SAP S/4HANAへの移行
請求や出荷など、Gerolsteinerが行っているビジネスプロセスや運用プロセスの大部分は、SAP HANAデータベース上のSAP ERP(ECC)で実行されていました。ここ数年はDell Technologies PowerEdgeサーバー、ネットワーク、ストレージ、バックアップなどのDell Technologiesハードウェアのほか、VMwareとDell OptiPlexクライアントも使用していました。
Gerolsteinerでは、ニアリアルタイム分析やリアルタイム分析のサポートなど、SAPの強力な新機能を利用するために、今後1~2年かけてSAP ERPからSAP S/4HANAに移行する予定でした。また、SAPがSAP ERPを含むSAP Business Suite 7アプリケーションの保守を終了する時期に備えて、十分に準備しておく必要もありました。
Gerolsteinerが使用するIntenseのエッジアプリケーションはSAPクラウド上で実行されています。ただ、SAP S/4HANAでは高いハードウェア性能が必要とされることに加え、IoTで大量のデータが発生するためにデータセンター内のプロセス、ストレージ、およびネットワークを最新にする必要ありました。これらを実現するため、GerolsteinerはDell Technologiesにそのソリューションを依頼しました。
GerolsteinerのCIOであるJeremy Brazill氏は、次のように述べています。「Dell Technologiesは当社のSAPトランスフォーメーション戦略において大きな役割を果たしています。当社では、インフラを最新の状態に保つために、インフラの一部を毎年アップグレードしています。これは当社戦略の次のステージである、SAP S/4HANAを実行するハードウェアとしてDell TechnologiesがSAPから認定されているという点が重要でした。これにより当社は最大限のパフォーマンスと互換性を確保することができました。」
Dell ProSupportミッションクリティカルも、Gerolsteinerでの意思決定に大きく影響を及ぼしました。Brazill氏は、次のように述べています。「サービスが卓越しています。当社の施設は主に地方にありますが、24時間365日サポートで4時間以内に対応頂けるため、安心感が得られます」