2014年5月22日
デル株式会社
デル、エンドポイントシステム管理アプライアンス「Dell KACE K1000」の最新バージョン
により「モノのインターネット(Internet of Things)」のセキュアな管理を支援
デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:郡 信一郎 以下デル)は、最新のDell KACE K1000システム管理アプライアンスを発表しました。「モノのインターネット(Internet of Things:IoT)」が普及する時代においてに、大量のデバイスやセンサなどからなるIT環境におけるセキュアな管理を支援します。「Dell KACE K1000 v6.0」は、企業のITインフラ全体の可視性を向上させる新機能によって、IoTの対応機能を向上させ、エンドポイントのセキュリティを強化するための基盤を整備することができます。
米国のIT調査会社IDCによると、IoTによる2020年までの「モノ」への接続数は約2,120億個になる見通しであり、今年1年だけでもスマートコネクテッドデバイス(PC、タブレット、スマートフォンなど)の出荷は全世界で17億台を超えると予想されています。1職場におけるエンドポイントやデバイスの数が増えるにつれ、IT部門では管理上の様々な相互依存性の課題に取り組む必要性が高まっています。
Dell Softwareでは、企業ネットワークにつながる様々な「モノ」を調査し、エンドポイントのセキュリティの現状を把握するため、今年初めに世界の700名近くの専門家を対象としたDimensional Researchによる調査を実施しました。2
主な調査結果は以下の通りです。
- 回答者の48%が、ネットワーク上に従来型とは異なるエンドポイントが利用されていると回答しています。一方、63%の回答者は、今後3年間で新型のエンドポイントがネットワークに接続されるようになると考えています。
- 回答者の58%が、今後10年間で2倍以上のエンドポイントの管理が必要になると予測しています。
- 回答者の93%が、新型のデバイスなどのサポートを懸念しています。
- IoTにおける懸念事項として、新型デバイスの管理のためのセキュリティや可視性、社内における専門知識が上位に挙げられています。
- 回答者の35%が、すでに知らないデバイスやアプリケーションがネットワークに接続されていることを認識しています。
- 回答者の39%は、現在使用しているツールが、今後管理対象となりえるプラットフォームの種類の増加に十分に対応できるか自信を持てずにいます。
モノのインターネットを保護する「Dell KACE K1000 v6.0」
最新の「Dell KACE K1000」は、全てのエンドポイントのシステムやデバイスにおけるIT資産の検出やインベントリ、管理やレポート作成をウェブベースの統合コンソールで一元管理することができます。「Dell KACE」を利用すれば、デバイスやOSプラットフォームの増加に合わせてシームレスに拡張する包括的なシステム管理に頼ることができます。インフラ全体にわたって優れた可視性が得られるため、管理を過度に複雑化せずに、別のツールやポイントソリューションを購入したりすることもなく、ITのセキュリティを向上させることができます。
最新の「Dell KACE K1000」の機能は以下の通りです。
- 従来のエージェントによるきめ細かい管理に加えて、今回のバージョンから提供されるエージェントレス型テクノロジによって、機器に直接ソフトウェアをインストールせずに、接続された全てのデバイスや拡張プリンタ、電源やストレージ、ネットワークスイッチやルータ、ファイアウォールなどの可視化が可能になります。
- クロスプラットフォームの幅広いインベントリサポートによって、最新のMac OS XやLinux、UNIXの複数のシステムを管理できます。
- ソフトウェアブラックリストを作成することにより、既知のマルウェアや有害なフリーウェア、セキュリティ脅威や脆弱性を持つことで知られる好ましくないプログラムの実行を防ぐことができます。
カスタマイズ可能なビューや検索機能、利便性の高い最新のユーザインターフェイスに加えて、トレーニング期間の短縮、タスク実行の高速化、全体管理効率の向上を目的としたオーダーメイドのダッシュボードとホームビューを使用することで、IT管理がいっそう簡素化されます。
コメント
Dell Software、エンドポイントシステム管理、ジェネラル・マネージャ、デービッド・クローバ(David Kloba)
「IT部門は、IoTが普及することによって、通信や交信を必要とする全てのデバイスに対する構成や管理、更新や保護を迅速に行う必要があります。最新の「Dell KACE K1000」は、ITインフラ全体にわたる優れた可視性が提供し、企業のIoTをサポートします。また、セキュリティリスクを軽減できるよう強化された機能の提供によって、エンドポイントを統合し、システム管理において常に変化する要求に柔軟に対応します。」
価格および提供情報
- 「Dell KACE K1000 v6.0」は、物理型や仮想型、またはホスト型のアプライアンスです。物理型または仮想型のアプライアンスで管理ノード数が100の場合、価格は1,085,000円(税抜、配送料別)です。「Dell KACE K1000」の既存のお客様は、追加コスト不要で最新版にアップグレードすることができます。「Dell KACE K1000」は、デルから直接、およびデル公認のチャネルパートナーの広範なネットワークを通じて販売されています。
各調査に関する詳細
- IDC Brief「Rethinking IT Asset Management in the Age of the Internet of Things」
- Dimensional Research「The Internet of Things: A Survey of IT Professionals」
調査について
- 2014年1月、ネットワーク接続されたデバイスの管理とセキュリティに関するオンライン調査への参加招待状を世界中のIT専門家にEメールで送付。
- 合計684名が調査に協力しました。IT幹部やマネージャ、最先端のIT専門家など、様々な業種や企業、ステークホルダーが参加。
1. IDC「Rethinking IT Asset Management in the Age of the Internet of Things」、ロバート・ヤング(Robert Young)、2014年3月
2. Dimensional Research「The Internet of Things: A Survey of IT Professionals」、2014年3月
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■記載内容は、2014年5月22日時点のものです。