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2014年4月21日 17:00

Ask The Expert(翻訳版+現地リポート): EMC World 2014で何がおきてるのか?

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EMC Support Community Ask the Expertへようこそ!

今年もやってきましたEMC World 2014 インラスベガス。

EMCの最新情報やコミュニティーのメンバーが一同に介し、魅力的な情報があふれています。

さああなたもさっそくその輪に入って情報をシェアしましょう。

Mark Browne が現場での声をできるだけPickUP し皆様にお伝えします。またあなたも疑問があればどんどん

Markにレスしてください。彼が答えられなくても答えを持っている人を探してきます!

さあ、EMC World 2014 の開幕です!

ちなみに今年は現地入りしたEMC GURU達の飛び入りアップデートもあるかも!

お見逃しなく!

期間

ホスト

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Mark Browne ....Senior Program Manager (Technical).

EMCサポートフォーラムで活躍中。Ask the Expert やEMC Elect

などサポートフォーラムで中核となるイベントを手がける。

期間

5月5日から5月8日まで(現地時間予定)

※本ディスカッションは以下Ask The Expertイベント(Ask The Expert: What's happening on EMC World 2014? )の翻訳・要約版です.

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2014年4月25日 00:00

Ja.png

JamieD73 からのお知らせ

EMC World 2014でのセッション、プログラムのチェック、そしておすすめ情報はこのスレッド!

Are you ready for EMC World 2014?  

以下のサイトでセッションをチェックしよう!

EMC World 2014 Sessions   

EMC World 2014 - Agenda

RRR.png

RRR からのコメント 

目を引いたセッションをピックアップしてくと。。。。(後でどうにでも調整できるだろうから取り急ぎ)

月曜日:

EMC Elect hangout

EMC World 2014 - Welcome EMC Proven Professionals!

Area 52

Grand opening solutions arcade

火曜日:

テスト受験

Cisco 16Gb

Global Partner Summit opening

Making continuous operations seamless

Area 52

Knowledge sharing event

ECN member appreciation party

水曜日:

Deep dive into Mcx and VNX adaptive caching

Brocade session on monitoring

Imagine Dragons (while enjoying excellent food https://community.emc.com/docs/DOC-34263)

木曜日:

Global Partner Summit business partner deep dive

合間合間にいろいろ見て回ろうと思ってるけど、これが僕のプランかな。

ああ、新しいEMC World 用のAppが必要だよーー!!!

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Suman Pinnamaneniからのコメント

面白そうなのはこれだなあ。。。

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2014年5月5日 02:00

100名を超える日本からの参加者は、明日からのEMC World開催に備え前日入りしています。

私のフライトはデンバー経由で比較的小さなジェットでラスベガス入りです。

20140504_170145_resized.jpg

一歩空港に入ると早速スロットマシンがお出迎えです!

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2014年5月5日 19:00

   Roberto Araujo

 

こっちはホストMarkのTweet.....

Tweet Mark 1.JPG

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またEMC World 2014 オンデマンドはこちらから!(映像のアップロードにはちょっと時間がかかるかもしれないけど。。)

 http://www.emcworld.com/virtual/index-int.htm

 Markから・・・

もちろん僕からも情報を発信するから見てて!(tweet でもやるよー)

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2014年5月5日 20:00

Roberto Araujo

(ここからは特に気になるtweet をいくつか紹介します)


<EMCii CEO

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<Innovation がEMCの進む道…だからお金の使い道がはこうなんです>

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<Joe TucciがEMC Federationの強さを語ります>

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< Joe がDigital Universe について語る>

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<そして新しいViPR!>

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<ViPRって・・そしてその有効性>

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(教育目的、非営利目的での使用ならフリーViPRダウンロードもあり・・・)


もっとあるよ・・こっちで見てね・・ https://twitter.com/EMCcorp

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2014年5月6日 22:00

   Mark

 

<Pivotal CEO Paul Maritz のスピーチ>

vCHSで業界初のPlatform as a ServiceをInfrastructure as a Serviceで実現!

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Pivotal CEO Paul Maritzのオンステージ!

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クラウド環境を提供する中で何が新しいソフトウェアになるのでしょうか・・・Linux for Cloud ..

