デル、スケーラブルで高密度な第 13 世代Dell PowerEdge R830提供開始

2016 年 6 月 28日
デル株式会社

デル、スケーラブルで高密度な第 13 世代Dell PowerEdge R830提供開始

 ~高い柔軟性とパフォーマンスの2U 4ソケットサーバ~

デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:平手智行、以下、デル)は、大規模サーバ環境を構築する企業のお客様が、遠隔地や支社におけるソリューションの要件に対応する第 13 世代となるPowerEdge 4ソケットサーバ・ポートフォリオのパフォーマンスと機能をアップデートしたことを発表しました。今回PowerEdgeサーバとして新たに提供開始される「Dell PowerEdge R830」とアップデートされた「Dell PowerEdge R930」は、ビッグデータとリアルタイム・アナリティクスのパフォーマンス、高密度な仮想化環境を最適化するよう設計されており、「Future-Ready Enterprise(将来を見据えたエンタープライズ)」を志向するお客様の需要の柔軟性およびスケーラビリティ、管理性を実現します。

新しい Dell PowerEdge R830」で柔軟性とスケーラビリティを向上

「PowerEdge R830」はデータベース・アプリケーション、スケールアウト仮想化、そしてVDI環境向けに設計された4ソケットのラックサーバです。2Uラックサーバのフォーム・ファクターで、これを標準としているメインストリームおよびミッドマーケットのお客様に適しています。Dell PowerEdge 4ソケット サーバ・ポートフォリオは、Intel® Xeon®プロセッサE5-4600 v4製品ファミリを特長とする「PowerEdge R830」が今回新たに追加されたことにより、当社の最も包括的なシリーズとなっています。

Dell PowerEdge R830」の主な特長:

  • スケールアウト仮想化環境およびVDI環境の双方に対し、スケーラビリティ、柔軟性、密度が最適な組み合わせ
  • 4プロセッサと最大48 DIMMメモリまで搭載可能
  • ラック・フォーム・ファクターに標準化された計算またはトランザクション用途のMicrosoft SQLあるいはOracleデータベースを実行するお客様に、コンピュート、メモリ、そして全体の優れたコスト・バランスを提供

Intel® Xeon®プロセッサE5ファミリのこの4ソケットの拡張は、インフラストラクチャの拡張性やハードウェアで強化されたセキュリティ環境において、お客様が事業の拡大に必要なオプションと高い柔軟性を提供します。

Dell PowerEdge R930を活用してワークロードを最適化し、より速く成果を上げる

Intel® Run SureテクノロジーのようなIntel® Xeon®プロセッサE7-8800 v4ファミリのパワーと、優れたハードウェアの拡張機能が備わった「Dell PowerEdge R930」サーバは、お客様がデータベースを酷使するアプリケーションをより速く導入し、簡易にスケールアップを行い、そしてインフラストラクチャやミッションクリティルカルなワークロード・デリバリーの管理をサポートします。

Dell PowerEdge R930」の主な特長および利点:

  • 業界をリードするインメモリ・データベースのパフォーマンス: Intel® Xeon® E7-8890  v4プロセッサを搭載した「Dell PowerEdge R930」は、下記3つのワールドレコード・ベンチマークを達成:
    • SAP HANA®プラットフォーム、SAP BW Advanced Mixed Load(BW-AML)、20億レコードを用いた標準ベンチマークでワールドレコードの数値を達成。この新記録は、以前の4ソケットのワールドレコード(E7v3プロセッサを搭載した「Dell PowerEdge R930」で達成)を24.77%上回る*1
    • SAP HANA®プラットフォーム、SAP BW Advanced Mixed Load(BW-AML)、40億レコードを用いた標準ベンチマークでワールドレコードの数値を達成。この新記録は、以前の4ソケットのワールドレコード(E7v3プロセッサを搭載した「Dell PowerEdge R930」で達成)を23.06%上回る*2
    • SAP Sales and Distribution(SD)Standard Application Benchmarkでワールドレコードの数値を達成。この新記録は、以前の4ソケットのワールドレコード(E7v3プロセッサを搭載した「Dell PowerEdge R930」で達成)を33.09%上回る*3
    • 最適化されたデータベースのパフォーマンス: PowerEdge R930」、Dell Compellent SC9000 All Flash Array、MS SQL Server 2016データ・ウェアハウジング、そしてEmulexの最新ファイバ・チャネル16G Gen 6の組み合わせで、従来のEmulex 8G Gen 5ファイバ・チャネル・ソリューションをストレージ・スループットで99.4%、IOP速度で44%上回る

 Dell PowerEdgeのモジュール型4ソケットサーバ

デルの4ソケットサーバのポートフォリオは、データセンターの密度およびスケーラビリティ、管理容易性、柔軟性といったお客様のニーズに応じてプラットフォームを選択できるように考慮されています。PowerEdge R830とR930のラックサーバに加えて、Intel® Xeon®プロセッサE5-4600 v4ファミリを装備したPowerEdge FC830とPowerEdge M830ブレードサーバを投入することでPowerEdge FX2およびPowerEdge M1000eコンバージド・プラットフォームを刷新しました。

PowerEdge FC830は、企業組織がモジュール化されたITリソースのビルディング・ブロックを活用して、迅速にワークロード全体を構成できるようにするPowerEdge FXアーキテクチャのフルワイドの4ソケット・コンピューティング・ノードです。このコンバージド・プラットフォームは、業界のどのソリューションと比べても2倍の4ソケット密度を擁するため、Oracle RACあるいは高密度の4ソケット環境に適しています。

PowerEdge M830ブレードサーバは、膨大な量の計算をこなす最大化されたデータセンター統合を実現する、フルハイトの4ソケット・ブレードサーバです。

■ 提供開始日

R830/M830/FC830:6月21日

・R930:6月8日

■ 最小構成価格:オープン価格

■ 製品関連サイト:

・R830: http://www.dell.com/jp/business/p/poweredge-r830/pd

・M830: http://www.dell.com/jp/business/p/poweredge-m830/pd

・FC830(FX2サイト内): http://www.dell.com/jp/business/p/poweredge-fx/pd

・R930: http://www.dell.com/jp/business/p/poweredge-r930/pd

■ 注釈

*1 E7v4プロセッサ搭載の「Dell PowerEdge R930」に対する20億初期レコードを使ったSAP BW-AMLベンチマークの結果: 29,557拡張クエリ・ナビゲーション・ステップ。SAP認定番号は、本プレスリリース発行時点では不明ですが、以下のウェブページで確認できます:  www.sap.com/benchmark

*2 E7v4プロセッサ搭載の「Dell PowerEdge R930」に対する40億初期レコードを使ったSAP BW-AMLベンチマークの結果: 18,440拡張クエリ・ナビゲーション・ステップ。SAP認定番号は、本プレスリリース発行時点では不明ですが、以下のウェブページで確認できます: www.sap.com/benchmark

*3 E7v4プロセッサ搭載の「Dell PowerEdge R930」に対するSAP SD SAPSベンチマークの結果: 226,294 SAPS。SAP認定番号は、本プレスリリース発行時点では不明ですが、以下のウェブページで確認できます: www.sap.com/benchmark

■DELL ロゴは、米国 Dell Inc. の商標または登録商標です。

■その他の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

■記載内容は、2016 年 6月 28日時点のものです。

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