デル、急速に進化する脅威からお客様を守るため、 エンドツーエンドのセキュリティ製品を拡大

 2015年10月21日

デル株式会社

デル、急速に進化する脅威からお客様を守るため、
エンドツーエンドのセキュリティ製品を拡大

  • セキュリティソリューションのイノベーションと統合を継続し、業界をリードするエンドツーエンドのセキュリティ機能を
    提供
  • 独創的なマルウェアブロック機能、サンドボックス機能、データ保護機能、マルチファクタ認証によりお客様を守る新製品

2015年10月20日にDell World 2015で発表されたグローバルプレスリリースの抄訳版です。

20151020日(米国現地時間) テキサス州オースティン、DELL WORLD – デルは、進化する脅威からの保護とビジネスにおける俊敏性の強化を通じて包括的なエンタープライズセキュリティ戦略の実行を支援する、新たな一連のセキュリティソリューションを発表しました。

新しいセキュリティソリューションポートフォリオには、高度で執拗な攻撃(APT)に対する検知と阻止機能、マルチファクタ認証によるクラウドアプリのユーザーセキュリティ拡張機能、データセキュリティソリューションスイート「Dell Data Protection(DDP)」の強化、Dell Next-Generation Firewalls(NGFW)全体の管理およびポリシー統合、スイッチおよびワイヤレスアクセスポイント、新しいアプリケーションセキュリティサービスなどが含まれています。デルは、これらの新ソリューションを通じて、お客様が直面するあらゆるセキュリティ課題に対応可能な幅広いソリューションを提供する取り組みを強化します。

デルが先ごろ発表した「Global Technology Adoption Index(GTAI 2015)」によると、企業は戦略的にセキュリティ投資を行う姿勢を強めており、セキュリティを通じて新たなことを実現したり、競争優位性を得たりしています。GTAIでは、世界各地のIT部門や企業の意思決定者が主要テクノロジーをどのように受け入れ、計画し、活用しているのかが調査され、北米と西欧諸国でセキュリティに対するアプローチがより戦略的になってきていることが明らかになりました。セキュリティを通じて新たなことを実現し、競争優位性を得ていると回答した企業は、北米では2014年の25パーセントから2015年には35パーセントに、西欧諸国では2014年の26パーセントから2015年には30パーセントに上昇しています。

デルは、セキュリティソリューションに関して、シンプルさ、効率、コンプライアンスを基本としており、サイロ化したITセキュリティを連携させ、組織内のインサイトと制御の共有を可能にするモジュール型の統合ソリューションにするというアプローチを採用しています。これによってセキュリティがいっそうシンプルになり、企業による規則とポリシーの管理が可能になるとともに、エンドユーザーによる順守も容易になります。デルは本日発表されたDell Securityポートフォリオの新しい機能と強化された機能により、この公約を実現しました。

 

ネットワークセキュリティ

デルは、APTのリスクの高まりからお客様を守るため、Dell Worldで「Dell SonicWALL APT Protection Serviceの技術プレビューを行う予定です。ファイアウォールと電子メールセキュリティの両方のソリューションで利用できるこの新サービスは、あらゆるサイズのファイルをスキャンし、悪意を持つ可能性のある未知のファイルを判断できるまで保持します。このソリューションは、システムエミュレーションと仮想化の手法を採用した重層的サンドボックス技術を基盤として構築され、競合するシングルエンジンソリューションよりも多くの脅威を検知します。また、500K超のコネクテッドNGFWからリアルタイム分析を行うデルのクラウドフォレンジックプラットフォームである「SonicWALL GRID」を活用しています。これにより、レスポンスタイムの短縮、セキュリティ効率の向上、総所有コスト(TCO)削減などのメリットが得られます。

ネットワークセキュリティの追加機能は以下のとおりです。

  • Dell SonicWALL」ファイアウォールインターフェイスによる「Dell Networking Xシリーズ」スイッチの新しい統合管理
    ネットワークセキュリティ、スイッチング、ワイヤレス、WANアクセラレーションのすべてについて、単一画面からセキュリティポリシーを管理・強化することができます。これにより、複雑さが軽減され、経営効率が向上し、最終的には複数ユニット構成のネットワークセキュリティが改善されます。
  • Dell SonicWALL Email SecurityCyrenのアンチウイルスシグネチャを追加し、効率性を向上
    Dell Hosted Email SecurityならびにEmail Securityアプライアンスおよびソフトウェア8.2に、DELL SonicWALL GRID AV、McAfee AV、Kaspersky AV、Cyren AVをはじめとするベストインクラスの重層的AV保護機能を追加しました。

IDおよびアクセス管理

新しいDell One Identity Cloud Access Manager 8.1は、社内およびクラウドベースのあらゆるWebアプリケーションへのセキュアなアクセスを確保し、セキュリティポリシーおよびセキュリティ制御を実施し、ユーザーの生産性を改善します。また、サービスとしてのディフェンダー(Defender as a Serviceを通じたSaaSベースのマルチファクタ認証も追加されました。