Pivotal_2.JPG.jpg

vCHS・・・・ VMware 社のパブリッククラウドサービス.同様のサービスとしてAWSなどがある。

ITaaS ・・・・”IT as a Service” (サービスとしてのIT)

PaaS・・・・ Platform as a Service の略、パースまたはパーズ)とは、インターネットを利用したコンピュータの新しい利用形態の1つ。ソフトウェアを構築および稼動させるための土台となるプ ラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供

IaaS・・・・・ Infrastructure as a Service HaaS / Hardware as a Service

情報システムの稼動に必要な機材や回線などの基盤(インフラ)を、インターネット上のサービスとして遠隔から利用できるようにしたもの。また、そのようなサービスや事業モデル。

3 Apprentice

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2014年5月7日 00:00

初書込みです。

話は少し戻り、ラスベガスへ向かう往路にて、今回はトランジットでロスに4時間滞在。。。

何もしないのも辛いので、ロスの街に初上陸!ハリウッド近くのチャイニーズシアターまでタクシーで移動しました。

蜀咏悄1.jpg

おお、これがあの有名なハリウッド!

ということでさっそく近くのチャイニーズシアターに行きました。そこで悲劇が、、、。

蜀咏悄2.jpg

すごい観光地です。タクシーを降りた刹那!一人のキャプテン・アメリカンが急接近、避けようとしたのですが

いきなり写真をツーショットで撮られて20$を請求され!?その後、CDを手渡されて受け取ると30$を請求

され大男3人に囲まれ、つい払ってしまい。。。

その後は、順調にラスベガスに到着!到着前にひと悶着ありましたが、勉強になった一日でした。

1 Rookie

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399 メッセージ

2014年5月7日 01:00

今回発表のElastic Cloud Storage(ECS)のハードウェア・レポートです。

これがECS!

ECSのロゴが見えています。

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コモディティハードウェアを使っています。(COTSと呼んだりしています)

右にビールの入ったコップが写っていますが、ソリューション展示会場では

初日のグランドオープニングにアルコールや食べ物のサービスがあり、

飲みながら新製品などを見てまわることが出来ます。

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上段がサーバ、下段がディスクエンクロージャー(最大8段)。

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HDDはSATA 6TBで1ラックで最大物理容量2.9PBに。

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背面はこんな感じ。

image5.jpeg.jpg

今回発表したECSは、これまでプロジェクトナイル(Project Nile)というコードネームで呼ばれていました。

ナイル (クラウドストージ)、、、アマゾンより長い!?

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2014年5月7日 03:00

初投稿します☆
今日はEMC Worldのセッション後、EMCさんの主催パーティに参加しました!
なんと!最後にブリトニー・スピアーズが登場!!

前列で見ることができてめっちゃテンションがあがりました!!

日本ではなかなかできない貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございます(^^)

紙吹雪がラスベガスっぽくコインでした☆

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10 メッセージ

2014年5月8日 03:00

今日はEMC Worldに関するインタビュー動画の撮影をしました。

ネットワールド主催(EMCジャパン株式会社協賛)セミナー「EMC iSM」で放映する予定です。

三保さん、Nickさん、Weiさん
EMC Worldでお忙しい中、ご協力頂きありがとうございます!!

皆様のおかげでいい動画がとれました(^^)

Nickさんインタビュー.JPG.jpg

Wayさんインタビュー.JPG.jpg

集合写真.JPG.jpg

EMC iSM2014:EMC iSM 2014 (イーエムシーイズム2014)【株式会社ネットワールド】

30 メッセージ

2014年5月8日 18:00

頑張りましたね!

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2014年5月9日 01:00

EMCフェデレーションのTop3名からほぼ同時に話を聞くことが出来るのは年に1度のEMC Worldのみ!

そしてそれを束ねる(最近は少し控えめな)Joe Tucciの話まで聞くことが出来るなんて!

emcfederation.png

ということで彼ら3+1(スリープラスワンと勝手に呼んでます)の話を一気に聞けば、EMCフェデレーションの方向性がわかるのではないか?と思い頑張って聞いてみました。

まず最初はもちろんこの人、Joe Tucci。

joe.png

その登場前に画面に表示される映像の中で「そうそう!」と思ったのはこれ。

datacity.png

第3のプラットフォームではクラウド、モバイル、ビッグデータ、ソーシャルなどのキーワードが出てくるのですが、これらって絶対に並列に並ぶ項目じゃない!と思っていたので、こんな風にクラウドがその他の項目の媒体になっているという考え方の方がわかりやすいと思いました。

そしてJoe Tucciの話のメインはこの第3のプラットフォームの出現により、IT業界の人々が扱わなくてはいけない複雑化したデータ量が圧倒的に増えるということ。それを乗り切るためには産業自体(Industry)、会社(Company)に加えて個人(Individual)もRedefine(新定義)しなければならないところに来ているが、そのRedefineには何が必要だろうか?という問いに対して彼は

