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2015年12月7日 20:00

Avamar 7.1導入後にレプリケーションに失敗

Avamar 7.1を導入後にcronベースのレプリケーションを実行したところ、以下のようなエラーが発生して失敗しました。

ERROR: avmaint: hfscreatetime: cannot connect to server avamar-target.xxx.com at 10.xxx.xxx.xxx:27000

どのようにすればレプリケーションに成功しますでしょうか。

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116 メッセージ

2015年12月7日 20:00

Avamar 7.1以降を導入された場合、レプリケーションやバックアップで使用される暗号化されていない通信用のPort 27000はデフォルトでブロックされています。特に、cronベースのレプリケーションではデフォルトでPort 27000を使用するため、今回のエラーが発生します。

エラーは暗号化を使用した通信を行うことで解消可能ですが、もしくは27000への接続を許可することでも可能となります。

【暗号化を使用した通信を行う場合の手順】

Avamar 7.0以降、レプリケーションはPolicyベースで実行することが可能で、その場合はデフォルトで暗号化を使用した通信となります。そのため、Policyベースのレプリケーションに切り替えるのも手の1つです。

もしcronベースでレプリケーションをされたい場合は、以下のオプションをソース側のユーティリティノード (もしくはシングルノード) の /usr/local/avamar/etc/repl_cron.cfg に追記して頂くことで、暗号化が可能です。

--avtar=--encrypt:1=ssl

--dstavmgr=--encrypt=ssl

--dstavmaint=--encrypt=ssl

【暗号化を無効にする手順】

1. ターゲット側のユーティリティノード (もしくはシングルノード) にadminユーザでログインし、

   マルチノードの場合:

   su -

   ssh-agent bash

   ssh-add ~admin/.ssh/dpnid

   シングルノードの場合:

   su -

   を実行

2. ls -l /usr/local/avamar/lib/admin/security/

   を実行し、gsan-portというファイルが存在しないことを確認

3. gsan-port ファイルを新規に作成

    vi /usr/local/avamar/lib/admin/security/gsan-port

   内容は以下の1行で保存

   GSAN_PLAIN_TEXT='27000,'

4. gsan-portファイルをデータノードにコピー (マルチノードの場合のみ)

   cd /usr/local/avamar/lib/admin/security

   mapall --user=root copy gsan-port

5. コピー後、ファイルを正しいディレクトリに移動 (マルチノードの場合のみ)

   mapall --user=root mv gsan-port /usr/local/avamar/lib/admin/security/

6. 正常にコピーされていることを確認 (マルチノードの場合のみ)

   mapall --noerror ls -la /usr/local/avamar/lib/admin/security/gsan-port

7. avfirewallを再起動

   マルチノードの場合:

   mapall --noerror --all+ --user=root 'service avfirewall restart'

   シングルノードの場合:

   service avfirewall restart

これにて、cronベースのレプリケーションにおいてPort 27000経由でターゲット側のAvamarに接続することが可能となります。

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