[Unity] dynamic poolの再構築について

hata21さん

(1)dynamic poolでディスク障害が発生した場合、まずはspare space extentsを利用して再構築(rebuild)が走る認識です。再構築後に障害ディスクの交換を行うと、そのディスクに対してshuffleという再構築が開始される認識なのですが、認識合いますでしょうか。

→Dynamic Pool構成ではHot Spare領域はPool内でspare space extentsとして存在しており、ドライブ故障時はそのデータの再構築（Rebuild）がそのspare space extentsへ行われるので
交換後にCopybackは行われません。交換した新しいDriveがまたspare space extentsとして確保されます。

参考：Dell EMC Knowledge Article 000014913 :  Dell Unity: Understanding Dynamic Pools (Mapped RAID) (Dell Correctable) 

Drive Failure/Rebuild
＊If a drive were to fail before the proactive copy completes, a rebuild operation will occur for the uncompleted copied extents. The failed drive rebuild occurs by rebuilding the degraded RAID extents within the drive partnership group.
＊During the rebuild of a RAID extent, the remaining drive extents within the RAID extent are used to rebuild the missing drive extent to a spare space extent.
＊Once complete, the spare space extent becomes part of the RAID extent and the RAID extent is no longer degraded. As the various RAID extents needing to be rebuilt and spare space extents are spread across many drives within the drive partnership group, many drives are engaged to complete the rebuild operations.

(2)dynamic poolでディスク障害が発生した際にspare space extentsが不足している場合、空きドライブがある場合はそのディスクに対して再構築が開始される認識でおりますが、その場合の動作はRebuildとshuffleのどちらになりますでしょうか。

→Rebuildです。　

参考：unityダイナミックプール利用時のディスク同時障害発生時の挙動について

(3)system driveの場合でも上記と同様の動作をする認識でよろしいでしょうか。

→System DriveはDynamic Poolには含まれません（Not Supported ）になるので同様の動作ではないです。

参考：unityのシステムドライブについて

ayasさん

ご回答ありがとうございます。

追加で以下について確認させてください。

>→Dynamic Pool構成ではHot Spare領域はPool内でspare space extentsとして存在しており、ドライブ故障時はそのデ>ータの再構築（Rebuild）がそのspare space extentsへ行われるので
>交換後にCopybackは行われません。交換した新しいDriveがまたspare space extentsとして確保されます。

上記についてですが、ディスク交換後のcopyback操作は行われないと理解しました。

それとは別でディスク交換後に交換ディスクがdynamic poolに追加され、その際にpool内のリバランス(shuffle?)が動作するような認識なのですが、こちらは相違ありますでしょうか。

以上、よろしくお願いいたします。

@hata21​ さん

ご返信をありがとうございます。

それとは別でディスク交換後に交換ディスクがdynamic poolに追加され、その際にpool内のリバランス(shuffle?)が動作するような認識なのですが、こちらは相違ありますでしょうか。

→Pool内に故障ディスクと同じ、もしくはそれ以上の容量がスペア領域として存在していた場合、そのまま故障ドライブと入れ替わり、交換されたDriveのスペースを
スペアとしてそのまま保持します。そのためリバランスは動作しません。
しかしPool内に故障ドライブをカバーするだけのスペア領域がない場合新しいドライブ交換の後にスペア領域をねん出するためにおっしゃるようにリバランスが行われます。

参考：Dell EMC Knowledge Article 000014913 :  Dell Unity: Understanding Dynamic Pools (Mapped RAID) (Dell Correctable) 

Spare Space Extent
If a free drive exists within the system, and it is the same size or larger and the same drive type as the failed drive, it will be consumed by the dynamic pool to replace the missing spare space extents. Once the failed drive is replaced, it is left free within the system.

If no free drives exist within the system, once the failed drive has been replaced, the new drive becomes consumed by the dynamic pool and the rebalance of spare space extents will occur.

hata21さん

ごめんなさい。Dynamic Poolでの再構築について間違った理解をしていました!

今迄のお知らせには間違ったことが書いてあるのでもう一度やり直しさせてください。

まず、Dynamic Poolでのディスク障害の場合ホットスペア専用ドライブ（HS）が設定されていた場合とない場合では動きが異なります。

ホットスペア（HS）あり
Drive故障→データは設定されたホットスペアにRebuildされる→Drive交換→交換されたDriveがホットスペアになる

ホットスペアなし
Drive故障→データはSpare ExtentsにRebuildされる→Drive交換→交換されたDriveへ退避されたデータがSpare Extentsから書き込まれる。（CopyBack) 

上記をもとに再度回答させてください。

1)dynamic poolでディスク障害が発生した場合、まずはspare space extentsを利用して再構築(rebuild)が走る認識です。再構築後に障害ディスクの交換を行うと、そのディスクに対してshuffleという再構築が開始される認識なのですが、認識合いますでしょうか。

→ディスク交換を行うと、spare space extentsにRebuildされたデータを新しいディスクに書き込むという動作が行われます。

(2)dynamic poolでディスク障害が発生した際にspare space extentsが不足している場合、空きドライブがある場合はそのディスクに対して再構築が開始される認識でおりますが、その場合の動作はRebuildとshuffleのどちらになりますでしょうか。

→空きドライブ（ＨＳ）がある場合は、そちらがspare space extentsより優先されて利用されるために、想定されているような状況にはならないはずなのですが、空きドライブに対して実施されるのはリビルドです。

(3)system driveの場合でも上記と同様の動作をする認識でよろしいでしょうか。
→system driveのOS領域はリビルドされないために異なる動作ですが、ユーザデータ領域に関しては同様の動作をする認識で問題ありません。

参考：
Dell EMC Knowledge Article 000019760 :  Dell EMC Unity: How to safely replace a disk in a Dynamic Pool (User Correctable)

[Unity]ダイナミックプールにおけるスペア領域について