「Software Definedだ」という回答を提示してくれました。

その中で面白いなと思ったのは、AmazonもGoogleもSoftware Definedすることにより成長してきたという認識をしている点。

Amazonは本屋をSoftware Definedし、Googleは新聞などの広告をSoftware Definedしたと。「あぁ、こういう考え方も出来るんだなぁ。この考えは世の中にあるその他まだSoftware Definedされていない物やサービスに当てはめると面白いかもな」なんて思いました。

そして、もしかすると今回一番のメインであるDSSDの買収と、その創設者であり、あのSun Microsystemsの創設者の一人でもあるAndy Bechtolsheimを檀上に上げて、

「どっちの方が新たな事業や産業を創り出す人に見える?」

というかなり微妙なギャグをかまし、その後にSAPのCEOとビデオチャットで話をしておしまい。

andy.png

ちなみにこのAndy BachtolsheimとJoe Tucciの会話の中で「in-memory database」「Hadoop」「SAP HANA」などをやけに強調しているなぁ(その後でSAPのCEOも出てくるし)と思っていたのですが、これがまさにEMCが目指す方向であることがこの後のEMCフェデレーションの3名の話を聞いてなんとなくわかりました。

簡単に言ってしまうとEMCはストレージを売ることから、世の中にアプリケーション(もしくはソリューション)のプラットフォームを提供することに大きく舵を切っているということかと。

「ソリューション売り」という言葉は10年以上前からあったことを考えると、実際に今までこの方向性を打ち出した会社はたくさんあったと思うのですが、実際にここまできちんとした準備と戦略を持ってソリューションプラットフォーム提供に踏み切った会社はないかもしれません。。。

そしてEMCフェデレーションの中で最初の登壇はEMCII(Information Infrastructure)のDavid Goulden。

goulden.png

最初にRedefineとXtreamIOというオールフラッシュストレージのメリットについて話した後に、核心部と思われるViPR2.0の話へ。

昨年はViPRの発表によりSoftware Defined Storage時代の到来を高らかにアナウンスしたのですが、今回の話は「扱うことが出来るストレージの種類が増えましたよ」ということくらいで、OpenStack対応も話としては大きいですがホリエモン的(死語)に言うと「想定内」。

vipr2.0.png

そしてなぜかまたHadoopに関する話となり「EMC Is Committed To Leading In HDFS」などと言って、低速でエクサバイトレベルの大容量ストレージが必要な「クラウドスケール」ではコモディティ化したストレージ等をViPRで統合して利用、それよりもパフォーマンスは必要だが容量は少なくペタバイトクラスでもいい「データセンタースケール」ではIsilonを、そして超高速でテラバイトクラスの容量を扱う必要がある「ラックススケール」では今回買収を発表したDSSDを利用するというスライドが出てきました。

leadingHDFS.png

「あれ?今までのEMCの旗艦製品と言ってもいいVMAXとかVNXは?」

と思いながら話を聞いていると。。。

やっとVNXの文字が!

と思ったらプロジェクトリバティなどと言われてレイヤが一つ上がった!

vnx.png

「なんだなんだ」と思いながら見ていると、その隣にvOneFSとしてIsilonも乗っかり、更にData Domainがデータプロテクション、VPLEXがモビリティ、Avamarがバックアップ、Recover Pointがレプリケーションとして並ぶ。。

vipr-stack.png

David Goldenはさらりと言っているが、これはかなり驚き。。。

「Software Defined Storageってディスクのプール化だけじゃなくてEMCIIが持っている全て、今まで提供してきたスナップとかクローンとかディザスタリカバリーの技術とかも含まれるのか!」

どちらかというとこれはSoftware Defined 「Storage」ではなくSoftware Defined 「EMCII」と言った方が近そう。

でもなぜこんな風にレイヤを増やしていくのか?レイヤが増えると複雑性が増してしまうのではないか?

などと考えている時に出て来たのがこの絵。

emcvmware-stack.png

またあっさりと話をしていたのですが、この絵もすごいと思う。

まず、EMCIIから外(vmware等)へのインタフェースを統一している点がすごい。Software Definedというからにはソフトウェア的に管理・運用が出来るようになる必要があるはずだが、そのためのインタフェース(API)をVASA/VVOLに統一することが明確に述べられている。そしてvmwareと通常のストレージとしてAPIを介してアクセスするパターンとViPRを介してアクセスする2パターンの矢印が。。。

vmwareのVirtual SANとある意味競合するSoftware Defined Storageとしての機能提供(左り下矢印のパターン)に比べ、ViPR Controllerを介したSoftware Defined EMCIIとしての機能提供(真ん中上矢印のパターン)を行えるのであれば、利用者により多くのメリットを提供することが可能となりそう。そしてそのメリットは、ViPRが提供するAPIを介してアクセスが出来れば誰でも享受できる!

