEBUGをグローバルに設定できます。その場合、再起動が必要です。

または、DOSコマンド ウィンドウで次の例のように設定できます。

lusdebugバイナリと同様、デバッグ レベル01616進数、10進数の同じ範囲を設定できます。

set lus_debug=65535が最大レベルです。

inquireコマンドまたはsjiコマンドで十分な情報を得られない場合は、コマンドに-vを追加してみてください。

たとえば、inquire -vとします。

F:\>inquire

scsidev@0.0.0:WDC AC313600D J7JO|Disk, \\.\PHYSICALDRIVE0

scsidev@1.0.0:LG CD-ROM CRD-8400B1.03|CD-ROM

scsidev@1.1.0:Maxtor 6E040L0 NAR6|Disk, \\.\PHYSICALDRIVE1

F:\>set lus_debug=3

F:\>inquire

scsidev@0,0,0:cdb=[0x12 0x01 0x00 0x00 0xff 0x00];DataLength=256, from device

buffer dump: VPD list

00 00 00 00 : . . . .

scsidev@0.0.0:WDC AC313600D J7JO|Disk, \\.\PHYSICALDRIVE0

scsidev@1,0,0:cdb=[0x12 0x01 0x00 0x00 0xff 0x00];DataLength=256, from device

DeviceIoControl sets lasterr to 87

buffer dump: VPD list

00 00 00 00 : . . . .

scsidev@1.0.0:LG CD-ROM CRD-8400B1.03|CD-ROM

scsidev@1,1,0:cdb=[0x12 0x01 0x00 0x00 0xff 0x00];DataLength=256, from device

buffer dump: VPD list

00 00 00 00 : . . . .

scsidev@1.1.0:Maxtor 6E040L0 NAR6|Disk, \\.\PHYSICALDRIVE1

F:\>

[root@kae sbin]# export LUS_DEBUG=3

[root@kae sbin]# inquire -p

buffer dump: VPD list

08 00 00 02 00 80                                      : . . . . . .

scsidev@0.1.0:OVERLANDLXB             0331|Autochanger (Jukebox), /dev/sg0

                                           S/N:

buffer dump: VPD list

01 00 00 03 00 80 c0                                   : . . . . . . .

scsidev@0.2.0:Quantum DLT4000         CD50|Tape, /dev/nst0

                                           S/N: CX815M0123

buffer dump: VPD list

01 00 00 03 00 80 c0                                   : . . . . . . .

scsidev@0.3.0:Quantum DLT4000         CD50|Tape, /dev/nst1

                                           S/N: CX815M0346

SJIMM:

SJIMMは、NetWorkerより低いレベルでロボット アームを制御し、テープをスロットとドライブ間で移動できます。

このコマンドが呼び出されてどのような動作が行われても、NetWorkerは認識しません。

テープを移動またはロードするためにnsrjbが初期化されることはありません。

このツールは、nsrjbのロードに関する問題を回避するのに役立ちます。


使用方法: sjimm b.t.l {drive | slot} src {drive | slot} dest

# sjimm 1.2.1 slot 3 drive 2

この例では、スロット3のメディアがドライブ2に移動します。このコマンドの完了後にnsrjb -Cを実行すると、

NetWorkerは、テープがそのドライブに配置されたことを認識しません。

テープ ドライブ2sjimmの実行前と同じ状態で表示されます。 これは、sjimmコマンドがジュークボックスに対して

直接コマンドを実行するためです。

このコマンドを実行した後は、ジュークボックスを元の状態に戻す必要があります。

sjimmコマンドのsjimm 1.2.1 drive 2 slot 3を実行してテープをスロットに戻すか、

NetWorkerからnsrjb -HEvを使用してジュークボックスのリセットを実行してください。


SJIRDP:

