BIOS Recovery手順

2018年11月8日投稿

2019年11月7日更新

BIOS情報の破損が原因で、パソコンがPOSTを完了できない/オペレーティングシステムを起動できない/特定デバイスが正しく機能しない、等の問題が発生することがあり、BIOSに対してリカバリーを行うことで改善する場合があります。

■対象機種

下記サポートサイト内「BIOS回復をサポートしているのはどのデルのPCとタブレットですか?」を参照

デルのPCまたはタブレットでのBIOS回復オプション

 

■BIOS Recovery実施方法

「BIOS Recovery Menu」画面を表示させる方法は製品により異なります。

また、USBメモリに保存された「BIOS回復ファイル」を利用する場合はあらかじめ製品に接続しておきます。

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【デスクトップまたはAll-In-One PCの場合】
1. キーボードのCTRLキー+ ESCキーを押したままコンピュータを起動します。
2.「BIOS Recovery Menu」画面が表示されたら、キーボードのCTRLキーとESCキーを放します。

【ノートパソコンの場合】
※BIOS回復を開始する前に、ノートパソコンのバッテリが10%以上充電されていることを確認します。
1.ノートパソコンの電源が切れていることを確認し、ACアダプタを外します。
2.キーボードのCTRLキー+ ESCキーを押したままACアダプタをノートパソコンに接続するとコンピュータが起動します。
　3.「BIOS Recovery Menu」画面が表示されたら、キーボードのCTRLキーとESCキーを放します。

【タブレットの場合】
※BIOS回復を開始する前に、タブレットのバッテリが50%以上充電されていることを確認します。
1.タブレットの電源が切れていることを確認し、ACアダプタを外します。
2.ボリュームダウンボタンを押したままACアダプタをタブレットに接続するとコンピュータが起動します。
3.「BIOS Recovery Menu」画面が表示されたら、ボリュームダウンボタンを放します。

【デルのコンバーチブルPCまたは着脱可能PCの場合】
コンバーチブルおよび着脱可能なデルのPCは、タッチがプライマリ入力である次の方法を両方サポートします。タッチスクリーンを使用してBIOS回復を開始することはできません。
◇方法1: キーシーケンス
　1.デバイスの電源が切れていることを確認し、ACアダプタを外します。
　2.キーボードのCTRLキー+ESCキーを押したままACアダプタをデバイスに接続するとコンピュータが起動します。
　3.「BIOS Recovery Menu」画面が表示されたら、キーボードのCTRLキー+ESCキーを放します。
◇方法2: ボタンシーケンス
　1.タブレットの電源が切れていることを確認し、ACアダプタを外します。
　2.ボリュームダウンボタンを押したままACアダプタをタブレットに接続するとコンピュータが起動します。
　3.「BIOS Recovery Menu」画面が表示されたら、ボリュームダウンボタンを放します。

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下記「BIOS Recovery Menu」画面が表示されたら、「Recover BIOS（BIOSの回復）」を選択し、「Continue」をクリックします。再度確認後が表示されたら「Confirm」をクリックすると回復処理が開始され、終了後は自動的に再起動します。

■「BIOS回復ファイル」をUSBメモリに保存する

対象製品の場合、内蔵のHDD（SSD）に格納された回復用のBIOSのプログラムを読み取ってRecoveryを試みます。しかし、以下のいずれかに該当する場合、内蔵HDDからのBIOS Recoveryが正しくできません。

      ✔HDD交換履歴がある

　  ✔お客様でOSイメージを再作成した、もしくはOSメディアなどからクリーンインストールを実施した

      ✔Boot Modeが、UEFIからLegacyに変更されている

      ✔RAIDを構築している

      ✔BIOSでHDDパスワードやドライブに対して暗号化処理をしている

内蔵HDDからの　BIOS Recoveryが実施できない場合は下記手順にてBIOS回復イメージがはいったUSBメモリを作成ください。

■「BIOS回復ファイル」をUSBメモリに保存する手順

※本作業は再インストールするパソコンに限らず、他のパソコンを使って準備頂いて問題ございません。

※USBメモリ内のすべてのデータが削除されます。USB回復キーの作成に進む前に、USBキーからファイルやフォルダを保存したことを確認します。 

1. パソコンにUSBキーを差し込みます。
2. Windowsキー+ Eキーを押して、エクスプローラを開きます。
3. USBドライブを右クリックし、「フォーマット」をクリックします。
4. 「ファイルシステム」を「FAT32」に変更します。
5. 「クイック フォーマット」の左横にあるボックスをオンにします。
6. 「開始」をクリックして、USBキーのフォーマットを開始します。
7. 弊社ドライバダウンロードページより、BIOS Recoveryを行う対象製品を選択します。
8. ドライバおよびダウンロード項目を選択いただき、カテゴリ「BIOS」からBIOSドライバを表示させ、該当のUSBに保存します。

 　9.ファイル名とファイル拡張子を変更して、ファイルの名前を「BIOS_IMG.rcv」に変更します。※必ず拡張子ごと名前を変更してください。変更後はファイルの種類が「RDVファイル」になっていることをご確認ください。 

※ファイル拡張子が表示されていない場合※

①Windowsスタートアイコンを右クリックして検索窓に「エクスプローラーのオプション」と入力します

②「表示」タブをクリックして、「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外して、「OK」をクリックします

③「拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。変更しますか？」のメッセージが表示されたら「はい」をクリックします。

④先ほど保存したファイルの拡張子.exeが表示され、変更できます。