そしてここで以前から噂されていた(EMC World 2014のポスターにもこっそりと名前が入っている)プロジェクトナイルの話が登場。

その正体はECS(Elastic Cloud Storage)。

ECS.png

中見はなんとViPRによりSoftware Definedされたストレージを持ったストレージアプライアンス!これ1台入れるだけで、すぐにオンプレミスな(AWS的な)クラウドが作成できてしまうらしい。

そしてECSをオンプレミスで利用しても他のオフプレミスなクラウドプロバイダを利用するよりも安い!(よく見ないとわからないのですが、ECSだけフロア代、電気代、運用第が金額に入っています)

cost.png

「AWS借りたいけどオフプレミスだとセキュリティの観点から会社が許してくれない!」なんて悩んでいるエンジニアを抱えている会社が多そうな日本では特に魅力的かも!しかもViPRが入っているので容量の増加も簡単に出来そうです。

正直言ってこの基調講演はかなり驚きでした。EMCは今までのメインの商品であったストレージをプライベート(オンプレミス)とパブリック(オフプレミス)なクラウドの基盤として利用し、(通常の)ユーザーにはViPRを介して扱い易いインタフェース(のみ)を提供することにしたという理解・・・は間違えているでしょうか。

あと結構見落としにくいのですが、以前であればブロックアクセスとよく比較されていたファイルアクセスについては今回一言も言及されずに、「ブロック、HDFS、オブジェクト」の3つに集約されて話が進んでいるのも、結構今後のトレンドを表しているのかもしれない!などとも思ったのでした。

何にしても次のEMCフェデレーションのTOP、vmwareのPat Gelsingerの話にも期待が持てます!

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2014年5月9日 05:00

ここはBLUE SKY LAB、ブルーを基調とした幻想的なエリアです。


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中には「かまくら」のような小屋が複数あり、ミーティングスペースとして利用できます。


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日本チームも、USのエンジニアや製品マーケの担当者と個別ミーティングをしました。

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少人数での、通訳のない英語のセッションですが大変好評でした。


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2014年5月12日 09:00

EMC SEのトップであるChadから日本へメッセージです!

会場で超多忙なChadに30秒のビデオをお願いしたところ、

2分半の情熱メッセージとなりました。

Video Link : 7781

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2014年5月12日 17:00

もう終わってしまったEMC World 2014ですが、いつもながらにかなりパワフルでした。

入口からもうEMCの世界が全開。

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参加者はやっぱりみんなラフな格好ですねぇ。

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メインの基調講演は、講演というよりもライブか?!

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ってーか踊ってるし。。。

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基調講演以外にもところどころに情報が!

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お腹がすいたら食べ放題エリア(勝手に命名)へレッツゴー(死語)!

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そしていつもだったら輝いて見えるEMCの機器たちがこの日ばかりは石ころのように見える(かも)。。

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と、輝いていたあの日々ももう過去のものになってしまったのですね。また来年を楽しみにしています!

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2014年5月12日 19:00

EMCフェデレーションTopとして2番目に登場したのはvmwareのPat Gelsinger。

PatGelsinger.png

まず、一時は一世を風靡したDECのCEOが「コンピュータなんておもちゃだ」と発言した9年後に、DECはその「おもちゃ」会社であるコンパックに買収されたことに触れ、世の中では大きな変化が常に起きていること、それに従って常に対応/変化をしていく必要があることを話し、その後にvmwareが行っている仮想化の基本的な話やDavid Gouldenの基調講演のReviewのような内容として

「vmwareのハイパーバイザーがSoftware Definedされたストレージ(Virtual SAN)を使う時代が来ている」

という話に。

その中で「Software Definedされたストレージの中でシンプルなものはvmwareのテクノロジを利用し、ストレージの複雑な機能を包括的に、強力に使いたい場合にはEMCのテクノロジを利用する」という言い方をしていましたが、これもDavid Gouldenの基調講演で出てきたEMCIIとvmwareの間の矢印の位置の違い、Software Defined StorageとSoftware Defined EMCIIの違いを異なる言葉で再度言っているようにも思えます。

