機器移設について

DELL-EMC製品の移設についてのお問合せで良くあるご質問をまとめました。

• 機器の設置場所を変更します。新しい設置場所でもサポートは受けられるのでしょうか？

A.　保守契約の約款　に　下記の記述がございます。

指定ハードウェアの設置場所又は構成の変更 お客様は、EMCに対して30日前までに書面で通知を行った場合に限り、EMCによるサポートサービスの対象である契約対象製品の設置場所又は構成を変更することができます。新しい設置場所が異なる国にある場合、その移動は、EMCの事前の書面による承認を条件とします。お客様は、EMC以外の者による指定ハードウェアの構成変更又は移動について、直ちにEMCに通知するものとします。EMCは、その時点で最新のタイム・アンド・マテリアル・サービスの条件、規定及び料金で、影響を受けた指定ハードウェアの構成変更もしくは設置場所の変更を調査及び評価することができます。指定ハードウェアの構成変更もしくは設置場所の変更に関する追加料金は、当該料金が発生する場合、かかる変更が発生した日から適用されます

従って、移設される30日前に下記情報をDELL-EMCのサポート担当者（不明な場合はコールセンター宛）に連絡（メールでも可）をしていただく必要がございます。

現状設置先のお客様番号（Party ID)、該当機器 S/N、 新・旧　設置場所住所（日本語・英語）、担当連絡先（Online Account情報）、会社名、移設日、その他

新しい設置場所の住所によって、DELL-EMCがサポート提供が可能な範囲外（営業拠点からの100km圏外）の場合はサポートレベルの維持ができない場合がございますのでご了承願います。※別途書面による承諾書を頂く事になります。

新規設置場所に問題がなければ、新規設置場所住所用のお客様番号(Party ID）を担当部署より発行し後ご案内します。新規設置場所稼働日に該当機器情報が新しいお客様番号配下に移動する様に手配いたします。

※Online Supportのアカウントの紐づけも併せて行い、Online Supportにて正しい設置場所にData Base上も移動している事をご確認ください。

• 全ての機器を自分で移設をする事は可能でしょうか？

A.  Customer Installableとされているシステムに関しては可能です。しかしながら、移設作業が原因である事が明確な場合はサポートの範囲外となりますので、その場合サポートを受けるには別途T&Mでの対応となります。

また、移設先で電源On時にHardware障害があった場合でも、パーツの配送や対応応答時間は契約されているサポートオプションレベルに応じたレスポンスとなります。但し新規設置場所の情報を事前に頂いていた場合に限ります。

• 新規設置先でシステムの立ち上げをし終わった後に、機器の正常性を確認してもらいたいのですが、DELL-EMCに問い合わせをしたら対応していただけるのでしょうか。

A.　システムのヘルスチェックをご要望の場合は、お客様自身で各製品のオペレーションマニュアルを参考の上確認頂くか、DELL-EMCのサポートにご要望の場合は別途T&Mにて有償作業として承っています。

また、ESRSのリモート接続ステータスについては、Online SupportのMy Service 360で確認する事が可能ですので、ご利用ください。

• 新規設置場所での注意事項があれあ教えてください

A.  機器の設置諸元に記載されております通り、前後のメンテナンススペースや設置場所環境（温度）にご注意ください。
国外への移設の場合は保守契約担当にも併せて問い合わせが必要となります。

上述の通り100km圏外となる場所かどうかによって、対応可能なサポートレベルが下がる場合がございます。

元々リモートサポート環境があるシステムで新規設置場所に移したタイミングでリモート接続環境が無くなる場合や変更がある場合は別途お客様接続評価フォームの提出をお願いします。