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[VxRail]VxRail 7.0×UPS シャットダウン連携テストしてみた
こんにちは。ネットワールドストレージ担当です。
今回はUPSソリューションズさんとUPS×VxRail 7.0のシャットダウン連携テストを実施しましたのでその結果を共有します。
VxRailを仮想基盤として使用していると、シャットダウンを行うことは少ないと思いますが、シャットダウン手順の確立は必要になりますよね。
シャットダウンの流れを手動で行うと
①ユーザ作成の仮想マシンのシャットダウン
②VxRailのシャットダウンプロセスをGUIから実行
と文字で書くとシンプルですが、実際にやろうとすると
仮想マシンを個々にシャットダウンを行ったり...
システムの停止の順番を考慮してシャットダウンを行う必要があったり...
というように、しっかりと考えながら実行する必要がありますから手間がかかります。
今回の肝はUPSソリューションズさんのシャットダウンボックスです。
この装置はエージェントレスで機器の起動/停止を制御することができ、もちろんUPSとも連携して動作し、仮想マシンの停止順序もコントロール可能になります。
これによりユーザVMのシャットダウンとVxRailのシャットダウンを一回の命令で実行できるので、管理者にかかる負担を大きく減らすことが可能です。
今回は以下構成のVxRailにてテストを実施しました。
Optane搭載のAll Flash!ゴージャスですね。
model | E560F |
VxRail バージョン | 7.0.000-26451670 |
CPU | Xeon Gold 6230 20 Core 2.10GHz×2 |
メモリ | 384GB(32GB×12) |
キャッシュ ディスク | Optane 375GB NVMeドライブ×2 |
データ ディスク | 1.92TB SAS SSD×4 |
稼働している仮想マシンは以下の通りです。
VxRail 7.0なのでPSCはvCenter内部に組み込まれています。
オマケ程度に仮想マシンは1台です。
■管理VM
・vCenter
・VxRail Manager
・Log Insight
■ユーザVM
・windows 2019×1
テストの仕方はシャットダウンボックスからVxRailシャットダウンスクリプトを実行します。
ただそれだけです。
命令を受けたシャットダウンボックスがスクリプトのステップの通り停止処理を実行していきます。
今回はVMwareのKB 70650の手順も含めて実行しています。
各ステップ毎の時間はこの通りです。全体ではだいたい15分という結果でした。
停止時間がどれ位か?というのは聞かれても環境によるため、お茶を濁して終わりにしたくなる話なのですが、この結果が1つの指針として使えるかもしれません。
ほぼI/OがなくWindows VMが1台いるだけという前提には注意が必要ですが、なにも指針がないと戦いづらいですからね。
次は起動です。
起動も同じようにシャットダウンボックスからVxRailの起動スクリプトを実行するだけです。
命令を受けたシャットダウンボックスが各コンポーネントの起動を行います。
スクリプトの実行から起動確認までだいたい21分が今回の結果でした。
私の感覚では早いわけでもなく、遅すぎるわけでもないそんな時間に思いましたがみなさんはどう思いましたでしょうか?
ということで今回はシャットダウンボックスを使用したVxRail 7.0の停止/起動テストのご紹介でした。
いざやろうとすると労力が非常に大きいですし、順番を間違ったことのインパクトも大きくなることがありますので、簡単に安全に確実に実施できるようシステムの起動/停止は自動化をオススメします。
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