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Unity OE5.0 新レプリケーションを試してみた!!
こんにちは、ネットワールドのストレージ担当です。ようやく暑さも落ち着いて秋らしくなってきました。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
食欲の秋・スポーツの秋・読書の秋といろんな秋がありますが、今回ストレージの秋ということで、UnityのOE5.0から機能強化されたファイルレプリケーションにフォーカスしてみたいと思います。
まず、ファイルレプリケーションに追加された機能に関して簡単におさらいをしておきます。これまでレプリケーショントポロジーは、ソース・デスティネーションが1対1の関係性だったのですが、今回、1:Nのファンアウトトポロジー・カスケード トポロジーが追加されています。非常にうれしい機能エンハンスですよね。
※細かい制限事項に関しては、別途ホワイトペーパーをご参照下さい。
今回はファイルサーバー環境において、筐体内レプリケーションを構成し、さらにそのデスティネーションを別の筐体に複製するという形で環境を作ってみたいと思います。以下、今回構成するレプリケーションのイメージ概要となります。
それでは、さっそく環境を作成していきましょう。事前に筐体内レプリケーションを構成しておきます。
次に、筐体内レプリケーションのデスティネーションリソースからレプリケーションセッションの作成を実施します。※ここからが今回追加された機能になります。
これまでは、デスティネーションリソースからのレプリケーションの構成はできませんでしたよね。
レプリケーションの構成に関しては、これまでのファイルレプリケーションの構成手順と全く同様に作成することが可能です。
これでレプリケーションの構成は完了です。1つのリソースに対して、筐体内と筐体外の2つのレプリケーションセッションが構成されていることを確認します。
それぞれのレプリケーションセッションの詳細ステータスを確認します。
レプリケーションタイプが「Mixed」という形で表示されます。
レプリケーションの構成は非常にシンプルに簡単に構成できましたが、本当にファイルが複製されているか気になりますよね!?そんな時に大活躍のProxy NAS Serverを作成して実際にデスティネーションリソースへアクセスして状態を確認してみましょう!!!
簡単ですが、Proxy NAS Serverの構成方法を以下に記載します。
※細かい制限事項・注意事項に関しては、別途ホワイトペーパーをご参照下さい。
◆Proxy NAS Server構成のおおまかな流れ
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1.Proxy NAS Serverを構成するデスティネーション側Unityにログイン
2.Proxy NAS Serverとして利用するNASサーバを作成する
3.NASサーバ作成後、sshでログイン
4.以下のコマンドを実行して、作成したNASサーバをProxy NAS Serverとして指定する
svc_nas -proxy –add < Destination_NAS_Server>
※Proxy_NAS_Server:事前に作成したProxyNAS サーバ名,
※Destination_NAS_Server:アクセスを行いたいDestinationのNASサーバ名
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Proxy NAS Server経由で対象のファイルシステムを参照してみると、しっかりとデータが複製されていることが確認できますね!!素晴らしい!!!
今まで要望の多かったレプリケーションのカスケードトポロジーや1:Nのファンアウトトポロジーがサポートされて、機能が充実してきましたね。今回一部の機能にフォーカスしましたが、今後もUnity/UnityXTシリーズからますます目が離せませんね!!
これからも新機能をじゃんじゃん検証していきたいと思います。それでは、また次回をご期待下さい。
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