[Unity]Replication構成移設時の注意点

皆様
こんにちは、ネットワールドストレージ担当です。

今回は、UnityReplication構成時の移設注意点をご紹介します。

（図１）ただのタイトル画像です…すみません 

メイン系とDR系のUnityを構築する際に一時的にキッティングセンターなどを使用し、
IPセグメントなどが本番と違うケースがあるのではないでしょうか。

その際には大まかには下記のような流れになると思います。

1.仮IPアドレス情報で　Main　⇔　DR　のUnityを構築・設定する。

2.テストデータを格納し、Replicationの動作などを確認する。

3.電源オフして箱詰めし、本番サイトに移動する。

4.本番サイトでDR側のUnityの仮IPアドレスを本番IPアドレスに変更する。

今回お伝えしたい注意ポイントは2のタイミングです！

さて、事前構築も終わって色々と検証し、（場合によってはMainのデータをフル転送までは実施完了して）あとはReplicationを再開して最終同期でカットオーバーだ！

というタイミングでまさかのエラーが発生…

（図２）Replicationが再開できない際のエラーメッセージ

なんてことになるとショックですよね…
WAN越しの転送で時間が…ストレージがないと上位のアプリケーションが…
悲しくなるのでこのあたりでやめときます。

フル同期が必要なければ、まだマシですが、万が一メインサイトのデータをフル同期する必要が
あると大変な追加工数が取られることになります。

セッションだけ一度壊して組み直せば良いのでは？と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実はこの状況になってしまうとセッションを消すのも結構苦労します。
コマンドラインでガリガリと消してあげないと消えないようですね…

セッションを消す＝同期していたデータは使えなくなるという状況になりますので
メインサイト　⇔　災対サイトで再びデータのフル同期をしなくてはなりません…

こういう不幸な事故を防ぐためには、下記の点を必ずご確認下さい。

◆双方のシステムをシャットダウンする前に
"レプリケーションセッションの一時停止"を実施したか。

（図3）レプリケーションセッションの一時停止

また、Replication用IPアドレスの変更は、同期している最中／通信切断状態の時には、
実施できませんのでご注意下さい。

皆様も移設案件の際には、レプリケーションセッションの一時停止に
ご注意頂けますようお願いします。

今回のブログ内容は以上で終わりにしたいと思います。

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