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VNXの用語について
こんにちは。VNX5300を使っており、来年早々に入れ替えを計画しています。
総務畑で仕事をしているため、専門的なことはよくわからず、
Unisphareで日々チェックして異常な時だけ対応してきましたが、
いざ入れ替えの課題となると、ある程度構成の把握が必要になり、マニュアルを探しています。
WEBで拾ったマニュアルをみていますが、
DPE、DAE、DMEがそれぞれどのような役割を果たしているのが気になりました。
直観で、あぁ、なんか機能分散してるんだ、くらいにしか思っているのも不安で、
肝心の定義、役割を理解してません。
この状態でVendorさんと商談を進めるのはちと危険かと思い、製品のことをある程度理解したいと
考えています。
マニュアルには用語の説明はなく、知っている前提で書かれているので初心者には読解が難しいです。
よさそうなサイト、ブログ、資料などあるとご紹介くださると幸いです。
よろしくお願いいたします。
*マニュアル中に VNX用語についてはVNX用語集を参照ください と記載されてますが、
巻末にあるでもなく、リンクも貼っておらず、検索してもマッチするものが出ないので
少々焦りを覚えております。
Uehara Y.
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2020年9月14日 18:00
はい。それぞれのコンポーネントに役割分担をして、リソース(CPU、メモリ等)も各コンポーネントに割り当てて協業させてパフォーマンスを出していました。
それに加え、歴史的な話をすると、Block部分(SPE、DPE)とFile部分(DM)が元々は別の会社で、両方ともEMCが買収したために、物理的にコンポーネントが分かれていたという事実もあったりします。
それがUnityの時代になって、CPUパワーなども上がり、一つの筐体の中でBlockとFileの両方を動かしてもパフォーマンスなどに特に問題がなくなってきたために、最近では同等の能力を持った製品の筐体サイズが徐々に小さくなってきています。
(今後ともよろしくお願いいたします。)
Uehara Y.
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2020年9月13日 23:00
yepeslkさん
お気持ちよくわかります・・・私も最初EMCに転職して来たたときに、「なに言ってるか全くわからん」状態でしたので。。
DPE、DAE、DMEの説明については、以前「エキスパートに聞こう!ストレージの原則と技術」の中で書いたものを以下にコピペしておきます。これらの中でまだご不明な点がありましたら、追加書き込み等でお知らせください。
ちなみにVNX5300はDPEは必ずあり、ドライブを増設していたらDAEもあります、その上でファイルサーバ(CIFS、NFS)などとして使用している場合にはDMEもあるはずです(SPEは絶対にありません)。
----(ここから)----
「ストレージの原則と技術」のP.187にDAEという言葉がさらっと書いてありますが、個人的には「こんなにあっさり書いていいのか?!」と思ってしまったりします。なんせこの言葉を理解するまでに自分はなんと2年位かかってしまったので。
EMC製品のVNXなどを利用しているとよく出てくる言葉にDAE、SPE、DPE、DMEがあります。
EMCに入った当時は、「皆が超高速で話しているこのあまりにも似すぎている言葉は一体何?」状態だったのですが、特に調べもせずになんとなく自分の中で放置していました。そうしたらちゃんと理解できるまで前述の通り2年もの月日が。。
実際には2年もかけるほど難しいことではないので、ここにまとめておきます。
まず最初に、全てはEで終わります。これは「筐体」を意味する「Enclosure(エンクロージャ)」のEで、まぁ簡単に言うと「箱」です。全てのコンポーネントは箱(筐体)に入っているので○○E(nclosure)と最後にEが付くわけです。
そして最初の2文字は以下の意味を持っています。
①DA ・・・ Disk Array(ディスクアレイ)
②SP ・・・ Storage Processor(ストレージプロセッサ)
③DP ・・・ Disk Processor(ディスクプロセッサ)
④DM ・・・ Data Mover(データムーバ)
①のDAはディスクアレイなので、その箱の中には基本的にディスクだけが詰め込まれています。ディスクだけなのでもちろん単体では動作しません。
②のSPはストレージプロセッサなので、その箱の中には基本的にストレージプロセッサだけが詰め込まれています。こいつもディスクがないので単体では動作しません。
③のDPは①と②の合わせ技です。一つの箱の中にディスクとストレージプロセッサの両方が入っています。そのためにこれは単体でも動きます。
④のDMはNASヘッドであるData Moverというコンポーネントが入った箱です。NASの機能を利用可能なVNX_FileとVNX_UnifiedやCelerraにのみ利用されます(VNX_Block、CLARiXには利用されません)。
この中で共存しない組み合わせが一つだけあるのですが、どの組み合わせであるかわかるでしょうか。
答は②と③です。理由は○○Eを採用しているVNXやVNXe、CLARiX、CelerraなどはSP(ストレージプロセッサ)はAとBの2つしか持たないからです。もしも②と③の組み合わせを持ったVNXが存在していたら幻の(?)SP-CとSP-Dが登場してしまいます。
また、②のSPEも見ることは少ないかもしれません。これはかなり高級な機器、VNXを例にするとVNX5700、VNX7500、VNX8000にしか採用されていません。それ以外のVNXは全て③の、ディスクとストレージプロセッサが同じ筐体に入っているDPEを採用しています。
構成の基本的な考え方について、またVNXを例に挙げると、まずVNXにはストレージプロセッサが必要なので、②SPEもしくは③DPEが一つ存在し、②のSPEを利用している場合には別途ディスクが必要なので①のDAE(ディスクアレイエンクロージャ)が必ず存在しています。
そして更なるディスクが必要になってきたら、①のDAEが追加される。
また、ファイルサーバー(NAS)としても利用されている場合には④のDMEも存在している。
といったところでしょうか。
まぁこれくらい理解しておけば、あとはマシンガンのように○○E、○○E!と言われてもなんとか追いつけると思います。
例1)VNX5400
例2)VNX8000
----(ここまで)----
よさそうなサイト、ブログ、資料などは一つにまとまっているところは正直ない気がします。Dell Techオンラインサポートサイトがその役割を持っているのですが、正直最初は敷居が高いです。。
そのために、必要な情報が出てきた際には、それをGoogle検索して頂き、特にめぼしい情報がない場合には本コミュニティに再度ご質問を書き込んで頂けると幸いです。
(前述のDPE、DAEの話などもまとまって書かれている初心者向けの資料が見つからなかったので自分でコミュニティに書いたという側面もあります)
VNX用語集は、残念ながら日本語版はなく、英語版でVNX Glossaryという名前で以下サイトから入手することが可能です(Dell Techオンラインサポートサイトへのログインが必要です)。
https://dell.to/2FjzZdX
色々と調べている中で焦りを覚えたら、また是非本コミュニティに書き込んでみてください:)
yepeslk
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2020年9月14日 01:00
Uehara.Y様
詳しいご説明まことにありがとうございます。
パフォーマンスを最大限にあげつるために最適な役割分担をしているように
思いました(でいいですか??)
また、このコミュニティがDellEMC製品に関して最も充実した知恵袋のようですね
*英語のサイトは充実してそうな感じです。
この先英語は死活問題ですね。
余談ですが、Unityへ切り替えを近日予定してます。
が、その1年後にADの所属ドメインが変わってしまうので(しかも信頼関係なし)
少々うろたえています。
そんな状況ですので、ADがらみのことでもいろいろお世話になるかもしれません。
今後ともよろしくお願いいたします。