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norumotto
14 メッセージ
2
5569
2014年11月9日 21:00
PortのFillwordとは何でしょうか?
キーワードのみで伝わりづらく、申し訳ございません。
レスポンス(1)
hkurosak
1 Rookie
•
63 メッセージ
5
2014年11月10日 00:00
こんにちわ。
fillWordの質問をされているということは、Brocadeの300、5100、5300、DCX-S、DCX-4Sのいずれかを使用されているのでしょうか。
fillWordは、データフレームとデータフレームの間に送るOrderedSetのことで4GbのスピードまではIDLEが使われてきました。すごく大雑把にいうと、データフレームとデータフレームの間や送るデータが無いときに埋める最小サイズのフレームのことです。8Gbの策定をする際に、よりビットエラーレートを低く出来るとして、IDLEに代わってARBffが採用されました。それに合わせて、イニシャライズ時に用いられるIDLEもARBffに変更されました。
Brocade製品で8Gbサポートの製品では、portCfgFillwordで各種設定が可能です。
portcfgfillword --helpを実行すると以下の説明が表示されます。
admin> portcfgfillword --help
Usage: portCfgFillWord [SlotNumber/]PortNumber Mode [Passive]
Mode: 0/-idle-idle - IDLE in Link Init, IDLE as fill word (default)
1/-arbff-arbff - ARBFF in Link Init, ARBFF as fill word
2/-idle-arbff - IDLE in Link Init, ARBFF as fill word (SW)
3/-aa-then-ia - If ARBFF/ARBFF failed, then do IDLE/ARBFF
Passive: 0/1
admin>
0: 4Gbの時と同じように、イニシャライズ時もデータフレーム間もIDLEを使用。
1. 全て、ARBffを使用。
2: イニシャライズ時はIDLEを使い、データフレーム間ではARBffを使用。
3. イニシャライズ時はARBffを送るがうまくいかない場合はIDLEに変更。データフレーム間はARBffを使用。
8Gbの機器を接続する場合は、基本的には"1"でもよいのですが一部対応していない機器も存在するため、はっきりしない場合は"3"が無難です。
にも関わらず、なぜかデフォルト値は"0"(IDLEを利用)です。
現在の設定は、portCfgShowで確認できます。(この機器に現在の設定は"3")
Ports of Slot 7 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
----------------------+---+---+---+---+-----+---+---+---+-----+---+---+---+-----+---+---+---
Speed AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN
Fill Word(On Active) 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
Fill Word(Current) 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
AL_PA Offset 13 .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. ..
Trunk Port ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON
Long Distance .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. ..
...(以降略)...
と、ここまで説明しましたがご使用のモデルが6510や6520、DCX-8510等の16Gb対応の製品ではこのような
設定は存在せず、イニシャライズ時もデータフレーム間ともARBffを使用します。
最後にMDSの場合です。MDSで8Gbや16GbをサポートするポートモジュールではARBffがデフォルトになっていますので、通常は変更する必要はありません。変更するには、 switchport fill-patternのコマンドを使って変更します。
以上さらっとですが、Brocadeのスイッチを使用されていてのご質問であろうと想像して書かせていただきました。
晩秋らしいこの頃ですが、ご自愛くださいませ。
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hkurosak
1 Rookie
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5
2014年11月10日 00:00
こんにちわ。
fillWordの質問をされているということは、Brocadeの300、5100、5300、DCX-S、DCX-4Sのいずれかを使用されているのでしょうか。
fillWordは、データフレームとデータフレームの間に送るOrderedSetのことで4GbのスピードまではIDLEが使われてきました。すごく大雑把にいうと、データフレームとデータフレームの間や送るデータが無いときに埋める最小サイズのフレームのことです。8Gbの策定をする際に、よりビットエラーレートを低く出来るとして、IDLEに代わってARBffが採用されました。それに合わせて、イニシャライズ時に用いられるIDLEもARBffに変更されました。
Brocade製品で8Gbサポートの製品では、portCfgFillwordで各種設定が可能です。
portcfgfillword --helpを実行すると以下の説明が表示されます。
admin> portcfgfillword --help
Usage: portCfgFillWord [SlotNumber/]PortNumber Mode [Passive]
Mode: 0/-idle-idle - IDLE in Link Init, IDLE as fill word (default)
1/-arbff-arbff - ARBFF in Link Init, ARBFF as fill word
2/-idle-arbff - IDLE in Link Init, ARBFF as fill word (SW)
3/-aa-then-ia - If ARBFF/ARBFF failed, then do IDLE/ARBFF
Passive: 0/1
admin>
0: 4Gbの時と同じように、イニシャライズ時もデータフレーム間もIDLEを使用。
1. 全て、ARBffを使用。
2: イニシャライズ時はIDLEを使い、データフレーム間ではARBffを使用。
3. イニシャライズ時はARBffを送るがうまくいかない場合はIDLEに変更。データフレーム間はARBffを使用。
8Gbの機器を接続する場合は、基本的には"1"でもよいのですが一部対応していない機器も存在するため、はっきりしない場合は"3"が無難です。
にも関わらず、なぜかデフォルト値は"0"(IDLEを利用)です。
現在の設定は、portCfgShowで確認できます。(この機器に現在の設定は"3")
Ports of Slot 7 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
----------------------+---+---+---+---+-----+---+---+---+-----+---+---+---+-----+---+---+---
Speed AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN AN
Fill Word(On Active) 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
Fill Word(Current) 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
AL_PA Offset 13 .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. ..
Trunk Port ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON ON
Long Distance .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. ..
...(以降略)...
と、ここまで説明しましたがご使用のモデルが6510や6520、DCX-8510等の16Gb対応の製品ではこのような
設定は存在せず、イニシャライズ時もデータフレーム間ともARBffを使用します。
最後にMDSの場合です。MDSで8Gbや16GbをサポートするポートモジュールではARBffがデフォルトになっていますので、通常は変更する必要はありません。変更するには、 switchport fill-patternのコマンドを使って変更します。
以上さらっとですが、Brocadeのスイッチを使用されていてのご質問であろうと想像して書かせていただきました。
晩秋らしいこの頃ですが、ご自愛くださいませ。