[VxRail] VxRail クラスタ停止・起動手順(バージョン 4.7.300 以降)

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[VxRail] VxRail クラスタ停止・起動手順(バージョン 4.7.300 以降)

 

この記事では、VMware KB#70650 をふまえた VxRail クラスタの停止・起動手順について述べます。この手順は VxRail 4.7.300 以降のバージョンに適用できます。なお VxRail 4.7.212 よりも以前のバージョンにおける VxRail の停止・起動手順については以下の記事を参照してください

VMware KB#60424に基づいたVxRailにおけるクラスタシャットダウン手順

 

VxRail クラスタ停止手順

 

(1) vSphere Web Client へ管理アカウント(例:administrator@vsphere.local)でログインします

 

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(2) 管理コンポーネント以外の仮想マシンをすべてシャットダウンします

  • 管理コンポーネント以外の仮想マシンとは、お客様が配置した仮想マシンのこと
  • 管理コンポーネントとは vCenter Server(VCSA), PSC, VxRail Manager, Log Insight, SRS(ESRS)の 5 つの仮想マシンのこと
  • 構成上管理コンポーネントが 5 つ存在しない場合もあります

 

(3) 管理コンポーネントの仮想マシンを最初のホスト(若番)へ vMotion します

  • 下図は管理コンポーネントを最も若い番号のホストに移行したところ

 

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(4) SRS(ESRS)をシャットダウンします

 

(5) Log Insight をシャットダウンします

  • 下図は Log Insight のシャットダウンに取り掛かるところ

 

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(6) VxRail Manager をシャットダウンします

  • 下図は VxRail Manager のシャットダウンに取り掛かるところ

 

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(7) [VxRail-Virtual-SAN-Cluster-<UUID>] ==> [監視] ==> [vSAN] ==> [オブジェクトを再同期します] をクリックします

  • 「再同期中のオブジェクトはありません。」と表示されていることを確認します

 

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(8) [ESXi ホスト] ==> [設定] ==>  [サービス] ==> [SSH] ==> [起動] をクリックして、ssh を「実行中」の状態にします

  • 全ての ESXi ホストにおいて ssh を有効にします。下図のようにホストが 4 台あればそれぞれにおいて計 4 回この操作を行います
  • 初めから「実行中」の状態であるときはそのまま次項へ

 

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(9) 最初のホスト(若番)の vSphere Host Client へログインし、VCSA (VMware vCenter Server Appliance) をシャットダウンします

  • vSphere Web Client への操作ではないことに注意してください
  • 具体的には最初のノード(若番)の管理 IP アドレスをブラウザで開いてください
  • PSC とは途中まで名前が同じなので、注意してください
    • いわゆる vCenter(VCSA) は「VMware vCenter Server Appliance
    • いわゆる PSC は「VMware vCenter Server Platform Service Controller

 

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(10) 同じく vSphere Host Client から PSC (VMware vCenter Server Platform Service Controller) をシャットダウンします

 

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(11) Tera Term 等のターミナルソフトを使用し、全ての ESXi ホストに ssh でログインします

  • 下図では iDRAC 仮想コンソールになっていますが、Tera Term、Putty などで構いません

 

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(12) VxRail クラスタ内のいずれか任意のホスト 1 台において、下記のコマンドを実行し、「Cluster preparation is done!」が出力されることを確認します

  • python /usr/lib/vmware/vsan/bin/reboot_helper.py prepare

 

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(13) 下記のコマンドを実行し、ホストをメンテナンスモードにします

  • esxcli system maintenanceMode set -e true -m noAction

 

(14) 下記のコマンドを実行し、vSAN のメンテナンスモードが 「ON」であることを確認します

  • esxcli vsan cluster get | grep "Maintenance Mode State"

 

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(15) 下記のコマンドを実行し、ESXi ホストをシャットダウンします

  • poweroff

 

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(16) 項番 (13) から (15) について、残るESXi ホストについても同様に行います

  • 下図は全 4 ノード構成の VxRail クラスタにおける 2 番目のホスト

 

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  • 下図は全 4 ノード構成の VxRail クラスタにおける 3 番目のホスト

 

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  • 下図は全 4 ノード構成の VxRail クラスタにおける 4 番目のホスト

 

