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May 9th, 2023 17:00
[OME] OME CloudIQ PluginでPowerEdgeをリモート管理!
皆様、こんにちは!
ネットワールドのストレージ担当です。
ストレージSEではありますが、仕事上どうしてもサーバーに触れることがあります。
そこで今回はPowerEdgeを効率的に管理する方法をご紹介したいと思います。
PowerEdgeにはiDRAC(integrated Dell Remote Access Controller)という素晴らしい機能がありまして、これはサーバーごとに搭載されています。
サーバーの台数が増えてくると、1台ずつ確認するのは大変です。
そこでおススメの管理ツールが、OpenManage Enterprise(以下OME)です。
OMEにはエディションがあり、基本機能であるOMEだけであればPowerEdgeのiDRAC Basic以上のライセンスがあれば無償で利用可能です!
- OpenManage Enterprise:無償
- OpenManage Enterprise Advanced:有償
- OpenManage Enterprise Advanced +:有償
※その他の機能と連携する場合は別途ライセンスが必要な場合あり。
OMEはvSphere環境等にデプロイすることが可能な仮想アプライアンスです。
必要なリソースは以下の通りです。
vSphere環境へデプロイした直後はSmall構成でした。
今回やろうとしていることは以下の通りです。
- PowerEdge R640のiDRACを4台分登録済みのOMEに、CloudIQプラグインをインストール
- CloudIQでPowerEdgeのどんな情報が確認できるのか
CloudIQというと、よくご存じの方はSCG(旧SRS)が必要なのでは?と考えるかもしれません。
鋭いです。しかし、この構成ではSCGは不要なんです。
OMEにCloudIQプラグインを入れることで、そのままCloudIQが利用可能になります。
今回の概念図を紹介します。
OMEのインストールは長くなるので割愛します。リクエストがあれば今後どこかで紹介したいと思います。
それではCloudIQのプラグインのインストールをしていきます。
場所はOMEの上部メニューの [アプリケーション設定] - [コンソールとプラグイン] に進み、CloudIQをインストールします。
そんなに迷わずにインストールできるため、ここも割愛します。
プラグインをインストール後、OMEのGUI画面でプラグインからCloudIQの概要に進みます。
アクティブ化を行い、Dell TechnologiesサイトでPINの設定とアクセスキーの取得と入力します。
再度OMEのCloudIQプラグイン画面で [CloudIQの起動] をクリックすることで、CloudIQの画面に遷移します。
CloudIQのURLは以下の通りです。
https://cloudiq.dell.com/
CloudIQにログインします。
※CloudIQは日々進化しているため、画面が変わっている場合がありますのでご注意ください。
[監視] - [システム] - [サーバー] を選択することでPowerEdgeが表示されます。
表示されない場合、OMEのバージョンアップを行ったり、少し時間をおいてみてください。
サーバーを選択することで表示される、インベントリー情報の画面がこちらです。
ホスト名、モデル名、サービスタグ、正常性といった情報が確認できます。
インベントリー画面の下部に移動することで、いくつかのメニューがあります。
ハードウェアのタブではコンポーネントごとの情報を表示できます。
ネットワークデバイスを選んだ場合は、カードのモデルやMACアドレスを確認できます。
他にもプロセッサーを選ぶことでCPUのモデルや周波数(MHz)も表示できます。
ファームウェアのタブを確認することで、適用されているファームウェアの情報と、最新バージョンが確認でき、差分がある場合はダウンロードリンクが表示されます。
注意が必要な物はここで確認してアップグレードしましょう。
なお、適用して実際にはファームウェアバージョンが上がっているにも関わらず、CloudIQに情報が反映されない場合はOME側でサーバーのインベントリーの更新と、CloudIQプラグインのデータの同期を行ってください。
画面上部に戻って、今度はパフォーマンスのタブを確認してみましょう。
CPUやメモリをはじめ、様々なハードウェアの情報を確認することができます。
[管理] - [システムアップデート] の画面で [サーバー] を選択すると、登録されているPowerEdgeのアップデート情報が一覧で確認できます。
インベントリー画面下部ファームウェアタブの右上にある [システムアップデートで表示] をクリックしても、この画面に飛ぶことができます。
[レポート] - [自分のレポートの作成/表示] でレポートの作成や表示ができます。
直感的に作れるかと思いますが、コンテンツの追加を行いラインチャートを選択することでサーバーを追加できます。
ここではCPUやメモリの平均使用率、温度などを追加することができます。
実際にコンテンツを追加すると、このような画面になります。
マウスオーバーするとカーソルのある時点の数値を見ることができます。
全台まとめて見られるので非常に便利ですね!
興味本位でスマホ版CloudIQでPowerEdgeが見られるのかと思いましたが、残念ながら現時点では対応していない模様です。
今後に期待しましょう。
今回はOME CloudIQ PluginでPowerEdgeをリモート管理してみましたが、如何でしたでしょうか?
気になったら是非活用してみてくださいね!
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!ByeBye!
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