未解決
2 Intern
•
127 メッセージ
0
1491
[VxRail] SmartFabric検証 その2
皆様こんにちは、ネットワールドのストレージ担当です。
前回は、SFSの初期セットアップまで実施いたしました。
今回はSFS構成後の続きになります。すでにTORスイッチのICL(ISL)設定とアップリンクとVxRailの管理VLAN 3939設定はSFS初期構成のタイミングで設定がされていますので、SFSを利用した場合のVxRail Manager側からの初期設定について説明していきます。それでは張り切っていきましょう!
今回の流れとして
・VxRail初期セットアップウィザード中にSFSスイッチを自動検出
・SFSスイッチのREST_USERのパスワード変更
・SFSスイッチに対してVLANとポートのコンフィグの自動設定
・VxRailとして初期セットアップを開始
まずは、
SFS構成の場合も通常のセットアップと同様にVxRail Manager(192.168.10.200)へ接続します。
当然のごとく、License Agreementに同意します。
次の画面では通常時はVxRailのノード検出画面に移るのですが、SFS構成時にはスイッチを検出する画面が現れます。
検出されたスイッチがSFS構成されたスイッチであることを確認したら、「リストされたDell EMC スイッチクラスタを構成します」にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。
SFSスイッチの検出後はスイッチ上のREST_USERのパスワードの変更を実施します。
- SFSは主にREST API経由で行われます。
- REST_USERパスワードは後からも変更可能なので安心してください。
「新しいパスワードの入力」と「パスワードの確認」後に「次へ」をクリックすると、REST_USERのパスワード変更が完了します。
以降は、通常のVxRailと同様の設定値を入力していきます。VxRail4.7.xの初期セットアップウィザードについては、別サイトなどでも多数紹介されていますので、今回はSFSセットアップに特化して説明していきます。
一通り、VxRailの設定値が完了した後に、「Dell EMCスイッチ」という見慣れない画面項目が追加されています。
「スイッチを構成する」をクリックすると、VxRail ManagerからSFSスイッチに対してSFSスイッチのコンフィグが自動で設定されます。
とはいえ、こちらをご覧の皆さんのようなベテランSEにとって、実際のconfigを確認せずにVxRail初期構築には進めませんよね!
そのため、Dell EMCスイッチに実際ログインしてSFS構成後のconfigを確認してみると・・・、
実際に自動的に以下の様にvMotion、vSANのVLANが自動で作成されました!
・vMotion用のVLAN vlan20
・vSAN用のVLAN vlan30
※vlan3939はSFS有効時にデフォルトで指定されるため後から変更はできません。
SFS構成が完了したあとは、きちんと通信ができるかどうかのチェックとして通常のVxRailの「確認と検証」を実施します。
VxRailデプロイの事前検証に問題がないことを確認したら、VxRailの初期セットアップを進めます。
45分ほど経過して、VxRailの初期セットアップが完了したら「完了しました。」と安堵の画面が表示されます!
ちなみに、VxRail4.7以降はvSANライセンスをStandardやAdvanced、Enterpriseなど別途選択して購入しているため、vSANライセンスの適用に関するメッセージが表示されています。そのためvSphere、vSANライセンスは忘れずに60日以内に登録してくださいね。
これでSmartFabricを利用したVxRail初期セットアップが完了しました!
VxRailの構築前にSFSモードへの変更とポートの指定をしておくだけで、VxRail初期ウィザードで構成された設定がスイッチ側にも反映されるため非常に簡単でしたね。
次回は、VxRail構築後のSFSを管理するためのバーチャルアプライアンスの構築とvCenter Plug-inの導入を実施していきたいと思います。
またお会いしましょう。ではでは!
Networld Techのブログ一覧はこちら!
https://www.dell.com/community/ストレージ-Wiki/tkb-p/storage-wiki-jp/label-name/EvalReport