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HDD交換手順について
仮想ディスクのRAIDを構成する内の1本のディスクが故障予兆(Non-Critical)を示していたとします。また、そのサーバにはホットスペアが存在するとします。
私はこのような状況において故障予兆ディスクを交換する場合、下記の手順を踏むことが適切であると考えていました。
1. ホットスペア用ディスクのホットスペア設定を解除する
2. ホットスペア用ディスクのホットスペア設定が解除されたことを確認する
3. 交換対象ディスクをオフラインにする
4. 交換対象ディスクがオフラインになったことを確認する
5. ディスク交換を行う
6. 交換したディスクでリビルドが開始されたことを確認する
7. 設定を解除していたホットスペア用ディスクにホットスペア再設定を行う
8. ホットスペア用ディスクにホットスペア設定が施されたことを確認する
9. リビルドの完了を待つ
10. 仮想ディスクが何のエラーもなく健全なステータスに戻っていることを確認して終了
この一連の手順が適切かどうかをサポートにお問い合わせしたところ、認識の通りであると回答を頂きました。しかし一方で、PERC6/i以降からは「ホットスペアの設定解除・再設定」など行わずとも、いきなり交換対象ディスクをオフラインにして交換することで自動的にホットスペア用ディスクがRAID構成に加わることになるが、交換したディスクのリビルドが完了すれば一時的にRAID構成に加わっていたホットスペアは元のロケーションに戻る機能が備わっているとも回答を頂きました。
一体どちらの手順が適切なのか判断がつかなくなり、未だ継続してサポートには問い合わせ中ではありますが、いかが思われますでしょうか?
私は仕事柄、冒頭で記載させて頂いた10個のステップを顧客にご案内させて頂いておりましたが、「ホットスペアの設定解除・再設定」が不要なのであればバカみたいな話ですし、本当に適切な手順を知りたいです。
私はR710/R430/T340を所有していますが、少なくともR710(PERC6/i)でホットスペア設定を解除せずに、いきなりディスク交換を行った際にややこしいことになった記憶があります。
ayas
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2024年6月4日 07:04
Mangoroさん
確かに、PERC5の時代だとCopyBack機能がなかったので、Diskのスロット構成を変えたくない場合はホットスペア設定を解除する必要があったのだと思います。
(そうしないと壊れたDiskのデータがホットスペアにコピーされ、そのホットスペアがそのままDisk Memberとして稼働する。=それまでのDisk物理位置が変わる。)
しかしPERC 6以降ではCopyBack機能(ホットスペアへ壊れたDiskのデータがコピーされる→新しいDiskを挿入→新しいDiskへデータホットスペアから戻る)が入ったので
予兆Disk交換時にホットスペア設定を解除する必要がなくなりました。
参考:perc 5/i returning global hot spare to hot spare after it took over for failed 0:0
Since the PERC 5 does not have this feature the hot spare becomes a permanent member disk and the replacement drive will just sit in a ready state until you assign it to do something.
Dell EMC Knowledge Article 000139631 : PERC上のVirtual Diskにおけるホットスペアメンバー交換(Copy to Spare)手順
PERC6*以降のRAIDコントローラを搭載したPowerEdge、PowerVault製品
←PERC6から有効な機能であることが分かります
交換ハードディスクが検知されると、自動でHDD#0:1:5からHDD#0:1:2へCopy Backが進行します。
完了後、Copy to Share実施前の構成に戻ります。
←故障Disk交換後にデータが同じロケーションに戻る=Copy Back
Mangoro
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2024年6月8日 04:29
@ayas 様
この度は誠にありがとうございました。DELLサポートからも情報を頂き、併せてとてもよく理解することができました。
今後とも宜しくお願い致します。