sjirdpプログラムは、SJI準拠のジュークボックスでSJIRDPコマンドをテストします。libsji8)を参照してください。

このコマンドは、SJIデバイスの位置番号をジュークボックスから読み取ります。


使用方法: sjirdp b.t.l

# sjidrp 2.22.0

2.22.0 has 10 DATA TRANSPORT Element(s) starting at address 1

2.22.0 has 1 MEDIA TRANSPORT Element(s) starting at address 1

2.22.0 has 84 STORAGE Element(s) starting at address 1

2.22.0 has 10 IMPORT/EXPORT Element(s) starting at address 1

#

SJIRJC:

sjirjcプログラムは、SJI準拠のジュークボックスでSJIRJCコマンドをテストします。libsji8)を参照してください。

このコマンドは、ジュークボックスに関する内部構成情報およびオプションを読み取って出力します。


使用方法:sjirjc b.t.l

# sjirjc 2.22.0

Device: 2.22.0

Number of Drives: 10

Number Drive Pairs: 1

Number of Import/Export Elements: 10

Number of Import/Export Pairs: 1

Number of Slots: 84

Number of Slot Pairs: 1

Number of Transport Elements: 1

Number of Transport Pairs: 1

Volume Tags Supported

Initialize Element Status Supported

Bar Codes Supported

#

ERASE:

eraseプログラムは、指定されたデバイスにSCSI ERASEコマンドを送信します。オプションの-s引数を指定しない限り、

LONG eraseオプションが使用されます。


使用方法: erase -r -a <b.t.l>

このコマンドは、確認のプロンプトを表示しないでテープを完全に消去します。 細心の注意を払ってください。

IELEM:

ielemプログラムは、指定されたデバイスにINITIALIZE ELEMENT STATUSコマンドを送信します。

チェンジャには、複数のエレメントのエレメント ステータスを初期化する機能をサポートするものがあります。

この初期化に使用されるコマンドは、ベンダー固有のEXABYTEチェンジャ コマンドです。


使用方法: ielem -a <オートチェンジャのb.t.l>

# ielem -a 22.15.0

scsidev@22.15.0: sending INIT_ELEMENT_STATUS command

#

LDUNLD:

ldunldプログラムは、loadコマンドまたはunloadコマンドを指定のデバイスに送信します。


使用方法: ldunld -l|-u -a <b.t.l>

LRESCAN:

lrescanプログラムは、基本のSCSIライブラリに、キャッシュされた情報を破棄して

新しいデバイスを再度スキャンするように通知します。libscsi8)を参照してください。

使用方法: lrescan


LRESET:

lresetプログラムは、基本のSCSIライブラリに、指定の論理SCSIバスをリセットするように通知します。

libscsi8)を参照してください。このコマンドを実行するには、システム権限が必要です。


使用方法: lreset <lusbinfoで出力されるバス番号>

RELEM:

relemプログラムは、READ ELEMENT STATUSコマンドをすべてのチェンジャに送信するか、

または-aオプションで指定したデバイスに送信します。


使用方法: relem -a |-f|-v|-t|-l

# relem -fvt -a 1.2.1

Element Data (with volume tags) for scsidev@3.22.0, fetched per element:

MT element range: 0..0 ST element range: 1000..1083

IE element range: 10..19 DT element range: 500..509

First Element Address: 0 Number of Elements 1

Medium Transport Element Descriptor at Address 0

InEnab=0 ExEnab=0 Access=0 Except=0 ImpExp=0 Full=0

SValid=0 Invert=0 Source_addr=0

Primary Tag, Volume Seq 0x0:

0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00

0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00

0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00

0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00

Vendor Specific Info:

0x00 0x00 0x00 0x00 0xff 0xff 0x00 0x00

このコマンドは、オートチェンジャからの低レベルの詳細情報を返します。


詳細については、esg66543を参考にしてください。



この質問と回答は、EMCで行われたディスカッションの翻訳版です。原文の英語はこちらから参照できます:https://community.emc.com/docs/DOC-16264

バージョン履歴
改訂番号
1/1
最終更新:
‎07-16-2012 10:22 AM
更新者: