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UnityXT480 NASでの非同期片方向レプリケーションに関して
いつもお世話になっております。
UnityのNASレプリケーションに関してご相談があり、投稿させていただきます。
下記、Unity2台間で片方向レプリケーションを取る前提での質問になります
■ソース-UnityXT480
・OS:600GB 10K x4
・FLASH:1.6TB x5本:RAID6(4+2)
・SAS:1.8TB x18本:RAID6(4+2)
・FastCache:400GB x2
■ターゲット-UnityXT480
・OS:600GB 10K x4
・FLASH:800GB x8本:RAID6(6+2)
・NL-SAS:4TB x8本:RAID6(6+2)
予算の都合上、ターゲットはNL-SASメインでの構成にしたく、上記構成を検討中です。
この場合、ターゲットをソースと同じ構成のUnityを使用する場合と比較して、どのようなデメリット・リスクがありますでしょうか
RPO1時間は厳しく、24時間であれば問題ないだろうといったご助言もありましたら頂けますと幸いです
Uehara Y.
Community Manager
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2022年1月6日 20:00
Hakozumeさん
記載して頂いたような構成におけるレプリケーションにおけるデメリット・リスクなどはないと考えて頂いて結構です。
ホワイトペーパーやKB等にもドライブタイプの違いによるサポート可否に関する情報はありませんし、そもそもソースとターゲットの機器の能力差という意味でいうと、ソース側とターゲット側のUnityのモデルが異なる場合でもレプリケーションはサポートされていることを考えるとドライブの違いなどは全く問題にならないと考えられます。
内部動作から考えてみると、レプリケーションにおけるソースからターゲットの間の書き込みでボトルネックになるところはほぼ間違いなく機器間のIPネットワークです(ローカルレプリケーションだと条件が少し変わる可能性はあります)。
NL-SASを利用していてもLANやFCを介したホストからの大量のIOをさばける能力があるUnityが、IPネットワークを介して遠隔地から送られてくるデータの処理に対してオーバーフローを起こすとは考えにくいです。
また、レプリケーションで送られてくるデータの特徴を考えると、同じドライブのアドレスに書き込まれるデータは最大で1回です。通常のクライアントアクセスでは同じデータ/ファイルの上書きで同じドライブアドレスに何度も異なるデータが書き込まれる場合があり、その処理がオーバーフローを引き起こす原因の一つとなることがありますが、レプリケーションの場合はソース側でターゲット側に送るデータは(スナップショット情報を利用しているために))定まっており、ターゲット側の同じドライブのアドレスに対して複数の新規/上書きデータが送られるということは起こりません。
また、同様の理由からデータの書き込みのランダム性も落ちるために、ターゲット側のUnityの処理が、NL-SASを利用していたとしてもレプリケーションのデータ書き込みのボトルネックになるということは考えにくいです。