デルはさらに、セキュリティ分析エンジンにCAMを追加し、より多くのソースから情報を集めることで、状況に応じたリアルタイムの決定やポリシー実施により、状況に合わせたセキュリティを実現します。

データセキュリティソリューション

最近は、データをロケーション間で行き来させたいというビジネスニーズがかつてないほど高まっています。Dell Security Solutionsは、転送先にかかわらずあらゆるデータを保護する3つの新しいソリューションを「Dell Data Protection(DDP)」ポートフォリオに追加することを発表しています。

  • Dell Data Protection | Cloud Edition 2.0DDP | CE 2.0)」は、端末から主要なパブリッククラウドプラットフォームまで行き来するデータを暗号化し、エンタープライズクラスのポリシー管理を可能にします。さらに、DDP | CE 2.0には、BoxやDropboxに加え、Google DriveとMicrosoft OneDrive for Businessの最新バージョンが含まれています。企業はDDP | CE 2.0によって暗号化キーの管理を継続し、コンプライアンスを容易にするとともに、従業員間のシームレスな連携を促すことができます。
  • 従来型セキュリティインフラで構成されたデータセンターから離れた外部のリモートサーバに保存される情報が増えたことで、センシティブなデータへのリスクが増大しています。Dell Data Protection | Server Encryptionは、国や地方自治体のオフィス、小売店、法律事務所など、クライアントの機密データを扱う支店やリモートオフィスで使用されるWindowsサーバに包括的なソフトウェア暗号化を提供します。企業の脆弱なサーバに置かれたデータは保護され、管理やコンプライアンスの報告も容易になります。
  • Dell Data Protection | Endpoint Recoveryソリューションは、データロスを最小化し、迅速かつ容易にリカバリできるノートパソコン、デスクトップ、そしてタブレットのシンプルで継続的なバックアップを提供します。

Dell SecureWorks

Dell SecureWorksは先ごろ、Amazon Web Services(AWS)に資産を置くお客様向けに、新しいオンデマンドのEmergency Cyber Incident Response(ECIR)機能の提供を開始することを発表しました。この新機能は、AWS上のプロダクションワークロードを採用する企業の増加や、動的かつ俊敏なクラウド運用環境に最適化されたオンデマンドのインシデント対応ソリューションを求める声に応えて提供されるものです。Dell SecureWorksのEmergency Cyber Incident Responseは、AWSと協力して設計・調整されており、AWSクラウド上の資産に影響を及ぼすサイバーインシデントの調査に役立ちます。クラウドインフラであってもインシデント対応とデジタルフォレンジックという基本は変わりませんが、クラウドインフラの場合は、効果的かつ効率的な封じ込め、軽減、データ収集、分析などのプロセスの修正をクラウド内で行わなければなりません。そのため、Dell SecureWorksはそうした手法を体系化し、効率的でスケーラブルなサイバーインシデント対応調査ができるようにしました。

デル・サービス

デル・サービスは、企業がミッションクリティカルなアプリケーションに関連した脆弱性を特定および評価し、予防措置を講じられるようにするツール「Dell AEGIS」の提供を開始します。AEGISは、業種にかかわらず、重要な情報資産をパブリッククラウドおよびプライベートクラウド、ネットワーク、ホストおよびアプリケーションの全般で保護できるエンドツーエンドのセキュリティサービスのポートフォリオをまとめたマネージドセキュリティサービスに追加されます。デル・サービスのセキュリティ専門家がお客様側のITスタッフと連携し、セキュリティの分析、デバイスおよびテクノロジー構成、アラート管理、年中無休のモニタリングを提供します。

提供情報

  • 「Dell One Identity Cloud Access Manager 8.1」は、10月28日より全世界で提供開始予定です。
  • 「Dell SonicWALL Email Security」は、現在全世界で利用可能です。
  • Dell SecureWorksのクライアントがAmazon Web Services(AWS)への資産実装をオンデマンドで実施できるEmergency Cyber Incident Response(ECIR)機能は、現在、北米、中南米、アジア太平洋地域および日本、オーストラリア、ニュージーランドで利用可能です。
  • 「Dell Data Protection | Cloud Edition 2.0」「Dell Data Protection | Server Encryption」「Dell Data Protection | Endpoint Recovery」は、本日より米国および一部の国で利用可能です。
  • Xシリーズのスイッチ、TZシリーズのUTMファイアウォール、SonicPointシリーズのワイヤレスアクセスポイント、WAN Accelerationシリーズ、GMSの統合ソリューションは、2016年より提供開始予定です。

引用コメント

デルセキュリティ、バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー、カーティス・ハッチソン(Curtis Hutcheson

「企業の資産への攻撃やハッキングは依然として日常的に起きており、その手口はますます巧妙になっています。お客様にとって、現在だけでなく将来的にも資産を守る、確実なセキュリティ戦略が欠かせません。今回の新しいソリューションは、次世代ファイアウォール、ユーザーセキュリティ、ユーザーアクセス、エンドポイント管理の統合スイートを通じて、お客様のアプリケーション、データ、顧客、従業員に優れた防御を提供します。」

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