そしてここまで聞いていて思ったこと。

「vmwareからそれほど新しい発表はなさそうだな」

実際にここからはVirtualized Network(Software Defined Networkと言ってもいいだろうが)のNSXのメリットを語り、実用に耐えらえるものが出来ていることを強調したり(日本企業の名前、NTTとか日立とかトヨタが出てきたのは結構嬉しい)と少しだけ宣伝チックな内容とも取れる話が続いたのですが、目玉的な発表がない分vmware全体が担っている戦略的な話を聞けたのは面白かったです。

その中でも一番良かったのは今までなんだかよくわからなかったハイブリッドクラウドの理解がなんとなくできたこと。

プライベート(オンプレミス)とパブリック(オフプレミス)のクラウドの良いとこ取りをすることがハイブリッドクラウド、といわれているのはなんとなく知っていましたが、実をいうと具体的な姿が思い浮かばなかった。。。

singing.png

その理解のきっかけとなったのが、Pat Gelsingerが歌った「ホテル・カリフォルニア」(さすがPat Gel"singer"!といいたいところですが、お世辞にも、、、いや、ノーコメントです)。

何故該当部分を歌わないのだろう?とも思いましたが(長く歌いたくなかったのかも)、その歌詞の中で「(ホテルを)チェックアウトすることは出来るが、立ち去ることは絶対にできない」という部分があるらしい。

そしてこのような状態、クラウドの世界でいうと解約はできるが、パブリッククラウドプロバイダー独自のAPIなどを利用したりしているせいで、利用していたパブリッククラウドを解約してもその資産を持って次に移行することが絶対に出来ないホテル・カリフォルニア現象、別の言い方をするとロックイン現象が起きるということを説明する。

ただしコストや開発の俊敏性(Agility)などを考えるとパブリッククラウドの需要は必ずあり、しかしながら一度パブリッククラウドを使うとホテル・カリフォルニア(ロックイン)されてしまい、将来的なスケーラビリティに影響が出てくることも考えられる。

更に社内のビジネスを考えてみると、ITインフラに求められるパフォーマンスや、自社が提供しているサービス個々に設定することもありえるサービスレベル、それにコンプライアンスの問題などパブリッククラウドとは親和性が低く、プライベートクラウドに親和性が高いものもある。

このような現状なので、

「今世界中の会社がプライベートとパブリックの間でゆれていて、ハイブリッドクラウドが回答になると考えているが、ホテル・カリフォルニア問題がもたらす(可能性のある)将来的なフレキシビリティ/スケーラビリティの欠落がどのようにしてハイブリッドクラウドを利用するべきなのかの判断を難しいものにしている。」

hybrid-cloud.png

らしいが、その問題を解決するサービスが存在するらしい。それが何かというと。。

「vCloud Hybrid Service(vCHS)である!」

というのがPat Gelsingerの、というかvmwareからのメインメッセージ。何故ならばvCHSはオンプレミスで利用しているvSphereの環境を、そのままオフプレミス(パブリッククラウド)に持っていくことが出来るから。

vSphere 5.5_7.JPG.jpg

「あー、なるほど!これが以前からEMCが言っているプライベートとパブリックのクラウドに橋を渡してハイブリッドクラウドを実現するということなのか!」

と、(かなり遅いかもしれませんが)やっと理解をしました。

要するにプライベートとパブリッククラウドのインタフェースを合わせることにより、プライベートとパブリックのリソースを行ったり来たりすることができると。

そして、これにうまみを出せるインタフェースとはオフプレミスで大きな実績を持っているvmwareなのだ!というのがvmware、というかEMCフェデレーションからのメッセージのようです。

ちなみにこの考え方にSoftware Defined Storage/EMCIIの実現を組み合わせると、アプリケーションはパブリッククラウドで実現しながら、重要なデータ、例えば顧客情報なんかはオフプレミスなストレージにすべて入れて、更にはそのデータをオフプレミスなストレージ間だけでデザスタリカバリしとくとかいうことも出来そうです。

ただ、一言聞きたい。。。これはEMC内部の人間としては聞きにくいことなのだけれども、ホテルカリフォルニア問題、パブリッククラウドプロバイダーによるロックイン問題を解決し、このオンプレミス、オフプレミスをvmwareのインタフェースで美しくブリッジし、その両方を行き来出来るハイブリッドクラウドの実現は、vmwareのロックインにならないのだろうか?

vmwareにはそのその批判を受けないくらい良い製品をつくっていってもらいたいところです。

EMCIIがSoftware Definedとして見せるインタフェースは一般的なものにするはずなので、他の競合会社がよりよいものを作り上げる可能性も十分にあると思うので。

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