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以上で VxRail クラスタ停止手順を終わります

 

 

VxRail クラスタ起動手順

 

(1) 各ホストを電源ボタンもしくは iDRAC にて起動します

  • 最初のホスト(若番)を除き、最後のホスト(老番)から順番に起動します
  • 最初のホスト(若番)以外のノードが完全に起動したことを確認し、最初のホスト(通常はノード 1) を起動します
    • 下図は全 4 ノード構成の VxRail クラスタにおいて 2、3、4 番目のホストを起動し終えたところ。青色のログインバナーが表示されたことをもって、起動完了したとみなします

 

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(2) 全てのホストの vSphere Host Client へログインし、[管理] ==> [サービス] ==> [TSM-SSH] ==> [起動] をクリックし、ssh を有効にします

  • vSphere Web Client への操作ではないことに注意してください
  • 「実行中」となったことを確認して下さい

 

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(3) 全てのホストのメンテナンスモードを解除します。[ホスト] ==> [アクション] ==> [メンテナンスモードの終了]

 

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(4) VxRail クラスタ内のいずれか任意のホスト 1 台において、下記のコマンドを実行し、「Cluster reboot/poweron is completed successfully!」が出力されることを確認します

  • python /usr/lib/vmware/vsan/bin/reboot_helper.py recover

  

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(5) 最初のホスト(若番)の vSphere Host Client へログインします

  • vSphere Web Client への操作ではないことに注意してください


(6) PSC (VMware vCenter Server Platform Service Controller) を起動し、GUI でログインできることを確認してから次の手順に進みます

  • VCSA とは途中まで名前が同じなので、注意してください
    • いわゆる vCenter(VCSA) は「VMware vCenter Server Appliance
    • いわゆる PSC は「VMware vCenter Server Platform Service Controller
  • 下図は PSC をパワーオンしようとしているところ

 

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  • PSC をパワーオンして数分から十数分ののち、ブラウザで https://<PSC の IP アドレス>:5480 に接続し、以下のような結果が得られることを確認してください

 

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(7) 同じく vSphere Host Client から VCSA (VMware vCenter Server Appliance)を起動します

  • サービスの起動完了までに数分から十数分ほどかかります
  • 下図は VCSA をパワーオンしようとしているところ

 

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(8) vSphere Web Client へ管理アカウント(例:administrator@vsphere.local)でログインします

 

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(9) [VxRail-Virtual-SAN-Cluster-<UUID>] ==> [監視] ==> [vSAN] ==> [健全性] ==> [再テスト] をクリックします

  • テストの結果が全て [緑色のチェックマーク] となることを確認します

 

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(10) [オブジェクトを再同期します] をクリックします

  • 「再同期中のオブジェクトはありません。」と表示されていることを確認します

 

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(11) VxRail Manager をパワーオンします

  • 下図は VxRail Manager をパワーオンしようとしているところ

 

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(12) Log Insight をパワーオンします

  • 下図は Log Insight をパワーオンしようとしているところ

 

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(13) SRS(ESRS = ある場合は)を起動します


(14) [ESXi ホスト] ==> [設定] ==> [セキュリティプロファイル] ==> [サービス] ==> [編集] ==> [SSH] ==> [停止] をクリックし、ssh を停止します

  • 全ての ESXi ホストにおいて ssh を停止します。下図のようにホストが 4 台あればそれぞれにおいて計 4 回この操作を行います
  • 平時から「実行中」であることもあり得ますので、貴社運用ルールに従ってください
  • 下図は ssh を選択して停止を押下しようとしているところ

 

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  • 下図は停止を押下したところ。OK を押します

 

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(15) [VxRail-Virtual-SAN-Cluster-<UUID>] ==> [監視] ==> [VxRail] ==> [アプライアンス] にて、「稼働状態」が「正常」であることを確認します

 

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(16) [VxRail-Virtual-SAN-Cluster-<UUID>] ==> [監視] ==> [問題とアラーム] ==> [すべての問題] にて、想定外の問題がないことを確認します

 

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(17) 管理コンポーネント以外の仮想マシンを起動します

 

以上で VxRail クラスタ起動手順を終わります

バージョン履歴
改訂番号
1/1
最終更新:
‎02-12-2020 10:01 AM
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